映画『ワイルドスピード』に登場するマツダ車では、「RX-7」(FD3S型)が作品を象徴するマシンとして世界中で圧倒的な人気を誇っている。13Bロータリーエンジンの圧倒的なパワーとそのスタイルは、コレクターたちの争奪戦の目玉となっているという。では、その初代となる「サバンナRX-7」(FB3S型)はどうなのか。
クラシックカーの祭典「ノスタルジック2デイズ 2026」(N2d)で「奇跡の極上品」に遭遇した。
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内装のチェック柄シートも新品同様!
昭和53年(1978年)にデビューした「サバンナRX-7」は北米にも輸出されていて、573cc×2の水冷2ローターの「12A」型ロータリーエンジンが発生する130PSのパワー、コンパクトなエンジンとリトラクタブルヘッドライトがもたらす低いボンネット、1トン弱という軽量ボディという「軽く・速く・低い」組み合わせがアメリカ市場でヒット。総生産台数の8割近い37万台が彼の地で販売されたという。
同時期にポルシェからデビューしていた「924」とボディ形状が似ていたため、その価格差から当初は「プアマンズ・ポルシェ」と呼ばれたというが、性能面で引けを取ることは全くなく、「ポルシェ・キラー」としての地位を確立。マツダ=スポーツカーのイメージをしっかりと植え付けた。
レースにも参戦しており、1979年のデイトナ24時間ではクラス優勝。IMSAシリーズにも参戦し続け、好成績を収めている。現在はJDMの影響で相場が上昇中で、通常モデルは1.5万ドル~2.5万ドル、極上モデルは3.5万ドル~5万ドルになるという。
N2dのオートショップTakeey'sブースに展示してあったのは、実走行1,200kmという奇跡の極上モデル。逆アリゲーターのボンネットを上げて姿を見せる12Aロータリーエンジンは新車時の状態を保っていて、ブルーのキャブレターには「Mazda Rotary Engine」の文字が綺麗に残っている。
内装ではオリジナルのチェック柄シートが新品同様だ。まだこんな個体が残っているのかとちょっと驚かされた。












