引越しの際に楽天ひかりはどうする？最もお得な方法、手続きの流れを解説します

引越しをする場合、契約中の楽天ひかりについても解約や継続利用の手続きが必要です。

引越しの際の楽天ひかりの手続きについては、選択肢が以下の3つあります。

結論から述べると、このなかで最もお得で楽なのは、引越し手続きをして継続利用する方法です。

簡単な手続きをするだけで引越し先でも、そのまま楽天ひかりを使えますよ。

本記事では引越しにあたって楽天ひかりはどうすればいいのか、具体的な手続き方法やお得・楽に済ませる方法を解説しています。

また引越しに際しての注意点や、やむを得ず乗り換えが必要になった場合の『おすすめ乗り換え先5社』も紹介しています。

この記事を参考にすれば、迷うことなく楽天ひかりの引越し手続きができますよ。

引越しの際に楽天ひかりはどうする？

楽天ひかりを契約している人が引越しをする際、楽天ひかりの契約は以下3つの方法のいずれかで継続、または解約をしなくてはなりません。

それぞれの方法について解説していきます。

方法① 引越し手続きをして継続利用する

現在の楽天ひかり契約をそのまま維持し、新しい住所でも楽天ひかりを継続利用する方法です。

引越し手続きは楽天ひかりの会員ページである「メンバーズステーション」から行います。

詳しい手順については【楽天ひかりの引越し手順】で解説しています。

方法② 一度解約して再契約する

今の楽天ひかりを解約し、新しい住所で楽天ひかりを再度新規契約する方法もあります。

楽天ひかりには新規契約者限定のキャンペーンがあるため、この方法であれば再度キャンペーンを受けられてお得です。

ただし新規契約が条件のキャンペーンを利用するには、今と異なる名義での申し込みや追加の手続きが必要になるなど手順が複雑になるため、積極的にはおすすめできません。

方法③ 解約して他社回線に乗り換える

楽天ひかりを解約し、引越し先で他社回線を契約する方法もあります。

他社回線の新規契約キャンペーンを利用できるため、お得に乗り換えられるケースもあります。

ただし、これまで利用していた楽天ひかり独自のサービスや特典が使えない点に注意しましょう。

なお乗り換え先として、おすすめの光回線は【楽天ひかりを解約する場合のおすすめ乗り換え先5社】で紹介しています。

また【工事不要ホームルーターという選択肢も】で光回線以外のおすすめインターネット回線も紹介しています。

楽天ひかりの引越し手順

ここからは、楽天ひかりを「引越し手続きをして継続利用する」場合の具体的な手順を解説します。

契約者情報や支払情報などは今までのものが引き継がれるため、引越しにあたり特別に必要になるものはありません。

①引越し先で楽天ひかりが使えるか確認

まずは、引越し先の住所が楽天ひかりを利用できるかどうかを事前に確認しておきましょう。

楽天ひかりは全国展開しているフレッツ光の回線を利用する光コラボ回線であるため、原則的に日本全国どこでも契約できます。

ただしフレッツ光には、まれに提供エリア外の地域や非対応のマンションがあるため事前の確認は必須です。

なお確認の結果、引越し先がフレッツ光提供不可の場合は他社回線を検討し乗り換える以外の方法はありません。

②メンバーズステーションで引越し手続き

実際の引越しの手続きは、楽天ひかりの会員ページである【メンバーズステーション】から行います。

ユーザーIDとパスワードでログインをしたあとの手順は以下のとおりです。

③引越し先での工事日の調整

設置場所変更の手続き後、楽天ひかり工事受付センターから引越し先での工事日調整の電話があります。

工事には原則立ち会いが必要となるため、引越し完了後の在宅可能な日時を指定しましょう。

なお工事日の決定後、現在の住所に「アカウントのお知らせ」という書面が郵送されます。

