トイレ掃除シートの種類
トイレ用のお掃除シートには、大きく分けて以下のようなカテゴリに分かれます。
- 厚手タイプ
- 薄手タイプ
- 流せるタイプ
- 流せないタイプ
それぞれの特徴を理解して、自分の掃除スタイルに合ったシートを選びましょう。
厚手タイプ
厚手タイプのトイレ掃除シートは、その名の通りシートにしっかり厚みのあるタイプです。
丈夫で破れにくく、水分もたっぷり含んでいるため1枚でトイレ全体を掃除できる製品が多いのが特徴です。
例えば凸凹のエンボス加工が施された厚手シートなら、便器や便座、タンクから壁・床まで一枚で丸ごと拭き取れるうえ、99%もの除菌効果を謳う製品もあります。
厚手シートは汚れ落ちが良く、拭き取り中によれたり破れたりしにくいため、ゴシゴシ力を入れなくても効率的に掃除できる優れものです。
また、厚手タイプの中には大判サイズのシートもあり、半分にカットできるミシン目付きのものも一般的です。
1枚を実質2枚分として使えるため、汚れ具合に応じて使い分けることができます。
厚みがありふっくらとしたシートは乾きにくく安定感があるため、一度の掃除でトイレ全体をしっかり拭き上げてもシートがボロボロになりにくいのも魅力です。
ただし、厚手タイプは1枚あたりの価格が高めに設定されている場合が多く、コスト面ではデメリットもあります(この点については後述します)。
薄手タイプ
薄手タイプのトイレ掃除シートは、厚手に比べてシートが薄く柔らかいタイプです。
価格が手頃で枚数も多めに入っている製品が多いため、「汚れに気づいたときに惜しみなくどんどん使える」のが薄手シート最大の利点と言えるでしょう。
日々のちょこちょこ掃除には薄手タイプを使い、汚れが軽いうちにサッと拭き取ってしまう、という使い方も経済的で便利です。
ただし薄手ゆえに破れやすく丈夫さに欠ける点には注意が必要です。
力を入れて拭くとシートがすぐボロボロになってしまい、「結局たくさん枚数を使ってしまった…」ということにもなりがちです。
実際、「流せるタイプの薄手シートはすぐボロボロになってストレス」という声もあり、薄手シートをゴミ箱に捨てる前提でもっとしっかりしたシート(=流せない厚手タイプ)を求める人もいます。
トイレ全体をまんべんなく掃除しようとすると薄手では何枚も重ねて使う必要があり、結果的に消費量が増えてしまう点もデメリットでしょう。
薄手タイプは安価で手軽な反面、1回の掃除に複数枚を消費しやすい点を踏まえて選ぶと良いですね。
流せるタイプ
「流せるタイプ」のトイレ掃除シートは、使用後にそのままトイレに流せる素材でできた使い捨てシートです。
便器や便座、床まで広範囲を一枚で拭き掃除でき、使い終わったシートは丸めてトイレにポイと流せるので後片付けが不要。
汚れたシートをゴミ箱に残さずに済むため衛生的なのが大きな魅力です。
現在市販されているトイレ用ウェットシートの多くはこの流せるタイプで、掃除後にゴミ箱へ捨てる手間が省けてそのまま流せるお手軽さから、とても人気があります。
ただし、流せるタイプとはいえ一度に大量のシートを流すと詰まりの原因になることがあります。
メーカーも公式に「つまりを避けるため、一度に流すのは1枚ずつにしてください」と注意喚起しています。
複数枚使用した場合はまとめて流さず、面倒でも1枚ずつ水を流す習慣をつけましょう。
また、節水型のトイレは従来型より水量が少なく流れが弱いため、厚手シートなど水に溶けにくいタイプは特に詰まりやすいとも言われます。
流せるシートを使う際は説明書の指示どおりに適量を守り、古い配管や節水トイレでは慎重に扱うようにしてください。
流せないタイプ
「流せないタイプ」のトイレ掃除シートは、その名の通り使用後にトイレへ流せずゴミとして処分するタイプです。
素材に水に溶けない繊維(例えばポリエステル不織布など)を使っている場合が多く、流せない代わりにシートの強度が非常に高い点が特徴です。
厚手タイプ以上にしっかりした拭き心地で破れにくく、便器のフチ裏の黒ずみやこびりついた汚れもしっかり擦り落とせるため、「流せる薄手シートがすぐボロボロになる…」と感じる方にはあえて流せない丈夫なシートを選ぶメリットがあります。
