ソフトブレーンの子会社であるソフトブレーン・サービスは18日、人材育成型のSFA(Sales Force Automation:営業支援システム)「e営業マン育成マネージャー」を発売した。価格はシステム設定が45万円、月額利用料金が1ユーザー1ライセンスあたり3,250円。

新製品は営業人材育成のための専用ソフトウェアであり、日常的に使用する手帳や営業日報の代わりに利用することで、営業担当者に必要とされるスキルが身に付くよう設計しているという。

本来は営業マネージャーなどの上司が担うべき営業担当者の育成、教育、指導を同ソフトが代行し、業務負荷の削減および優秀な営業担当者の育成が可能になるとしている。

営業担当者のスキル管理機能として、各営業担当者のロールプレイング実施状況や達成度を管理可能。また、各営業担当者のスキル取得状況と売上との連動性を可視化でき、スキルの実効性を確認できる。各営業担当者のスキル達成度を示す「星取表」を格納でき、これによりスキルが低い部分を把握してロールプレイングによる集中的な強化が可能。さらに星取表に基づき、スキルが低い領域は一人では担当できなくするなど実行業務を制限できる。

営業スキルと売上の連動可視化画面

営業プロセス支援機能では、業務プロセスを管理するツールWBS(Work Breakdown Structure)を搭載し、営業担当者が理想的な営業プロセスを実行できるように支援する。営業ノウハウをソフトウェアに設定することで営業マニュアル化でき、携帯電話からも参照できるため、営業ノウハウの情報共有がしやすい特長を持つ。

顧客へのヒアリング不足があった場合や商談の2日前までに事前準備が完了していない場合は、メールでアラートを通知する。またヒアリングシートを出力でき、営業担当者による聞き漏らしを抑制できる。

成功事例の情報共有機能として、日々の営業報告を書くことで営業の成功事例を自動的にデータベース化する機能も備える。