④引越し先での工事

指定した日時に工事担当が訪問し、楽天ひかりの開通工事を行います。

工事に立ち会い、完了を見守りましょう。

工事完了後は事前に受け取った書類を参考に機器の設置、接続設定を行いましょう。

この時点で楽天ひかりは開通し、インターネットが利用可能です。

⑤契約情報の変更

引越し先で開通が完了したあとも楽天ひかりの契約住所が前の住所のままになっています。

そのため楽天ひかりの開通が確認できたら、最後に契約情報の変更をしましょう。

引越し手続きにも利用した【メンバーズステーション】にログイン後、以下の手順で契約住所を引越し先に変更できます。

引越しの際に楽天ひかりでかかる費用は？

楽天ひかりを引越し先でも継続して利用する際にかかる費用は以下の3種類があります。

引越し前後の住所や状況によって金額や、そもそも費用がかからない場合があります。

引越し先での開通工事費

楽天ひかりを引越し先で開通させるための工事費用です。

新規契約の場合の開通工事費22,000円より安いですが、状況によって以下の2パターンにわかれます。

また、引越し先の住所にフレッツ光の回線がすでに使用可能な状態で配線されているか、調整の必要があるかなど状況によって金額も変わります。

東日本・西日本それぞれのエリア内で引っ越す場合

引越し前後の住所が、NTTの提供エリアでいうところの「東日本から東日本」または「西日本から西日本」である場合、開通工事費は以下のとおりです。

※価格はすべて税込み

東日本と西日本をまたいで引っ越す場合

「東日本から西日本」、「西日本から東日本」のように、引越しに伴って住所がNTTの提供エリアをまたぐ場合の開通工事費が以下のとおりです。

※価格はすべて税込み

今の自宅での開通工事費残債

現在の自宅で契約している楽天ひかりの開通工事費をまだ支払い終えていない場合、その残債も支払い続けなくてはなりません。

楽天ひかりの開通工事費は36回分割が基本であるため、例えば契約から2年後に引越しとなると残り12回分の支払いが必要です。

撤去工事費（必要な場合）

楽天ひかりを解約した場合、回線の撤去工事は任意であるため撤去工事を必要とする事情がない限り、工事を行う必要はありません。

撤去工事費は無料であるため、撤去工事が必要な人は解約時に楽天ひかりに申し出ましょう。

楽天ひかりの引越しについての注意点

楽天ひかりを引越し先の住所で継続利用する場合には、以下のような注意点があります。

それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。

楽天ひかりには引越しキャンペーンがなく、費用をゼロにはできない

楽天ひかりでは現状、引越しをする人向けのキャンペーンが実施されておらず、必ずいくらかの費用がかかります。

実質の負担をゼロにする方法はないため楽天ひかりの継続利用を諦め、違約金負担のある他社に乗り換えるしかありません。

なお違約金負担のある乗り換え先としては【速さ＆安さを兼ね備え、違約金負担もある「auひかり」】や【ソフトバンク・ワイモバイルのセット割、違約金負担あり「ソフトバンク光」】があります。

また引越しに伴って発生する費用は【引越しの際に楽天ひかりでかかる費用は？】で解説しています。

引越し先が楽天ひかりのエリア外だと継続利用できない

楽天ひかりは、フレッツ光回線と同じエリアで利用できるので、全国の広い範囲がエリア内に入っていますが、地域によってはエリア外の場所もあります。

継続利用したくても、引越し先がエリア外では契約できないので、解約するしかありません。

更新月以外のタイミングで解約すると2022年6月30日までに申し込みをした方は10,450円（税込）
、2022年7月1日以降に申し込みをした方は月額基本料1カ月分が発生してしまいます。

