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トイレ掃除におすすめの洗剤・グッズと基本手順を徹底解説

2025.05.23
2025.05.23
◆本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
トイレは毎日使う場所だからこそ、いつも清潔に保ちたいものです。しかし「トイレ掃除は面倒…」と感じる方も多いでしょう。

実は適切な洗剤と便利なグッズを使えば、効率的にトイレ掃除ができ、グッと簡単になります。

本記事では、汚れの種類に応じた洗剤の選び方やおすすめ製品、掃除に役立つグッズ、基本的な掃除手順や頻度、さらに掃除時の注意点まで、初心者にもわかりやすく丁寧にご紹介します。
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目次 
伊藤 直樹
監修者

水道設備業者 トイレ・洗面・キッチン設備主任

伊藤 直樹 (株式会社プログレス)

株式会社プログレス 入社平成24年3月  暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにてトイレ・洗面・キッチン周りの設備主任を担当。水回り業務に8年従事し、累計3000件のトイレ・洗面・キッチン関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「トイレ・洗面・キッチン」のスペシャリスト。

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トイレ掃除に必要な洗剤

トイレにはさまざまな汚れがつくため、汚れの種類によっては適切な洗剤は異なります。

汚れ別の最適な洗剤
  • 尿石・黄ばみには酸性洗剤
  • カビ・黒ずみには塩素系洗剤
  • 尿の飛び散りなどの基本的な汚れは中性洗剤

尿の成分が固まって石のようになった尿石や、便器にこびりついた黄ばみ、湿気から発生するカビによる黒ずみなど、汚れの種類によって効果的な洗剤が異なります。

それぞれの汚れに合った洗剤を選ぶことで、効率よくキレイにできます。

尿石・黄ばみには酸性洗剤

尿石や黄ばみといったアルカリ性の汚れには、酸性のトイレ用洗剤が効果的です。

尿石とは尿に含まれるカルシウムなどが蓄積して固まったもので、陶器の便器にこびりついて落ちにくい厄介な汚れです。

酸性洗剤に含まれる塩酸などの酸の力で尿石を溶かし、頑固な黄ばみ汚れを化学分解して落とすことができます。

代表的な酸性洗剤はボトルの先がカーブしたノズルになっており、便器のフチ裏などにも液をかけやすく設計されています。

使用する際はゴム手袋を着用し、液が肌に触れないよう注意しましょう。また、酸性洗剤は刺激臭があるため換気も忘れずに行いましょう

カビ・黒ずみには塩素系洗剤

便器に発生した黒カビ汚れやピンク汚れなどの菌・カビ由来の汚れには、塩素系洗剤(塩素系漂白剤)がおすすめです。

塩素系洗剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは高い殺菌力を持ち、黒ずみの原因となるカビや雑菌を漂白・除菌してくれます。

