沖電気工業(OKI)は、顔検出機能を備えたLSIを設計するためのハードウェアIP「顔画像処理ハードウェアIP」を発売した。ゲート数は約30万で、デジタルカメラや携帯電話向けのLSIで利用できる。

本製品の処理速度は、30fps(ただし入力画像がQVGAの場合)。同社では、顔画像処理用ミドルウェア(ソフトウェアによる顔検出機能)「FSE」を提供しており、デジタルカメラの顔検出オートフォーカス機能などで採用されている。この機能をハードウェア化することで、プロセッサでの処理を軽減できる。

同社では、プロセッサの処理能力の制約から「FSE」を搭載できなかったローエンドのデジタルカメラやカメラ付き携帯電話などでの利用も見込んでいる。今後2年間で2,000万ライセンスの販売を目指す。