一方で、使い終わったシートは毎回ビニール袋に入れて可燃ゴミに捨てる手間がかかります。
汚れたシートを一時的にもトイレ内に置いておくのは衛生面で気になる人もいるでしょう。
しかし袋に密閉してすぐ捨てれば大きな問題はなく、「流せるタイプでも絶対に流さず全てゴミ箱に捨てている」という人もいるほどです。
要は流せないシートは手間と衛生面のデメリットと引き換えに、頑固な汚れ掃除に特化した性能重視タイプといえます。
日常的な時短掃除には不向きですが、「月に一度はしっかり掃除したい」という場面で併用するのも良いでしょう。
トイレ掃除シートのメリット・デメリット
続いて、トイレ用お掃除シート全般に共通するメリット(利点)とデメリット(留意点)を見ていきましょう。
使い捨て掃除シートならではの利点を活かしつつ、欠点も理解しておくことで、より上手に付き合えるようになります。
メリット
トイレ掃除シートのメリットには以下のようなものがあります。
- 使い捨てできて衛生的
- 除菌・消臭効果がある
- コンパクトで収納しやすい
使い捨てできて衛生的
トイレ掃除シート最大のメリットは、使い捨て可能で衛生的な点です。
汚れたらその都度ゴミ箱に捨てたりトイレに流したりできるので、雑巾やブラシのように汚れを溜め込んだ掃除道具を保管する必要がありません。
特に流せるタイプであれば、掃除後に汚れたシートに触れることなくそのまま処分できるため清潔です。
使い捨てゆえに毎回清潔なシートで掃除でき、トイレ掃除による二次汚染や菌の拡散を防げるのは大きな利点でしょう。
除菌・消臭効果がある
多くのトイレ掃除シートには除菌剤や消臭成分が含まれており、ただ汚れを拭き取るだけでなく除菌・消臭まで同時にできるものがほとんどです。
例えば花王やエリエールの高機能タイプでは「99.9%除菌」「ウイルス除去」「24時間抗菌・防臭効果」などを謳う商品もあり、拭いた後も抗菌コートが持続するものまで登場しています。
実際にユーザーからも「除菌消臭効果が持続し、汚れもすっきり落とせる」と評価する声があり、トイレ特有の嫌な臭い対策にも掃除シートが役立っているようです。
さらに各社とも爽やかな香り付きの商品を展開しており(ミント系やハーブ系、花の香りなど)、掃除後にほのかな香りが残って消臭剤代わりになる点もメリットと言えるでしょう。
コンパクトで収納しやすい
トイレ掃除シートは袋入りやプラスチックケース入りで販売されており、コンパクトなサイズでトイレ内に収納しやすいのも利点です。
たとえば10~20枚入り程度のパックなら文庫本ほどの大きさで、トイレの棚やタンクの上などに置いても邪魔になりません。
ケース付きの商品では高気密のフタでシートの湿り気を保ちつつワンプッシュで片手でも開閉できるものもあり、インテリアになじむデザインのケースも登場しています。
このように省スペースで保管でき、使いたいときにサッと取り出せる手軽さも、シートタイプ掃除用具ならではのメリットでしょう。
ゴミ箱を置くスペースがないトイレでも、流せるシートならパックひとつ置くだけで完結するのも嬉しいポイントです。
デメリット
一方でデメリットには以下のようなものがあります。
- ランニングコストがかかる
- トイレが詰まるリスクがある
ランニングコストがかかる
使い捨てできる利便性と引き換えに、トイレ掃除シートはランニングコスト(継続的な費用)がかかる点がデメリットです。
他の掃除道具のように繰り返し使えないため、使えば使うほど消耗して買い足す必要があります。
特に厚手タイプは1枚あたりの値段が高めで、「一枚あたりの値段が高いので、ついケチって使うのをためらってしまう」という声もあります。
例えば流せる厚手シートは10枚入りで数百円程度の商品が多く、毎日使うとあっという間に消費してしまいます。
薄手タイプや大容量パックなら多少コストは抑えられますが、それでも雑巾+洗剤で掃除する場合などと比べると割高なのは否めません。
