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トイレ手洗い器の掃除方法|放置すると雑菌繁殖・悪臭の原因に!汚れ別対策でピカピカ

2025.07.14
2025.07.14
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トイレの小さな手洗い器、つい掃除を後回しにしていませんか?便器はしっかり磨いていても、その上についている手洗い器は見落としがちという方も多いでしょう。

気づけば手洗い器に黒ずみやピンク色の汚れ、ヌメリが発生していた…なんてこともありますよね。

しかし、手洗い器を掃除せずに放置すると、見た目が悪いだけでなく雑菌の繁殖や悪臭の原因にもなりかねません。

とはいえ、「どう掃除すればいいかわからない」「専用の洗剤が必要なの?」と悩む方もいるでしょう。

そこで本記事では、トイレの手洗い器を掃除しないと起こる影響や汚れの種類、そして初心者でもできる簡単な掃除方法を丁寧に解説します。
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目次 
伊藤 直樹
監修者

水道設備業者 トイレ・洗面・キッチン設備主任

伊藤 直樹 (株式会社プログレス)

株式会社プログレス 入社平成24年3月  暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにてトイレ・洗面・キッチン周りの設備主任を担当。水回り業務に8年従事し、累計3000件のトイレ・洗面・キッチン関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「トイレ・洗面・キッチン」のスペシャリスト。

