W3C, Web Services Addressing Working Groupは5日(フランス時間)、同ワーキンググループの策定作業が完了したことを発表した。同グループの作業によって「Web Services Addressing 1.0 - Core」「Web Services Addressing 1.0 - SOAP Binding」「Web Services Addressing 1.0 - Metadata」の3つがW3C Recommendationとして公開されたほか、「SOAP 1.1 Request Optional Response HTTP Binding」がW3C Working Group Noteとして公開された。Web Services AddressingはWebサービスやメッセージに対してトランスポート方法に左右されないアドレス付けメカニズムを提供するための規約。

CoreとSOAP Bindingは2006年5月9日(フランス時間)に、HTTP Bindingは2006年3月21日(フランス時間)にすでに公開されており、2007年9月4日(フランス時間)にMetadataがW3C Recommendationとして公開されたことで、同グループの策定作業が完了した。MetadataはWSDLを使って記載されたWeb Services Addressingにおいてアブストラクトプロパティを定義する方法や、エンドポイントリファレンスにおいてWSDLメタデータを定義する方法、WebサービスにおいてWS-Addressingのサポートを示すためにどのようにWS-Policyを使うかなどを規定している。