Microsoftは10月1日 (米国時間)、ハイパーバイザ型サーバ仮想化ソフト「Microsoft Hyper-V Server 2008」の無償提供を開始した。動作環境には、Intel VT / AMD-V対応の64ビットCPUが搭載されたハードウェアと、親パーティション用としてWindows Server 2008のライセンスが必要。

Hyper-V Server 2008は、Windows Server 2008のサーバ仮想化機能「Hyper-V」の派生版。ハードウェア上で直接稼働する「ハイパーバイザ型 (Type 1)」の仮想化サーバソフトであり、複数のOSを1台の物理マシン上で稼働させることができる。今回のリリースにあわせ、同社仮想化製品の導入支援を目的とした各種サービスやトレーニング、認定プログラムの運用を開始することも発表された。

Microsoftは同日、「Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008」の正式版を10月末までにリリースすることも発表した。仮想マシンのデプロイを支援し、統合管理するための機能を提供するこのユーティリティは、現在正式リリースに向けβテストが実施されている。