米Googleは21日(米国時間)、Google Docs (Googleドキュメント)のオンラインストレージ機能において一度にアップロードできるファイルまたはフォルダのサイズの制限を、最大1GBから最大10GBに拡大した。

Googleは昨年1月に、Google Docsにオンラインストレージ機能を追加した。それまで同サービスへのファイルアップロードをドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションなどGoogle Docs形式に変換できるファイルタイプに制限していたが、あらゆる種類のファイルをアップロードして保管・検索・共有できるようにした。

アップロードするファイルをGoogle Docs形式に変換する場合、ユーザーはGoogleのオンラインストレージを無料で利用できる。ただしドキュメントは1ファイルが1MBまで、スプレッドシートは20MBまで、プレゼンテーションは10MBまでだ。Google Docs形式に変換しないファイルの場合、無料で利用できるオンラインストレージが1GBまでになる。これ以上のスペースが必要な場合は、GmailやPicasa Webと共有できる有料の追加ストレージを利用する。現時点で20GBが5ドル/年。最大16TB(4,096ドル/年)まで借りられる。

今回の変更によりGoogle Docsへ最大10GBのファイルまたはフォルダを一度にアップロードできるようになったが、無料オンラインファイルスペースは1GBのまま。これまで無料サービスのオプションのように有料ストレージを提供していたGoogleだが、有料ストレージを用いて同社のクラウドサービスを活用しようとするユーザーのサポートに乗り出した形だ。