日本の歌手や映画も登場

日本は韓国にとって地理的にもっとも近い国の1つであり、多くの情報や文化が入り込んできている。そのため、さまざまな意味で関心を寄せている人が多く、時には日本に関するキーワードも飛び出した。

末尾音節が「え」に関するランキングでは、2位に「安室奈美恵(あむろなみえ)」がランクインしていた。安室奈美恵といえば、韓国でコンサートを開いたこともあるほど韓国で固定ファンが多い歌手。「カルティエ」や「クロエ」といったブランドを抑えるほど、知名度も高いのだ。

さらに3位には、これもまた日本のアニメーションである「ひぐらしのなく頃に」が登場している。韓国語で「に」の役割を果たす助詞は「え」と発音するのだ。「ひぐらしのなく頃に」には、熱烈なファンが集まって「ひぐらし」話に花を咲かせるファンサイトも存在するなど、韓国でも大きな人気を得ている。

また、「アロエ」や「ナムヤンアロエ」もランクインしているのは、昨今の健康ブームを反映しているためといえるだろう。

「~男」のランキングでは、3位に「電車男」がランクインした。電車男は韓国でも翻訳本が出版されたほか、映画も上映されたことがあるので、知名度は高い方だ。

それに加え電車男の起源がインターネットであるということも多くの人が知るところであり、インターネットに関心の高い韓国でも注目を集める要因の1つとなっている。

「え」に関するランキング。日本関連のものが2つもライクインした。とくに「ひぐらしのなく頃に」のように、公式に入ってきていないものはインターネットが情報収集の命綱といえる

3位に「電車男」が堂々ランクインした「~男」ランキング。韓国語では「男」を「ナム」と発音するので、「~ナム」ランキングといっても良いだろう

「末尾音節 キーワードランキング」を実際に利用してみると、登場するキーワードの大部分が短文形式なので、ランキングを見た瞬間に、何について探しているのか具体性があるという点、たまにユニークな末尾表現が登場し見ているだけで楽しい点などが、従来よりも良い点であると感じられた。

現時点のキーワードランキングは、1日に6~7種類程度しか出てこないのだが、人気が上がればもっと種類が増えるかもしれない。このランキングが今後さらに発展して、検索の利便性や楽しさがさらに高まることに期待したい。