- Oura Ring 5は前モデル比で40%小型化され、24時間装着しやすい快適さを実現。
- ジュエリーとして成立するデザイン性を備え、日常使いに取り入れられる。
- Oura独自の健康分析プラットフォーム(有料)では、高度なヘルスケアデータ活用が可能。
ヘルスケアデバイスとしてのスマートウォッチに関心はあるものの、腕時計は好きなものを身につけたい。そんな人にとって合理的選択といえるのが、スマートリングだ。
「Oura Ring 5」は、ヘルスケアデバイスである前にジュエリーであることにこだわり、ファッション性と機能性を両立した製品。日々の健康ライフをさり気なく、かつ堅実にサポートしてくれる。
指先から安定したデータが取れる、第3のウェアラブルデバイス
スマートリングは、心拍数、血中酸素濃度、体表温などの生体データを計測し、睡眠の質やコンディション、アクティビティ、ストレスなど、心身の状態を可視化する指輪型のウェアラブルデバイスだ。
同様のセンシングが可能なスマートウォッチやスマートバンドと比べ、指先は血管が皮膚の近くを通っているため、データをより安定して計測できるとされる。また睡眠中の装着の負担も少ないことから、近年は複数のメーカーが参入していて、目にする機会がぐっと増えてきた。
フィンランド発のOURAが手がける「Oura Ring」はそうした中にあって、2013年からスマートリングの開発を手がけてきた先駆的なブランドだ。これまでに100本を超える学術論文でデータが活用されていて、NBAをはじめとする複数のプロスポーツチームが選手のコンディション管理に採用している。
圧倒的な細さ、薄さ、軽さ。24時間着けられるストレスのない装着感
最新モデル「Oura Ring 5」は、センシング機能を向上しつつ、前モデルと比べて体積が40%小さくなるなど、大幅なサイズダウンを実現。幅6.09mm、厚さ2.28mm、重さ2g~は、筆者がこれまで触れてきたどのスマートリングよりも細く、薄く、軽い。つまり、装着時のストレスがない。
リングの着け心地で大事なのは、手のひら側だ。たとえばクロムハーツのようなゴツいファッションリングも、表面はどっしりしているものの、手のひら側は細く絞られているものが多い。手を握ったときに邪魔にならない細さが大切なのだ。
一方で従来のスマートリングは、リング全体が均一に幅広で厚みがあるため、圧迫感が生じやすかった。スマートウォッチやスマートバンドに比べれば負担が少ないとはいえ、筆者は「ずっと着け続けるのはストレス」という印象を持っていた。
「Oura Ring 5」はその点で、従来の製品とは明らかに違う。素材には金属アレルギーに配慮し、耐久性にも優れた高性能チタンを採用していて、2g~というスペック以上に軽さを感じる。
装着感が自然でストレスがなく、使い始めて1週間ほどになるが、睡眠中も含めてほぼ24時間着けっぱなしにできている。
100mの防水性能(IP68)を備えており、メーカーはプール・温泉・サウナでの使用も問題ないとしているが、筆者は入浴中に外して、その間を充電時間としている。バッテリーはリングのサイズにもよるが、6~9日持続可能。充電時間も20~80分と短いため、入浴中のわずかな時間の充電で、今のところ使い続けられている。
健康管理を隠さない。デバイスである前にジュエリーとして楽しめる
24時間着けられるストレスのない装着感に加えて、特筆すべきなのがデザイン性の高さだ。
メーカーが「ジュエリーとして設計した」と話すだけあって、ファッションアイテムとしても十分に通用すると思える完成度。カラーは刷新されたGoldと新色Deep Roseを加えた、Black、Silver、Stealth、Brushed Silverの全6色展開で、筆者が選んだのはマットブラックのStealth。
超硬質PVDコーティングが採用されていて、高級感のある落ち着いたトーンがとても気に入っている。
価格はカラーによって異なり、SilverとBlackが65,800円、Gold、Deep Rose、Stealth、Brushed Silverは81,800円。
ヘルスケアデータの分析など、Oura Ringの全機能を利用するには、加えて専用サブスクリプションであるOura Membership(月額999円、年払い11,800円)への加入が必要。ただし、初月は無料で利用できる。
なお、購入にあたって注意したいのがサイズ選びだ。Oura Ringは人差し指、中指、薬指への装着が推奨されていて、サイズ展開は6~13。購入前に試せる専用のサイジングキットが用意されている。
指は時間帯や体調によっても太さが変わるため、少なくとも24時間(就寝中を含む)試してから購入することが望ましい。ファッションリングとは異なり、スマートリングはサイズ直しができないので、この工程は省略しないほうがいいだろう。
後編では、1週間試してわかったリングから得られる多くの健康指標と、自身のデータに基づいて相談できるAI「Oura Advisor」がどう役立ったかを紹介したい。





