自動車における電子システムの国内標準化団体であるJasParは、新たに「Bluetoothコンフォーマンスワーキンググループ」を発足すると発表した。同ワーキンググループでは、自動車機器(車載機器)に搭載するBluetoothの規格や相互接続性の認定・認証の評価基準となる要件定義、規格づくりに取り組んでいく。

同ワーキンググループでは、次のような活動を行う。

  • Bluetooth を搭載した機器の車載要件を明確にする
  • 相互接続互換性確保のためのコンフォーマンス規程を策定する
  • これらの規定について、精度向上のための実装から評価、対策方法までを立案する
  • Bluetoothに関連する標準化団体(Bluetooth SIG、CCAP、MCPCなど)への仕様(活動成果)の提案
  • そのほか、Bluetoothコンフォーマンス(規格適合)分野全般で共通化すべき事項の検討など

具体的には、Bluetoothの車載(自動車への搭載)要件の定義書や、コンフォーマンス規格書などを発行する予定。車載要件定義書については、JasPar会員には今年(2008年)末に、一般には来年6月に公開する見込み。また、コンフォーマンス規格書は、JasPar会員には来年3月に、一般には来年9月に公開するという。

また、JasParでは同ワーキンググループに参加する会員を募集している。参加にあたっては、Bluetooth SIGのAssociate以上のメンバー資格などが必要。