スズキ「ジムニーノマド」のカスタムが本格化している。「東京オートサロン2026」の会場では、ノマドのカスタムカーを至る所で目にした。例えば、新井工房の作例はこんな感じだ。
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ジムニーノマドでデイキャン!
新井工房が東京オートサロンに出展したジムニーノマドのカスタムカーは、「気軽に乗れる、何も気にせず乗れる」がコンセプト。車高を2インチアップしてホイールとタイヤを変え、専用のルーフラックとサイドステップを取り付けてある。
新井工房代表取締役の新井康弘さんによると、このクルマは「ファミリーユース」を重視して製作したとのこと。ノマドは荷室がさほど広くないクルマだが、ルーフキャリアがあるので荷物を後ろに積まなくても済むので、車内を広く使える。「小さい子供1人と大人2人であれば、デイキャンにも普通に行けるパッケージ」になっているそうだ。
サイドステップは「乗りやすさ重視」で、足をかければルーフキャリアにも荷物が積みやすいし、キャリアの横に取り付けてあるサイドオーニングも引き出しやすい。
車高はホイールと足回りで「最低限」上げたとのこと。バネだけで上げると乗り心地が悪くなるため、新井工房で代理店を務めている「スーペリオエンジニアリング」のサスペンションを入れて車高を調整したそうだ。今後はコンピューターのチューニングを実施し、加速力の向上やパワー不足の解消を進めていくという。
専用のサイドステップがカッコいい
新井工房のセンスが光るのは、ノマド専用に作ったというサイドステップだ。純正と同じ位置にボルトオンで取り付けてある。「これだけでも取り付けたい」という声もありそうな出来栄えだが、担当者によれば実際に「好評」で、「意外に、お問い合わせが来ている」そうだ。
なぜ「意外」なのかというと、このサイドステップ、取り付けると少し最低地上高が下がるので、作り手としては「オフロードを走る場合、どうなのかな?」という考えがあったからだそうなのだが、ジムニーノマドを買う人のうち、道なき道を走る「ガチ勢」はそこまで多くないと見られるので、単純にカッコいいから取り付けたいという声が多かったとしても納得だ。
ジムニーノマドはジムニーシエラに比べ、ホイールベースが340mm伸びている。そのため、サイドステップなどをノマド用に作る場合は、専用品を新たに開発する必要がある。なので、シエラと共用できるパーツを作るよりも「ロットが集まるかどうか」(注文数が十分に集まるかどうか)に気を付けなければならないため、「現時点では攻めづらい」という難しさもあるという。
ただ、日本で今後、ノマドの保有台数が増えていくのは確実な情勢だ。
あまりの人気でしばらくは受注停止状態となっていたジムニーノマドだが、スズキは先ごろ、2026年1月30日に受注を再開すると発表。インドの生産工場では、月間3,300台規模への増産を実施してノマドの生産を急いでいるそうだ。同じクルマが増えていけば、カスタム需要も同時に伸びていくのは間違いないだろう。










