博報堂の「博報堂富裕層マーケティングラボ(HAML)」は、富裕層の価値観や生活行動、消費意識などを分析した「新富裕層調査2026」の結果を発表した。調査によると、世帯年収3,000万円以上の55%が純金融資産1億円以上を保有していることがわかった。

調査は2026年3月13~24日、全国の20~69歳の男女3,709人を対象にインターネットで実施。このうち世帯年収1,500万円以上は2,173人、3,000万円以上は547人、5,000万円以上は214人だった。

野村総合研究所が「富裕層」と定義する純金融資産1億円以上を保有する世帯の割合を見ると、回答者全体では4%だった。

  • 世帯年収3,000万円が富裕層、5,000万円が超富裕層の目安に

    世帯年収3,000万円が富裕層、5,000万円が超富裕層の目安に

一方、世帯年収1,500万円以上では22%、世帯年収3,000万円以上では55%まで上昇。博報堂では、所得と資産の両面で富裕な「ダブルリッチ富裕層」を捉えるうえで、世帯年収3,000万円以上がひとつの目安になるとしている。

さらに、世帯年収5,000万円以上では、野村総合研究所が「超富裕層」と定義する純金融資産5億円以上の世帯が48%を占めた。

世帯年収3,000万円以上のうち、20~30代の「若年富裕層」に注目すると、生活費以外に1カ月間に自由に使えるお金は平均58万円だった。これは40~50代の44.8万円、60代以上の46.6万円を上回る。

  • 「○○離れ」に当てはまらない若年富裕層

    「○○離れ」に当てはまらない若年富裕層

若年富裕層は消費にも積極的で、32%が「クルマ」にお金をかけていると回答。同年代全体の13%を19ポイント上回り、世帯年収3,000万円以上の富裕層全体(32%)と同水準となった。

また、「ラグジュアリーブランド」「時計」「ジュエリー」「海外旅行」「アート作品」についても、若年富裕層は同年代全体を大きく上回った。なかでも「時計」「ジュエリー」「海外旅行」「アート作品」は、若年富裕層がお金をかけている割合が富裕層全体を上回る結果となった。

調査結果からは、世帯年収3,000万円以上では所得だけでなく金融資産も多い層が中心となっていることに加え、20~30代の若年富裕層は自由に使えるお金が多く、クルマや時計、ジュエリーなど幅広いカテゴリーへの消費に積極的な傾向がうかがえる。