LSIは、HDD向けSoCコンポーネントとして、反復デコーディング・リード・チャンネル「LSI TrueStore RC8900」を発表した。同製品は、従来品比50%増となる最高4.0GHzのデータ転送速度を実現しており、65nmプロセスによって製造される。

性能は、前世代品比で20%以上向上しており、6Gbps SASおよびSATA、さらに4.25G Fibre Channel(FC-PI-2)プロトコル互換性を提供する。

また、出力ジッタを低減して、ホスト側にノイズの少ないきれいな信号を提供することが可能。さらに、自動最適化イコライゼーション機能によりレシーバ性能が強化され、ノイズの多いデータも誤差なく復元することができる。このほか、ファームウェア制御可能なシグナル・アナライザを含むテスト機能も備えており、HDDメーカーは高価な試験装置を用いなくても信号の観測、デバッグ、クリーンアップを行うことができ、デバッギングの簡素化も可能になるという。