このコスト面のデメリットを補うには、用途に応じた使い分けがポイントです。
日常のちょい掃除には安価な薄手シートや100円ショップのシートを使い、しっかり掃除したい日は高機能な厚手シートを使う、といった使い分けをすれば高コストになりすぎず済みます。
また各社から詰め替え用パックも安価に販売されているので、専用ケースや容器があれば詰め替えを活用すると経済的です。
トイレが詰まるリスクがある
前述のように、流せるタイプのシートでも誤った使い方をするとトイレ詰まりの原因となっていまうリスクがあります。
特に一度に何枚も流したり、厚手シートを水量の少ないトイレで流したりすると、シートが配管に残って詰まりの原因になることがあります。
花王の公式Q&Aでも「シートをたくさん使用した時はトイレに流さず、可燃ゴミとして処理することをおすすめ」すると明記されています。
流せるシートはあくまで「1回に1枚」までが安全と心得ましょう。
万一シートが流れず詰まってしまうと、最悪業者を呼んで高額な修理となるケースもあります。とくに築年数の古い住居や節水型トイレでは注意が必要です。
「流せるから大丈夫」と油断せず、少しでも抵抗を感じたら無理に流さないこと、そして取扱説明に従った正しい方法で使用することが大切です。
また、流せないタイプのシートを誤って流してしまった場合も当然詰まりの原因となります。
流せないシートは水に溶けない素材なので、一度配管に詰まると自力での除去は困難です。
流せないタイプは袋など目立つ表示がされているはずなので、使用前によく確認し、うっかり流してしまわないよう注意しましょう。
トイレ掃除シートを選ぶポイント
ここからは、実際に商品を選ぶ際にチェックすべきポイント(基準)を解説します。
- シートの厚さ・丈夫さを確認
- 除菌力や成分をチェック
- 流せるタイプかどうか
- コスト・枚数(経済性)
店頭や通販でさまざまな掃除シートを目にしても、上記のポイントを押さえておけば自分にピッタリの一品が選びやすくなります。
シートの厚さ・丈夫さを確認
まず注目したいのはシートの厚さと丈夫さです。先述のとおり、厚手タイプは1枚でトイレ全体の掃除が完結するほど拭き取り能力と耐久性に優れています。
ゴシゴシ拭いても破れにくいエンボス加工の厚手シートなら、汚れ落としを重視する人に最適でしょう。
一方、薄手タイプは破れやすい代わりに価格が安いものが多く、汚れたら何枚も惜しまず使いたいという使い方に向いています。
掃除の頻度や汚れの程度に合わせて、「多少高くても一発で汚れを落とせる丈夫なもの」か「コスパ重視で薄手でも枚数多めのもの」かを選ぶと良いでしょう。
実際に商品を手に取れる場合は、シートの厚みや質感を確認してみてください。破れにくいシートは大抵厚みがあり凸凹加工がされています。
また口コミなどでも「この商品は薄手で結局重ねて使う羽目になった」「厚手で丈夫なので1枚で済む」等の評価が見られます。
こうした実際の使用感も参考に、自分が重視するポイント(拭きやすさ重視か、コスト重視か)に合った厚さのシートを選びましょう。
除菌力や成分をチェック
次に除菌力(除菌成分の有無)も重要なポイントです。
トイレは雑菌の温床になりやすい場所ですから、どうせ掃除するならしっかり除菌もできるシートを選びたいですよね。
市販のトイレクリーナーシートの多くは「除菌99%」「除菌率99.9%」などとうたっており、ほとんどの雑菌を拭き取れるアルコールや有効成分が含まれています。
商品パッケージや説明に「除菌」「抗菌」「消臭」などの記載があるかを確認しましょう。より強力なものではウイルス除去効果や24時間抗菌持続を謳う製品もあります。
例えばエリエール「キレキラ!」は99.9%除菌に加えウイルスまで除去でき、防臭効果も24時間続くとされています。
一方で、小さなお子さんやペットがいる家庭ではアルコール成分の刺激が気になる場合もあるでしょう。
その場合、エタノール不使用のものや、香料がマイルドなものを選ぶ方法もあります。
無香料タイプや、逆に匂い残りを重視して香りつきタイプを選ぶかも好みによります。