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トイレの手洗い器を掃除しないと起こる影響

まず、手洗い器を掃除しないままでいると、以下のような問題が発生します。

トイレの手洗い器を掃除しないと起こる問題
  • 雑菌繁殖
  • 悪臭の発生
  • 不潔に見える

放置した場合に起こり得る主な影響を見てみましょう。

雑菌繁殖

トイレの手洗い器は常に水を使う場所であり、湿度が高いため雑菌(細菌)が繁殖しやすい環境です。

特に手洗い器には手の汚れや石鹸の残りカスが残りやすく、これらが細菌のエサとなってどんどん増えてしまいます。

雑菌だらけの手洗い器では、せっかく手を洗ってもまた菌が付いてしまう恐れがあり、不衛生です。

悪臭の発生

掃除せずに汚れを放置すると、やがて悪臭の原因にもなります。

手洗い器に蓄積した皮脂汚れや石鹸カス、繁殖したカビ・細菌が時間とともに嫌なニオイを発することがあるからです。

トイレに入るたび不快な臭いがしては落ち着きませんし、来客にも悪い印象を与えてしまいます。

不潔に見える

見た目の問題も無視できません。黒ずみやピンク汚れで汚れた手洗い器は非常に不潔な印象を与えます。

家族やお客様がトイレを使う際、「掃除が行き届いていないな」と感じさせてしまうでしょう。

手洗い器が汚れていては手を洗う気も失せてしまい、衛生面でも良くありません。

トイレの手洗い器の汚れの種類

手洗い器には様々な汚れが付着しますが、それぞれ汚れの原因や特徴が異なり、適した掃除方法も変わってきます。

主な汚れの種類について確認しましょう。

トイレの手洗い器に付着する汚れ
  • 手垢
  • 石鹸カス
  • 黒ずみ・カビ
  • ピンク汚れ
  • ぬめり

手垢

手垢(てあか)とは、手を洗った際に落としきれず手洗い器に付着した皮脂汚れのことです。

人の皮膚から出る油分や汗、垢が混ざったもので、放置するとベタついた膜のようになり黒ずみの原因にもなります。

手垢は酸性の汚れなのでアルカリ性の洗剤で落とすと効果的です(重曹などが有効)。

石鹸カス

石鹸カスは、手洗い時に使った石鹸の成分が十分に洗い流されず残ったものです。

石鹸と水道水中のミネラル分が反応して白っぽいウロコ状の汚れ(水垢)となり、手洗い器の表面にこびりつきます。

放置すると硬く固着して落としにくくなる厄介な汚れです。

石鹸カス自体はアルカリ性のため、クエン酸やお酢など酸性の洗剤で中和すると落としやすくなります。

黒ずみ・カビ

手洗い器にできる黒ずみ汚れは、水道水中のミネラル分の水垢、手垢(皮脂汚れ)、ホコリなどが複合的に蓄積したものです。

さらに湿気の多い環境ではカビ(黒カビ)が発生しやすく、黒ずみ汚れをより頑固にしています。

カビが発生する条件

黒カビが繁殖すると黒い点々や膜状の汚れが現れ、見た目も悪くカビ臭の原因にもなります。

場合によっては健康に悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。

黒カビ汚れは非常に落ちにくいため、塩素系のカビ取り剤(例:カビキラーなど)でしっかり除菌することが重要です。

ピンク汚れ

ピンク汚れは、手洗い器や浴室でよく見られるピンク色や赤っぽい汚れです。

正体はロドトルラという酵母菌やセラチア菌といった細菌の一種で、カビではありません。

空気中に常在するロドトルラが湿気のある場所で繁殖し、ヌメリのあるピンク色の汚れとなります。

ピンク汚れ自体は人体に大きな害はほとんどありませんが、放置すると膜状になって簡単に落ちなくなり、黒カビの養分にもなってしまいます。

発見したら早めに中性洗剤で洗い落とし、必要に応じてアルコールや漂白剤で除菌しましょう。

ぬめり

手洗い器や排水口まわりに発生する「ぬめり」は、細菌やカビが増殖して形成するバイオフィルム(生物膜)です。

見た目には透明~薄灰色ですが、触るとヌルっと滑りを感じます。

石鹸カスや皮脂を栄養に繁殖した菌が膜を作り、悪臭の原因になることもあります。

排水口の中や隙間に発生しやすく、放置すると汚れがどんどん蓄積してしまいます。

ぬめりを感じたら、ブラシや歯ブラシでこすって物理的に除去し、洗剤で洗い流すことが大切です。

トイレの手洗い器の掃除に必要な道具

手洗い器をキレイにするために、あらかじめ以下のような道具を準備しておきましょう。

特別な洗剤がなくても、家にあるもので代用できます。

主な掃除道具と洗剤
  • ゴム手袋(手荒れ防止のために着用すると安心)
  • 柔らかいスポンジ(傷をつけないソフトタイプ)
  • 歯ブラシ(使い古しでOK。細かな部分の洗浄用)
  • 柔らかい布または雑巾(仕上げの乾拭き用)
  • 中性洗剤(台所用の食器用洗剤など一般的な汚れ用)
  • 重曹(じゅうそう:弱アルカリ性の粉末洗剤。手垢など酸性汚れに有効)
  • クエン酸(粉末またはお酢:弱酸性の洗剤。石鹸カスや水垢などアルカリ性汚れに有効)
  • 塩素系漂白剤(カビ取り剤など黒カビ用。使用時はマスク着用・換気)
  • アルコールスプレー(ピンク汚れの除菌用。台所用エタノールなど)

重曹やクエン酸はスーパーやドラッグストアで手に入ります。

塩素系漂白剤は「カビキラー」など市販のカビ取りスプレーで代用可能です。

トイレの手洗い器の掃除方法

ここからは、実際の掃除手順を5つのステップで説明します。

トイレの手洗い器の掃除方法
  1. ホコリを落とす
  2. 洗剤をつけてこする
  3. 汚れ別に適切な洗剤を使って再度こする
  4. 細部を歯ブラシで掃除する
  5. 水でしっかり洗い流して乾かす

基本的には難しい作業はなく、身近な道具でできますので安心してください。

ホコリを落とす

まずは乾いた状態でホコリを落としましょう。

いきなり濡らして掃除を始めると、ホコリが泥状になって逆に汚れを広げてしまうことがあります。

乾いた布やハケ、または手で軽く払って、手洗い器や蛇口まわりのホコリや髪の毛をサッと取り除きます。

細かい部分は乾いた歯ブラシで優しくこすってホコリをかき出すと良いでしょう。

洗剤をつけてこする

ホコリを取ったら、次に全体を洗剤で洗います。

中性洗剤(台所用の液体洗剤など)をスポンジにつけ、手洗い器の内側全体を優しくこすり洗いしましょう。

スポンジは柔らかい面を使い、力を入れすぎないようにします。

これで表面についた皮脂汚れや石鹸カスの大部分は落とせます。

蛇口やノズル部分も忘れずに、泡立てた洗剤で包み込むように洗ってください。

この後の工程で酸性洗剤(クエン酸など)や塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使用する場合、絶対に同時に使わないでください。 混ざると有毒な塩素ガスが発生する危険があります。異なる種類の洗剤を順番に使うときは、間に十分な水ですすいでから次の洗剤を使いましょう。

