トヨタ自動車の名車「S800」をトヨタ自身がレストアしたピッカピカの車両に遭遇したので、細部まで鑑賞してきた。程度のいいS800があれば欲しくなるのがクルマ好きの人情だが、もし買うとしたら、いったいいくらくらいになるのだろうか。
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トヨタ「S800」とは
「オートモビルカウンシル2026」のトヨタ自動車ブースには、シルバーに輝くピッカピカの「S800」が置かれていた。この車両、トヨタのグローバル生産推進センターが、レストアを通して「もっといいクルマづくり」を体験するため、各現場から20名を選抜し、自らの手で製作したものだ。
S800は1965年、当時の大衆車「パブリカ」をベースとする「誰でも手が届くスポーツカー」として登場。全長3,580mm、全幅1,465mm、全高1,175mm、ホイールベース2,000mm、車重580kgの小さくて軽い流線型のボディが特徴で、フロントには33kW(45PS)を発生する空冷水平対向2気筒790ccのOHVエンジンを搭載している。
軽さは速さと燃費のよさに直結。当時はモータースポーツの世界でも活躍した。先に紹介した日産自動車「スカイライン2000GT-R」対マツダ「サバンナRX-3」の対決の陰で、その武器を利して好成績を上げたことも多数ある。
トヨタ「S800」を買うなら?
では、今の世の中で、S800の程度のよい個体はいくらくらいで手に入るのかという疑問は、ヴィンテージ宮田自動車のブースを訪れて解決した。
1966年(昭和41年)製の真っ赤なボディを持つ写真の車両は、「ゴム類NEW、再メッキ済み、ルーフ取り外しOK(手動)、エンジン一発始動など各部仕上げ済みで、ヒーターも装備。リーズナブルで燃費もマル、かわいい名車で人気あり!」の説明付きで、お値段750万円。空冷2気筒の「パタパタ」という軽いエンジンサウンドを響かせながら走れば、気分は60年代にトリップできるはずだ。
















