「フォレスター」には念願、待望の(ストロング)ハイブリッド車(HV)が登場。「スバルはいいんだけど、燃費が……」とは、もう言わせないクルマになった。一方のRAV4はガソリンエンジン車がなくなり、HVとプラグインハイブリッド車(PHEV)のみに。性能と燃費を比べてみよう。
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フォレスターの実燃費は20km/L超も?
フォレスターには「SPORT」「X-BREAK」「Premium」という3つのタイプがある。
「SPORT」は1.8Lの水平対向直噴ターボエンジンを搭載。低回転域から300Nmの高トルクを発生させられるので、しっかりとした加速感が得られる。燃費(WLTCモード)は13.6km/L、最高出力は177PS。現行型フォレスターの目玉はHVだと思われるが、あえてターボエンジンに乗りたい、むしろターボエンジンに乗りたいという人は間違いなくいるはずだ。
「X-BREAK」「Premium」は2.5Lのストロングハイブリッドシステムを搭載する。トヨタの「THS技術」をベースに開発した「シリーズ・パラレル方式」と呼ばれるシステムだ。同システムのために開発した2.5Lの水平対向エンジンを組み合わせる。エンジンは最高出力160PS、最大トルク209、駆動用モーターは119.6PS、270Nm。
燃費は「X-BREAK」が18.8km/L、「Premium」が18.4km/Lとカタログに書いてあるが、「X-BREAK」で実際に走ってみたところ、ほぼ高速道路を一定の速度で走行しての結果ではあるものの、メーターの表示が最高で20.3km/Lまで伸びたことを確認済みだ。走行中はモーターのみで走る「EV走行」の状態に頻繁に入ってくれて、燃費良好な走りができていることを実感できた。
フォレスターは全グレードがスバルご自慢のAWD(4輪駆動)だ。HVには「クラッチ開放制御」という技術が組み込まれていて、「AWD性能が過剰となる場合」はクラッチを自動的に開放し、FWD(前輪駆動)に切り替えてくれる。これも燃費を向上させる工夫だ。
RAV4はPHEVあり! ほぼ電気で走れるかも
RAV4のラインアップはHVとPHEVのみで、純粋なガソリンエンジン車は現行型に切り替わるときになくなった。どれを選んでも燃費は20km/L台前半と良好だ。
HVは「Z」と「Adventure」の2グレード。2.5Lの直列4気筒エンジンを使ったシリーズ・パラレル方式のシステムで、駆動方式は前後にモーターを積む電気式4WDの「E-Four」だ。エンジンは186PS/221Nm、フロントモーターは136PS/208Nm、リアモーターは54/121Nm、システム最高出力は240PS。燃費はZが22.5km/L、Adventureが22.9km/Lとなっている。
PHEVは「Z」と「GR SPORT」の2グレード。トヨタ初採用の新世代プラグインハイブリッドシステムにはHVと同じ2.5Lの直列4気筒エンジンを使っている。駆動方式はこちらもE-Four。エンジンは186PS/229Nm、フロントモーターは206PS/272Nm、リアモーターは55PS/123Nm、システム最高出力は329PSに達する。燃費はZが22.2km/L、GR SPORTが21.5km/L。
先代のRAV4でもPHEVはラインアップしていたが、現行型は大容量の駆動用バッテリーを搭載しており、高出力充電器にも対応しているため、よりEV(電気自動車)ライクな走りが可能になっている。満充電からのEV航続距離は従来型の約95kmから約150kmに伸びた。自宅や職場などでしっかり充電できる環境であれば、日常の移動のほとんどは電気だけでこなせそうな性能だ。