ただし芳香剤をすでにトイレに置いている場合は注意が必要です。
まったく違う系統の香りのシートを使うと混ざって不快な臭いになってしまう可能性もあるため、芳香剤を使っている人は同系統の香りを持つトイレクリーナーを選ぶと良いでしょう。
流せるタイプかどうか
流せる/流せないかも、購入前に必ず確認すべきポイントです。
ほとんどの商品はパッケージ表面に「流せる」と明記されていますが、中には流せないタイプも市販されています。
繰り返しになりますが、流せるシートはやはり後始末が圧倒的にラクで衛生的です。掃除後にシートをゴミ箱に捨てなくて済むので、トイレにゴミ箱を置きたくない人にも向いています。
一方、流せないシートは上記の通り耐久性に優れるメリットがあります。
掃除の際に水に溶けることを前提としていないため、材質が頑丈でゴシゴシ擦っても破れにくいのです。
そのため「流せなくてもいいから丈夫なシートでしっかり掃除したい」というニーズには応えてくれます。
ただ基本的には一般家庭で日常使いするなら流せるタイプがおすすめです。
掃除が終わってからゴミ捨ての手間を省けて、そのまま流せるお手軽さと清潔さは一度味わうと手放せません。
要は、「手軽さ・衛生面を取るか」「性能重視か」のトレードオフです。迷ったらまずは流せるタイプを試し、耐久性に不満があれば流せないタイプも検討すると良いでしょう。
なお流せるタイプを選んだら、重ね流し厳禁など正しい使い方を守ることも忘れずに。
コスト・枚数(経済性)
最後に見逃せないのがコストパフォーマンス(経済性)です。
製品によって1パックあたりの枚数や価格はさまざまなので、単純に「1枚あたりいくらか?」を計算して比較してみましょう。
一般的に厚手高機能タイプは1枚あたり20~30円程度、薄手の大容量タイプなら1枚5~10円程度というケースが多いです。
たとえばレック社「激落ちくん」厚手タイプは実勢価格327円で12枚入り(1枚あたり約27円)といった具合。
一方、リーズナブルな製品では20枚入りで200円前後(1枚10円程度)という商品もあります。
毎日どんどん使いたい派なら大容量パックや安価な詰替用を選ぶとランニングコストを抑えられます。また、シート枚数やサイズも経済性に影響します。
例えば100円ショップのシートは110円で20~30枚入りと格安ですが、一枚のサイズが小さめだったり厚みが足りず結局2~3枚使ってしまったりすることもあります。
逆に厚手大型シートなら半分に切って使えるため、軽い汚れのときは半枚で済んで経済的という考え方もできます。
商品ごとのシート寸法やミシン目の有無も確認し、自分の掃除頻度・1回で使う枚数に照らしてコスパの良いものを選びましょう。
さらに、お得用の詰め替えパックが用意されているかもチェックポイントです。
ケース入り商品は最初だけケース付きセットを買い、あとは詰め替えを買うことで価格を抑えられます。
中にはドラッグストアオリジナルブランドの詰替パック(大容量)などもあり、そういったコスパ重視アイテムを活用するのも賢い方法です。
長く使い続けるものだからこそ、お財布にも優しい商品を選びたいですね。
人気のトイレ掃除シート紹介
では実際に、口コミ評価の高い人気のトイレ掃除シートをいくつかご紹介します。
- 花王 「トイレクイックル 消臭ストロング」(エクストラハーブの香り)
- 大王製紙 「エリエール キレキラ!徹底トイレおそうじシート」
- レック 「激落ちくん クリンぱ!トイレクリーナー 大判 厚手タイプ」
- 無印良品 「流せる除菌トイレクリーナー」
- 100円ショップ各社 「流せるトイレクリーナー 厚手タイプ」
それぞれの特徴(厚さ・除菌力・香り・コスパなど)に注目し、自分のニーズに合った一品を探してみてください。(※順不同・各商品の特色紹介です。性能の優劣を直接比較するものではありません。)
花王 「トイレクイックル 消臭ストロング」(エクストラハーブの香り)
