ルネサス テクノロジは25日、中国・北京の半導体後工程工場「Renesas Semiconductor(Beijing)」にマイコン生産能力拡大を目的として新棟を建設すると発表した。投資額は約40億円。

新棟は2008年度中の竣工および稼働を予定している。生産面積は従来の1万8,000平方メートルから約60%増となる2万9,000平方メートルへと拡張され、生産能力はマイコン、ミクスドシグナルなどを合わせて現在の月産5,000万個から2012年度には月産1億個まで引き上げる計画。

なお、ルネサスは、中国の半導体後工程工場としてRenesas Semiconductor(Beijing)のほか、蘇州にRenesas Semiconductor(Suzhou)を有しており、両工場の現在の生産能力は月産で7,000万個となっている。新棟稼動後となる2012年度には、これが月産1億4,000万個へと引き上げられる予定だ。