高級腕時計の中には、製造本数や販売地域、販売時期が限られている「レアな」時計がたびたび登場します。本連載では、数々の腕時計を見てきたプロフェッショナルが厳選する、レアな腕時計を写真とともにお届けします。
今回は、多くのアンティークウォッチを取り扱うシェルマン銀座店の藤原亮介さんに「パテック・フィリップ Ref.1463 PG」を紹介してもらいました。
パテック・フィリップ Ref.1463 PG(5,200万円)※
レア度:★★★★★「実物をみられたらご利益があるかも?! レベル」
どんな腕時計?
海外では、イタリア語で“丸いプッシュボタン”を意味する「タスティトンディ」の愛称で知られる「Ref.1463」。現在価格が高騰している腕時計の一つで、マテリアルにピンクゴールドが使われるモデルはことさら希少価値が高く、5,000万円を超える値が付くことも珍しくありません。
厚みのあるスクリューバックの裏蓋、丸型で溝の入った表面仕上げの防水プッシュボタンなど、パテック・フィリップ初の防水機能を有するクロノグラフとしても知られます。文字盤外周のメモリには速度が計測できるタキメーターを配しています。
スタッフに聞いた、この腕時計がレアな理由
プッシュボタンは多少使用感がありますが、ケースコンディション自体は当時のエッジやヘアラインがそのまま残るなど良好です。個人的な感覚では、かつてはイエローゴールドのモデルであればそこそこ見かけるレベルでした。
しかし値段が高騰して以降は、“何年に1本お目にかかる”というモデルに。ピンクゴールドの「Ref.1463」だとレア度はさらに跳ね上がります。
手にすることはもちろん、実際に見ること自体が難しくなった中で、これだけのコンディションを残す「Ref.1463 PG」がはたして何本現存しているのか、というくらいにレアなモデルだと思います。