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トイレ用お掃除シートの定番中の定番、花王の「トイレクイックル」シリーズの高機能版です。
厚手で丈夫な凸凹シートに洗浄液がたっぷり含まれており、尿ハネ汚れまでしっかり拭き取れると評判です。
特にこちらの「消臭ストロング エクストラハーブの香り」は消臭機能を特に重視したタイプで、便器だけでなく壁や床まで掃除することで嫌なニオイを元からカットできます。
爽やかなハーブの香り付きで掃除中も気分が良く、拭き終わった後はそのままトイレに流せる手軽さも良いポイントです。
シートは大判サイズなので折りたたんで面を変えながら使えば1枚で広範囲を掃除可能なのも便利です。
除菌効果も高く24時間抗菌効果が持続するため、掃除後もしばらく衛生状態をキープできます。
厚手ゆえ価格はやや高めですが、「とにかく使いやすい」「床や壁まで拭けて助かる」と使い勝手の良さで高評価の人気商品です。
大王製紙 「エリエール キレキラ!徹底トイレおそうじシート」

エリエールの「キレキラ!トイレクリーナー」は、そのキャッチコピー通り「1枚で徹底おそうじ」できる性能が売りの厚手タイプシートです。
過去に雑誌LDKのテストでA評価を獲得し、「1枚で便座も床も全部拭けちゃう優れもの」と太鼓判を押されたほどの実力派。シートは極厚で強度抜群なのでヘタらず、便器のフチ裏や床の隅までしっかり拭いても破れません。
さらにキレキラ独自の技術で99.9%除菌・ウイルス除去・消臭・24時間抗菌防臭まで実現しており、機能性はトップクラスです。
実際「破れず乾かず、一枚で便器・フチ裏・床・壁まで徹底掃除できる」「公式が『1枚チャレンジ』を開催したほど自信の逸品」と紹介されるほどで、メーカーもSNSで“一枚でどこまで掃除できるか”をアピールするキャンペーンを行っていたほどです。
香りはハッピーローズの華やかな香りやシトラスミントの爽やかな香りなど数種類展開されており、除菌消臭効果が高く香りも良いと口コミでも好評です。
厚手ゆえ値段は張りますが「ゴシゴシしなくてもサッと拭くだけで汚れが落ちる」「強度が高く1枚で便器から床まで全部掃除できる」といった点で支持されています。
とにかく性能重視で選びたい方におすすめの人気商品です。
レック 「激落ちくん クリンぱ!トイレクリーナー 大判 厚手タイプ」

お掃除用品でおなじみレック社の「激落ちくん」ブランドから発売されている厚手タイプのトイレクリーナーシートです。
12枚入り(24カット)などのパックで販売されており、シート自体が大判サイズなのでミシン目で半分に切って1枚を2枚分として使うことも可能です。
特徴は何と言ってもそのコスパと洗浄力。
価格が比較的安いにもかかわらず汚れ落ちが抜群に良く、放置してしまった頑固な汚れにも最適と評価されています。
実際、LDKの検証でも「安いけど汚れはしっかり落ちる」と汚れ落とし性能で高評価を得ました。
また除菌率99.9%、24時間抗菌といった衛生効果もしっかり押さえており、シートにはミントの香り付きで使用後は爽やかです。
一方でシート繊維の耐久性はトップブランドよりやや劣り、「破れやすいので複数枚使うならアリ」というコメントもあります。
厚手とはいえ力を入れすぎると破れてしまうことがあるようなので、ゴシゴシ擦る際は適宜シートを替えると良いでしょう。
それでも「価格の割にしっかり除菌できて優秀」「汚れがよく落ちるのでリピートしている」とコストと効果のバランスで人気の一品です。
無印良品 「流せる除菌トイレクリーナー」

シンプルな生活雑貨で人気の無印良品から出ているトイレクリーナーシートです。
一袋20枚入りで税込150円という手に取りやすい価格ながら、その品質は侮れません。
市販3製品の使い比べ検証では「厚さが一番しっかりしていると感じたのは無印良品」と評され、拭いていてもボロボロになりにくく掃除がしやすかったとのことです。
厚手で破れにくい上に、水に流せる処方で使い勝手は良好。除菌効果もきちんとあり、アルコール配合で99%除菌を謳っています。