そのため手続きを進める前にエリア確認を行い、発生し得る費用を把握しておきましょう。

引越し先がマンションの場合は楽天ひかり導入のハードルが上がる

マンションなどの集合住宅に引っ越す場合、その建物に楽天ひかり（フレッツ光回線）の設備が導入されているかどうかがポイントです。

建物に設備が導入されていれば、問題なく楽天ひかりのマンションプランを契約できます。

しかし、設備が未導入の場合はマンションの共用部分での開通工事が必要です。

その際は管理会社や大家さん、そのマンションの住人などに許可を取らなくてはならず、手続きに要する手間や時間が戸建てよりも多くなってしまいます。

楽天ひかりを引き続き利用したいのであれば、あらかじめ回線設備が導入されている建物を選びましょう。

レンタル機器はいったん返却が必要になる

楽天ひかりの契約時にレンタルした機器は、引越し先で使う予定があっても一度返却しなくてはなりません。

返却用の回収キットが用意されているため、忘れずに返却しましょう。

インターネット不通期間ができる可能性がある

3～5月頃は新生活を始める方が多く、それに伴い楽天ひかりを新規契約する方も増えます。

そうすると開通工事の予約も混み合い、転居する日に開通工事の実施が間に合わない可能性があります。

開通工事の実施日まで期間が開いてしまう場合はポケット型WiFiを利用するなど、自分自身で対応していきましょう。

電話番号を引き継げない場合がある

市外局番が変わってしまう都道府県外や市区町村外へ引っ越す場合、電話番号が引き継げません。

現住所と新住所との距離がそれほど離れていなくても、NTTの収容局が変わると電話番号が変わるため注意しましょう。

撤去工事が必要になる場合もある

現在住んでいる家が賃貸で、引越しの際に原状回復を求められた場合は撤去工事が必要です。

撤去工事費は無料であるため、引越しの予定が決まったら早めに撤去工事を申請しておきましょう。

楽天ひかりを解約する場合のおすすめ乗り換え先5社

引越しを機に楽天ひかりを解約したあとの、おすすめ乗り換え先を紹介していきます。

引越し先が楽天ひかりのエリア外だった方も、ぜひ参考にしてみてください。

「通信品質」「料金」「サービス」などを総合的にみて、自分に合っていると思える回線を検討してみてください。

トップレベルの高速性能を誇る「NURO 光」

通信品質を重視する方におすすめなのが「NURO 光」です。

NURO 光の最大の魅力は、なんといってもその通信速度です。

最大2Gbpsと一般的な光回線と比べ速度が安定しているため、オンラインゲームをストレスなく楽しみたい方やビジネスでスピーディな通信を求めている方におすすめです。

またNURO 光はキャンペーンを利用して、安い実質料金で高速通信が楽しめます。

ただしNURO 光は日本全国が提供エリアというわけではないため、引越し先がエリア内に入っているか確認しておきましょう。

NURO 光のエリア内にお住まいの方は契約を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

※価格はすべて税込み

速さ＆安さを兼ね備え、違約金負担もある「auひかり」

引越し予定日が更新月のタイミングに合わない方には、発生した違約金を負担してくれる「auひかり」がおすすめです。

「引越し費用も必要なのに、そのうえ違約金まで請求されると大変だ」という方もいらっしゃるでしょう。

auひかりでは、他社で発生した違約金を最大50,000円まで負担してくれるため安心です。

またKDDI独自の回線を持っており、通信が混みにくく、快適なスピードを保った状態でインターネットを利用できます。

さらに実質料金を下げてくれるキャンペーンを実施している代理店を選べば、「速さ」と「安さ」の両方を手に入れられますよ。

ただしauひかりは全国で契約できるわけではなく、エリアが限られています。

auひかりの契約を考えている方は、まずエリア検索を行うことをおすすめします。

※価格はすべて税込み

全国で契約できる光コラボ回線

NTTフレッツ光回線を利用して、インターネット接続サービスを提供している回線を光コラボ回線といいます。

NTTフレッツ光回線には西日本と東日本があり、全国の広い範囲でサービスを提供しているため、光コラボ回線も広いエリアで利用できます。

光コラボ回線のなかでも、本記事でおすすめするのは以下の回線です。

それぞれの光コラボ回線の特徴を見ていきましょう。

ドコモのセット割あり「ドコモ光」

ドコモのスマートフォンを利用しているのであれば、セット割が適用できる光回線は「ドコモ光」のみです。

光回線を選ぶうえで最大の判断材料は「スマホとのセット割が適用されるか」です。

申込窓口によってもらえるキャンペーンが変わったり、選ぶプロバイダによって月額料金が変わったりするため、できるだけ安く利用できるように選択していきましょう。

※GMOとくとくBBからの申し込みで、ドコモ光1ギガ(タイプA)を契約した場合の金額
※実質月額は「契約期間分の月額料金・光電話基本料」+「初期工事費・契約事務手数料」-「キャッシュバックなどの特典・キャンペーン額」を、契約期間月で割って算出

ソフトバンク・ワイモバイルのセット割、違約金負担あり「ソフトバンク 光」

ソフトバンクやワイモバイルのスマートフォンを利用していて、NURO 光のエリア外の場合は「ソフトバンク 光」がおすすめです。

違約金負担キャンペーンを使えば、楽天ひかりを解約する際に違約金が発生してしまっても自己負担なしで乗り換えられます。

さらにキャッシュバックキャンペーンを実施しているNEXTから申し込めば47,000円がもらえるため、月額料金に充てることも可能です。

※価格はすべて税込み