Texas Instruments(TI)は3日、Assisted GPS(A-GPS)、Bluetooth 2.1およびFMの送受信機能を組み合わせた1チップソリューション「NaviLink 6.0」を発表した。2009年下半期までに市場投入することを計画している。
A-GPS、Bluetooth 2.1、FMの送受信機能を搭載する「NaviLink 6.0」 |
同ソリューションは同社の65nmテクノロジー「DRP」に基づき構築されており、同社の高集積1チップGPSデバイスの第3世代に位置づけられる。また、同社のBluetoothデバイス「BlueLink 7.0」およびモバイルWi-Fiデバイス「WiLink 6.0」に組み込まれているBluetoothおよびFMコアを活用しており、基板面積を最大40%縮小するほか、従来の同社ソリューションと比較して、電力消費量を最大で50%削減する。
さらに、GPSシステムが開始位置を特定するまでに必要とするTTFF(GPS初期位置算出時間)精度を、従来の同社ソリューションと比較して最大80%短縮する、独自のアルゴリズムが搭載されている。また、内蔵される"位置最適化"ソフトウェアはナビゲーション用センサもサポートしており、都市中心部や森の中など衛星信号の弱い場所でも位置精度を高めることが可能だ。