また無印らしく無香料タイプなので、香り付きが苦手な方やトイレの芳香剤と香りが混ざるのを避けたい方にも適しています。
パッケージはシンプルな白で、開封口が幅約4cmと広めに作られているためシートが取り出しやすいのもポイントです(その反面、しっかり閉めないとシートが乾きやすいので注意)。
「安いのに厚手で丈夫」「シンプルで必要十分な性能」とコスパの高さで定評があり、トイレ掃除シート入門としてまず試してみるにもピッタリの人気商品です。
100円ショップ各社 「流せるトイレクリーナー 厚手タイプ」
最後に、ダイソーやセリアなど100円ショップで入手できるトイレ掃除シートも紹介します。
各社から110円(税込)という低価格で「流せるトイレクリーナー厚手タイプ」や「流せる除菌おそうじシート」などが販売されており、枚数はだいたい20~30枚入りです。
例えばダイソーの厚手タイプは24枚入り、セリアの「凄腕くん」は26枚入りで、いずれもエンボス加工が施されていて水に流せます。
香りはミント系や石鹸系のさっぱりした香り付きが多く、除菌効果も一応うたわれています。
性能面では上記ブランド品に及ばないものの、「価格が安いので惜しまず使える」「汚れに気づいたらすぐ取り出してサッとひと拭きを習慣化できる」といった点で根強い人気があります。
シートサイズが少し小さめだったり、厚みは“超厚手”とまではいかないため、トイレ全体をしっかり掃除するには2~3枚使う場面もあるでしょう。
しかし日々のちょこちょこ掃除用としてはコスパ最強です。
実際「流せるシートは無印・ダイソー・セリアどれも大きさほぼ一緒」とのレビューもあり、安価でも十分使いやすいとの声が聞かれます。
まずは安価なもので試してみたい方、頻繁に掃除するからコストを抑えたい方には100円ショップの商品も有力な選択肢です。
トイレ掃除シートの使い方
最後に、トイレ掃除シートを使った効果的な掃除方法を解説します。
基本的な使い方の手順と、知っておくと便利な応用テクニックを順に見ていきましょう。
基本手順
トイレ用お掃除シートを使えば、特別な道具がなくても手軽にトイレ全体を清掃できます。
以下は一般的な掃除の手順です。
- 準備:パッケージからシートを1枚取り出します。(厚手シートの場合は1枚、薄手で不安な場合は2枚重ねてもOKです。)必要に応じて使い捨て手袋を装着すると衛生的です。シートを四つ折りにたたんで、拭く面積をコンパクトにしつつ何度か面を変えて使えるようにしておきます。
- ホコリ取り:シートが湿っているとホコリを巻き込んですぐ汚れてしまうため、いきなり拭き掃除に移らずまずはホコリを除去します。トイレのフタやタンク上、ペーパーホルダーの上、床隅などホコリの溜まりやすい場所を軽く乾いたペーパーやシートで払ってください。このひと手間でシートがホコリですぐ真っ黒になるのを防げます。
- 上から下へ拭く:トイレ掃除は基本的に「汚れの軽い所から→汚れのひどい所へ」「上から下へ」進めるのがコツです。まずは床より高い位置にある箇所から拭きましょう。例えばタンクやレバー、トイレットペーパーホルダー、ドアノブなどから始め、次に便座の表裏、便器のフチ、最後に便器の内側(汚れの強い部分)という順です。こうすることで汚い部分を拭いたシートで他の場所を触ってしまうリスクが減り、効率的かつ衛生的に進められます。
- シートの面を変えながら拭く:四つ折りにしたシートは、使った面が汚れたり乾いてきたりしたら新しい面に折り替えて使いましょう。例えば1枚のシートを4面使えるようにすれば、便座→タンク→床→便器内と面を変えつつ1枚で複数箇所を拭くことも可能です。厚手シートなら1枚で十分ですが、薄手で汚れが広範囲に及ぶ場合は途中で新しいシートに交換してください。無理に1枚で済まそうとせず、汚れたら潔くチェンジする方が結果的にトイレ全体をきれいにできます。
