「公務員離れ」がささやかれる中、人材流出を食い止めるため、給与や賞与などの処遇改善に取り組む自治体も増えています。では、自治体で働く地方公務員の給与水準は、どの程度なのでしょうか。本記事では、東京都・神奈川県・大阪府の地方公務員の平均年収をランキングで紹介します。
【東京都】公務員の年収が高い自治体ランキング
今回用いる平均年収は、諸手当を含む平均給与月額の12カ月分に、期末手当と勤勉手当の年間支給額を加えて算出したものです。なお、寒冷地手当は地域差が大きいため、除外しています。
東京都における自治体別の地方公務員(一般行政職)の平均年収をランキング化したものが、以下の表です。
東京都の自治体別平均年収ランキングでは、小平市が776.6万円で1位となりました。2位は武蔵野市(765.4万円)、3位は小金井市(765.2万円)で、以下、三鷹市(764.2万円)、国立市(753.9万円)、台東区(744.0万円)、奥多摩町(743.6万円)、町田市(740.9万円)、狛江市(735.4万円)、国分寺市(734.1万円)と続きます。
前年比はいずれも100を上回っており、なかでも奥多摩町は109.5と大きな伸びを記録しました。
【神奈川県】公務員の年収が高い自治体ランキング
神奈川県の自治体別平均年収ランキングでは、川崎市が776.4万円で1位となりました。2位は厚木市(764.3万円)、3位は平塚市(761.3万円)で、以下、横浜市(744.2万円)、茅ヶ崎市(739.9万円)、藤沢市(736.1万円)、小田原市(732.9万円)、鎌倉市(726.4万円)、葉山町(721.5万円)、相模原市(717.2万円)と続いています。東京都のランキングと同様、郊外エリアの自治体も数多く上位に入っています。
順位を左右する要素には、地域手当だけでなく、平均年齢や職員構成の違いもあります。地方公務員の給与は、職務や経験年数などに応じて決まるため、平均年齢が高い自治体ほど平均年収も高くなる傾向があります。
【大阪府】公務員の年収が高い自治体ランキング
大阪府の自治体別平均年収ランキングでは、大阪市が741.6万円で1位となりました。2位は守口市(728.4万円)、3位は門真市(722.5万円)で、以下、吹田市(720.9万円)、大阪狭山市(717.0万円)、大東市(716.0万円)、高槻市(711.9万円)、田尻町(711.8万円)、豊中市(710.8万円)、交野市(710.1万円)と続きます。平均年齢が高いほど平均年収も高くなる傾向がありますが、大阪狭山市など、平均年齢が比較的低くても上位に入る自治体も見られます。




