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バブル期のマツダが生んだ異色の軽「オートザム AZ-1」に乗り続ける理由

MAY. 03, 2026 14:00
Text : 安藤康之
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「第3回旧車フェスタ in Yokosuka」の会場を歩いていると、コンパクトな軽自動車サイズながらガルウイングドアで異彩を放つクルマを発見した。バブル期のマツダが生み出した異色の軽スーパーカー「オートザム AZ-1」だ。オーナーのCYBERさんに話を聞いた。

  • マツダ「オートザム AZ-1 MAZDASPEED ver.」

    ピッカピカの「オートザム AZ-1 マツダスピードバージョン」と遭遇!

「第3回旧車フェスタ in Yokosuka」に集結した名車、旧車を一気に見る

マツダ「オートザム AZ-1」ってどんなクルマ?

1992年に登場した「オートザム AZ-1」は、軽自動車として初めてガルウイングドアを採用したなんともユニークな1台だ。

まさに軽スーパーカーの名がふさわしいルックスだが、その中でも、今回発見した「オートザム AZ-1 マツダスピードバージョン」は、マツダのスポーツ部門を担う「MAZDASPEED」(マツダスピード)の名を冠した特別仕様車となる。

  • マツダ「オートザム AZ-1 MAZDASPEED ver.」

    車両サイズは全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,150mm、エンジンは660cc直列3気筒DOHCインタークーラーターボ

エクステリアにはFRP製の専用エアロキット(ボンネット、エアロバンパー、大型リアウイング)を採用し、チューニングサスペンションにはリセッティングを行ったマツダスピード製ショックとスプリングを組み合わせた。さらに、マツダスピード製フロントおよびリアタワーバー、強化ブッシュをフル装備することで、ボディ剛性を高めている。

総生産台数約4,400台の「AZ-1」の中でも、「マツダスピードバージョン」は計3回(50台、50台、100台)の限定生産。ボディカラーはレッドやブルーがメインだ。その意味でも、今回の「ストーンシルバーメタリック」はより稀少なモデルといえる。

よもやよもやのワンオーナー車?

見ただけで、大切にされていることがわかる写真のクルマ。オーナーのCYBERさんはいつから所有しているのか。話を聞いてみた。

  • マツダ「オートザム AZ-1 MAZDASPEED ver.」

    「オートザム AZ-1 MAZDASPEED ver.」オーナーのCYBERさん

――こちらの車両は、いつ頃購入されましたか?

CYBERさん:確か1993年の10月に、カタログ価格の148万円から値引いてもらって138万円とかで購入したと思います。

――もしかして新車購入ですか?

CYBERさん:そうです。「AZ-1」が出た時から欲しいなと思っていたんですが、そしたら6月に「マツダスピードバージョン」が発売になって。一生に一度でいいから乗りたいクルマを買おうと思って、気づけばもう32年乗り続けています。

――それはすごいですね。ちなみに、実際に乗ってみるとどんな感じなんでしょうか?

CYBERさん:ものすごく気持ちよくて面白いですよ。クルマのど真ん中にドライバーがいるので、ハンドルで前輪を感じ、お尻で後輪を感じるというか、ダイレクトに伝わってきます。ステアリングも、普通のクルマだったら1回転半くらい回さないと全部ハンドルが切れませんが、このクルマは1回転です。ものすごくクイックなハンドルだから、車線変更もほんの少しハンドルを切るだけです。

――加速性はどうなんですか?

CYBERさん:めちゃくちゃいいです。車重も700kgぐらいしかないから、ものすごく加速しますよ。チューニングすれば「GT-R」にもついていけます。ただ、コツがあるといいますか、ミッドシップなので、どうしても空転はしてしまうので、そこをうまくつなげば、ですね。

――購入されてから大きなトラブルってありましたか?

CYBERさん:大きなトラブルはないですね。オイル交換も自分でしますし、暇さえあればエンジンルームを開けて磨いたりしているので、やばいかもっていうのは気づきます。そうやって未然に交換しているのも大きいかもしれません。

――交換パーツはだんだん少なくなってきていますか?

CYBERさん:それが、意外とそうでもないですね。というのも、結局、エンジンや足回りなどはスズキ「アルト」と同じです。だから、マツダになくてもスズキに行ったらパーツがあったりします。なので、維持に関しては意外とイージーです。

  • マツダ「オートザム AZ-1 MAZDASPEED ver.」

    エンジンルームを覗くとかなり手が入っていそうだが、実は…

――カスタムも結構されていますよね?

CYBERさん:それが、イジっているようで実は色を塗っているだけっていうものが多いです。ノーマル部品を交換する時も、そのままただ取り付けるだけだとつまらないので、色を塗ってから取り付けることが多いです。すると、結構、チューニングパーツに見えるんですよ(笑)。フューエルフィルターも色を塗るだけで印象が全然違います。もちろん、ワンオフパーツを作ってもらったりもしていますが、クルマ用以外のパーツを流用したりもします。

――例えばどんなものですか?

CYBERさん:パソコンのSSDクーラーや、ラジコンのモーターにつけるヒートシンクなんかをつけて冷却の足しにしたりしています。青にはこだわっているので、何か青くて合いそうなものはないかなと思って、バイク屋さんや自転車屋さん、ラジコン屋さんに足を運んだりすることもあります。

――最後に、今後のカーライフについて教えてください。

CYBERさん:これからもずっと大事に乗り続けていくこと。それに尽きるかなと思っています。

【フォトギャラリー】 マツダ「オートザム AZ-1 MAZDASPEED ver.」


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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