- 仕上げ:便器の内側(フチ裏や水が溜まる部分)まで拭き終えたら、そのシートを使って最後にトイレの床まわり(便器の脚元など)をサッと拭くと完了です。床は尿ハネなどで汚れていることが多いので、一番最後に回します。すべて拭き終わったら、使用したシートをトイレに流すかゴミ袋に入れて捨てましょう。流せるタイプの場合は1枚ずつ水を流すようにし、複数枚使った場合は何度かに分けて流してください。最後に手をしっかり洗えばお掃除完了です。
どんなトイレ掃除シートを使用しようと、この手順は変わりませんので、日頃から上記のような使い方を意識してください。
応用テクニック
基本の手順に慣れてきたら、以下のようなワンランク上のテクニックも試してみましょう。
よりシートを有効活用でき、トイレ掃除の時短&仕上がりアップに役立ちます。
- シートを上手に折りたたんで効率清掃:厚手大判シートの場合、最初にミシン目で半分にカットしてから使う方法もあります。しかし専門家によれば、基本は大判サイズのまま使うのがおすすめです。厚手シートは乾きが遅く安定感があるので、そのままの方が破れにくく汚れもたっぷり拭き取れます。シートは四つ折りにして面を変えながら使い、汚れたら展開して新しい面で拭く…を繰り返すと1枚でトイレじゅうを効率よく掃除できます。
- 汚れ具合でシート半分使い分け:ミシン目入りのシートは必要に応じて半分サイズで使えるのも利点です。例えば「ちょっと手洗いボウルにホコリが…」「便座に髪の毛が…」といった軽い汚れの小掃除には半分に裂いたシートを使えば無駄がありません。逆にしっかり掃除したいときは大きいまま使う、と汚れ具合に応じて使い分けると経済的です。半分サイズは小回りも利くので細かい部分の拭き取りにも便利ですよ。
- トイレ全体を拭いてイヤな臭い撃退:シートで拭けるのは便器だけではありません。壁や床、ドアなどもぜひ一緒に拭きましょう。特に男性のいるご家庭では尿の飛び散りが床や壁に付着して臭いの原因になりがちです。消臭効果のあるシートで壁や床まで拭けば、トイレ全体のニオイがグッと軽減します。実際、消臭機能が高いシートでは「壁、床までこれで掃除すると臭いが気になりにくくなる」と紹介されています。便器周りだけでなくトイレ室内全体をシートで清掃して、イヤな臭いを元から断ちましょう。
- 香りの工夫で快適に:掃除シートの香りにも気を配ると、より快適にお掃除できます。前述のとおり芳香剤とシートの香りがチグハグにならないよう統一感のある香りを選ぶのがポイント。例えばフローラル系の芳香剤を置いているならローズの香りのシートを、柑橘系の消臭剤ならシトラスの香りのシート、といった具合です。香りを合わせることで掃除中も後も心地よく過ごせます。また無香料のシートを選び、別途お気に入りのルームフレグランス等を使う方法もあります。香りの相乗効果を意識してみてください。
- シートを乾燥させない裏技:ウェットシートは開封後に放置すると乾燥してしまいがちです。使い終わったらフタをしっかり閉めるのは当然ですが、それでも「最後の方のシートが乾いてパリパリ…」なんて経験はありませんか。そんな時は市販のシート用加湿ピタット(シートに貼る保湿剤)を使ったり、ファスナー付き保存袋にパックごと入れて保管すると乾燥を防げます。特に夏場や乾燥する冬場は意識して湿気を保ち、最後の一枚までしっとり使える工夫をしましょう。
まとめ
トイレ掃除シートは、初心者でも扱いやすく水回り掃除のハードルをぐっと下げてくれる心強いアイテムです。
厚手・薄手や流せる・流せないといった種類ごとの特徴とメリット・デメリットを理解し、自分に合った商品を選べば、毎日のトイレ掃除が今までよりずっと簡単になります。
実際「流せるトイレットクリーナーがあるだけで、毎日のトイレ掃除がとても楽になる」という声もあるほどです。
ぜひ本記事で紹介したポイントを参考に、お気に入りのトイレ掃除シートを手に取ってみてください。
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※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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