今回のテーマは「お金持ちの子どもの教育」です。
2025年9月から、第一子の保育料の無償化が開始されますね。これは少子化対策の一環で、東京都内の全ての家庭が対象です。
保育料のほかにも、英会話教室や家庭教師、習い事など、子育てにはお金がかかります。未婚で子どもを持たない私なんかは、お子さんを育てていらっしゃる方々に対し頭が上がりません。
でもお金持ちの子育てはちょっと事情が違います。
さっそく解説します。
自主性を育む教育方針
子育て中のお客様に対し「お子さんの成績アップのために心掛けていらっしゃることはありますか?」と質問をさせていただきました。
すると、
「うちは自由にさせているよ」
「子どもに『勉強しろ』と言ったことがない」
「成績が悪くてもそのことで子を責めたことはない」
と、ちょっと意外な答えが返ってきました。
お金持ち家庭には、勉強に関しては親の介入を最小限に抑え、子の自由な意思決定を尊重していらっしゃるお父さんが多いようです。よって、勉強は親から強制されるものではなく、あくまで子ども自身のモチベーションによって行われます。
それでいて「うちは兄弟3人とも成績オール5」「うちの子の成績は学年の上位トップ10に入る」と、どの家庭のお子さんも成績優秀です。
適度な「放任主義」がもたらした良い結果の一例かもしれません。
進路決定に関してもお子さんの意思決定を尊重していらっしゃり、「海外留学でも大学院進学でも好きにして~」という感じだそうです。
成功報酬でモチベーションを維持
お子さんの学習意欲、モチベーションの促進には「成功報酬」が役立っていると、お金持ちお父さんたちはおっしゃいます。
目標を設定し、成果に対する報酬を設定する。そして、学習環境を整えるところまではお父さん、お母さんがサポートしますが、そこから先はお子さんに任せているそうです。
中には、
- お小遣いは成功報酬で、子どもが「欲しい」と言う額を与える
- お年玉の金額も自己申告制
- テストの点数や、習い事の試合結果に応じてゲーム内課金も許可する
というお父さんも。
こうして自主学習の習慣が身につくというわけです。
受け取った報酬で株式投資を行い、さらに資産を増やしている優秀すぎるお子さんもいらっしゃいました。
頑張れば頑張っただけ報われる、というシステムなので、お子さんの学習意欲が高いのも頷けます。目標達成に対する報酬は、子どもに達成する喜び、成功体験を与えるきっかけにもなります。
――習い事は「とにかく色々やらせる」