汚れ別に適切な洗剤を使って再度こする

中性洗剤でひと通り洗ったあと、落ちきらない汚れがあれば汚れの種類に応じて対処します。

先ほど説明した汚れの種類ごとに、有効な洗剤で改めてこすり洗いしましょう。

汚れの種類に応じた洗剤の使い分け
  • 手垢・皮脂汚れには重曹ペーストを使用…重曹(大さじ1)に水(大さじ1)を混ぜてペースト状にし、汚れに塗ってスポンジでこすります。重曹は研磨作用もあるので、ざらつきが残る黒ずみも落としやすくなります。
  • 石鹸カス・水垢にはクエン酸水を使用…クエン酸小さじ1を水200mlに溶かしたクエン酸水(水で薄めたお酢でも代用可)をスプレーボトルで汚れ部分に吹きかけ、スポンジでこすります。酸性の力で白いウロコ汚れが中和され、落としやすくなります。
  • 黒カビ汚れには塩素系漂白剤を使用…黒カビ部分に市販のカビ取り剤(塩素系漂白スプレー)を吹きかけ、5〜10分ほど放置してから水で洗い流します。漂白剤がカビの根まで殺菌します。ただし長時間放置しすぎると素材を傷める可能性があるため注意しましょう。
  • ピンク汚れ・ぬめりにはアルコール除菌や中性洗剤で対応…発生したばかりのピンク汚れやぬめりは、中性洗剤でこすれば簡単に落ちます。再発を抑えるにはアルコールスプレーで拭き取るか、塩素系漂白剤で軽く除菌しておくと安心です。
頑固な黒ずみや水垢には「湿布法」が効果的! 汚れに洗剤を染み込ませたキッチンペーパーを貼り付け、上からラップで覆って2〜3時間ほど置いてみましょう。時間を置くことで汚れが洗剤と反応して柔らかくなり、スポンジやブラシで軽くこするだけで落としやすくなります。

ちなみにこちらの記事ではトイレ掃除別におすすめの洗剤に関してをご紹介していますので参考にしてください。

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細部を歯ブラシで掃除する

スポンジでは届かない細かな部分は、歯ブラシを使って汚れをかき出します。

例えば、蛇口の根元やノズルの周囲、排水口のフチ裏などは汚れが溜まりやすいポイントです。

歯ブラシに中性洗剤を少しつけ、優しく円を描くように磨きましょう。

細かい隙間に入り込んだピンク汚れや黒カビ汚れも、歯ブラシなら掻き出すことができます。

古い歯ブラシを曲げて先端を細くすると、より狭い部分の清掃に役立ちますよ。

水でしっかり洗い流して乾かす

最後に、洗剤や汚れを水でしっかり洗い流します。

手洗い器全体に水をかけ(または湿らせた布で何度も拭き取り)、洗剤成分や浮き上がった汚れが残らないよう十分にすすぎましょう。

とくにカビ取り剤など強い洗剤を使った場合は入念に水洗いしてください。

その後、柔らかい布やタオルで水気を拭き取って乾かします。

水滴が残っているとまた水垢などの原因になるため、乾いた布で全体をから拭きして仕上げることがポイントです。

日頃のひと手間で汚れ予防! 例えば、最後にトイレを使った家族が就寝前に手洗い器の水滴をサッと拭き取る習慣をつけるだけで、水垢の発生を抑えられます。こまめに乾拭きや簡単な掃除をすることで汚れの蓄積を防げるので、結果的にお掃除がぐんと楽になります。

トイレ手洗い器の素材別注意点

手洗い器の素材によって、お手入れ時の注意点も少し異なります。

代表的な素材ごとのポイントを押さえておきましょう。

素材ごとのお手入れポイント
  • 陶器(磁器)製:陶器製の手洗い器は表面がガラス質の釉薬でコーティングされており、比較的薬品や汚れに強い丈夫な素材です。通常の中性洗剤やクレンザーで掃除できますが、表面を傷つけないよう金属製のたわしや硬いブラシの使用は避けましょう。また、陶器は割れ物なので強い衝撃にも注意が必要です。
  • プラスチック(樹脂)製:プラスチック製の手洗い器は軽く扱いやすい反面、傷や薬品に弱い点に注意しましょう。研磨剤入りのクレンザーやメラミンスポンジ(激落ちくん等)で強くこすると表面が曇ったり細かな傷がついたりしてしまいます。また、塩素系漂白剤を長時間かけておくと変色や劣化の原因になるため、使用後はすぐに十分な水拭き・すすぎを行い、洗剤成分を残さないようにします。
  • 人工大理石製:人工大理石の手洗い器は、高級感がありますが薬品や熱に弱い性質があります。酸性・アルカリ性の強い洗剤を使うとシミになったり表面が傷む可能性があるため、中性タイプのマイルドな洗剤で優しくお手入れするのがおすすめです。硬いスポンジやブラシでゴシゴシ擦ると艶が失われる恐れがあるので注意してください。

まとめ

トイレの手洗い器は放っておくと様々な汚れや雑菌の温床になりがちですが、正しい方法でお掃除すれば清潔な状態を維持できます。

今回ご紹介した手順(ホコリ落とし→洗剤洗浄→汚れ別対策→細部ブラシ→すすぎ・乾拭き)を踏めば、初心者の方でも簡単に手洗い器をピカピカにすることができます。

大切なのは汚れを溜め込まないよう定期的にお手入れすることです。

少しの心がけで衛生的で気持ちの良いトイレ空間を保てますので、ぜひ今日からお掃除に取り組んでみてください。

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