頑固な黒ずみ汚れも塩素系の力でこすらず落とせる場合が多く、さらに除菌効果でニオイの元となる菌も撃退できます。

ただし、塩素系洗剤はアルカリ性のため、尿石などアルカリ性の汚れには効果が薄い点に注意しましょう(尿石汚れには前述の酸性洗剤が有効です)。

また、塩素系洗剤を使う際も必ず換気し、肌や衣服に液がつかないよう注意して扱いましょう。

尿の飛び散りなどの基本的な汚れは中性洗剤

日常的な尿の飛び散り汚れやホコリ、手垢などの軽い汚れには、中性洗剤が適しています。

中性洗剤は酸性・アルカリ性が強くないため素材を傷めにくく、便座や床、タンクまわりなどあらゆる箇所の掃除に使える万能タイプです。

例えば、トイレ用の中性洗剤スプレーを汚れに吹きかけてトイレットペーパーや布で拭き取れば、尿の飛び散りによる汚れや臭いもサッと除去できます。

中性タイプは樹脂製の便座やパッキン部分にも安心して使えるので、日常のこまめな掃除にぴったりです。

また、除菌成分や消臭成分が配合された製品も多く、掃除と同時に除菌・消臭効果も得られます。

毎日の簡単な掃除には中性洗剤を活用し、汚れを溜めないことがキレイを保つコツです。

トイレ掃除におすすめの洗剤

ここからは、上で紹介した「酸性」「塩素系」「中性」の種類ごとに、おすすめのトイレ用洗剤を具体的に紹介します。

いずれも市販されている人気商品で、汚れに応じて使い分けることで効果的に掃除ができます。

酸性洗剤

酸性洗剤は尿石や黄ばみなど頑固な汚れを落とす強力な洗浄剤です。

取り扱いには注意が必要ですが、一つ持っておくと蓄積した汚れをリセットできて安心です。

ここでは代表的な酸性トイレ洗剤を2つご紹介します。

大日本除虫菊(KINCHO) サンポール

サンポールは、トイレ用酸性洗剤の定番ともいえるロングセラー商品です。

塩酸を主成分とした強力な酸の洗浄力で、便器のガンコな黄ばみ・尿石を化学分解して落とすことができます。

ボトル先端の「スミズミノズル」により、便器のフチ裏まで液を行き渡らせやすいのも使いやすいポイントです。

こびりついた黄ばみ汚れに直接かけて数分置き、ブラシで軽くこすると頑固な汚れがスルリと落ちます。

除菌効果もあり、99.99%の除菌が可能※とされています(※メーカー試験値)。

比較的安価でドラッグストアでも入手しやすく、家庭用として一本備えておくと便利です。

ただし強酸性のため、使用後は流水でしっかり流し、便座や床に付着した場合はすぐ拭き取ってください。

ちなみに、サンポールに関してはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。

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和協産業 デオライトL

デオライトLは、業務用レベルの強力な酸性洗剤です。

和協産業
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尿石除去に特化して開発されており、蓄積した尿石を素早く溶解除去する高い洗浄力が特徴です。

1リットル入りで価格は1,000~2,000円程度と市販の他の洗剤より一見高めですが、容量が多いため使い続けるならコスパは良好です。

頑固な尿石による詰まりさえも解消できるほど強力なため、家庭用として使用する際には以下の点に注意しましょう。

まず、通常の洗剤より量を多めに使います(便器に約250mlを投入する使用法が推奨されています)。

薬剤を注いだ後は少し時間を置いて尿石を溶かし、十分に水で流します。

浄化槽式トイレの場合は、使用後に中和剤を入れることが推奨されるほど酸性が強いため、製品の指示に従って扱ってください。

取り扱いはやや上級者向けですが、「何をやっても落ちない」ような頑固な尿石汚れを一掃したい場合に頼りになる一本です。

塩素系洗剤

塩素系洗剤は次亜塩素酸ナトリウムを主成分としたアルカリ性の漂白剤で、強力な除菌・漂白作用があります。

黒ずみ汚れや雑菌の繁殖によるニオイ対策に効果的で、トイレ掃除には欠かせません。ただし酸性洗剤と混ざると有毒ガスが発生するため、扱いには注意が必要です。

ここでは家庭で使いやすい塩素系洗剤のおすすめ2製品を紹介します。

花王(kao) 除菌洗浄トイレハイター

除菌洗浄トイレハイターは、花王の塩素系トイレ用漂白洗浄剤です。

花王
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トイレ用に粘度を調整した液が便器に密着し、黒ずみや黄ばみをしっかり漂白・除去します。

スプレーボトルではなくボトルを押して液を出すタイプで、目安として便器全体に2プッシュ(約20ml)程度をかけ、2~3分放置してからブラシで軽くこすって洗い流します。

黒カビによる黒ずみ汚れはもちろん、尿の飛び散りが原因の黄ばみや輪ジミにも一定の効果が期待できます。

また除菌成分により99%以上の細菌を除去できる※ため、衛生面でも安心です(※すべての菌を除菌するわけではありません)。

価格もリーズナブルでスーパーやホームセンターで手軽に購入できるため、日常的なトイレ掃除用に一本常備しておくとよいでしょう。

ユニリーバ(Unilever) ドメスト 除菌クリーナー

ドメストは、ユニリーバが販売するトイレ用塩素系クリーナーです。

イギリス発の製品で、日本でもその高い洗浄力と除菌力から人気が高まっています。

ドメスト最大の特徴は「こすらずに汚れを落とせる」点です。

液を便器に回しかけてしばらく放置し、その後水で流すだけで頑固な汚れが落ちるとされており、ブラシでゴシゴシこする手間を減らせます。

黒ずみやピンク汚れ、黄ばみなど広範囲の汚れに効果を発揮し、除菌によって悪臭の発生も防ぎます。

ただし尿石など無機質のこびりつき汚れには塩素系では効果がないため、その場合は酸性洗剤との使い分けが必要です。

200~500円程度と手頃な価格で購入できるうえ、ボトルは先端が細くなっていてフチ裏にもかけやすく工夫されています。

定期的な掃除に取り入れることで、トイレを常に清潔に保てるでしょう。

中性洗剤

中性洗剤は洗浄力こそマイルドですが、トイレ掃除の日常使いに最適な扱いやすい洗剤です。

便器内部から便座、床まで幅広く使え、二度拭き不要で手軽に掃除できる製品も多く出ています。

ここでは消臭・除菌効果も備えた人気の中性洗剤スプレー2つを紹介します。

花王(kao) トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー 除菌・抗菌

トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー(除菌・抗菌)は、一本でトイレ全体を掃除できる花王の中性洗剤スプレーです。

ミントの香りの洗浄液をシュッとひと吹きするだけで、便器内の洗浄はもちろん、使用後の消臭や便座・床の拭き掃除にもこの一本でまかなえます。

洗剤の液性は中性なのでプラスチック製の便座や床材にも安心して使え、拭き取り後の二度拭きも不要です。

汚れ落としの成分に加えてアルコール系の除菌成分も配合されており、汚れ・菌・ニオイをまとめて除去できるのが魅力です。

使い方は簡単で、便器内にスプレーした場合は軽くブラシでこすって流し、便座や床にスプレーした場合はトイレットペーパーや布で拭き取るだけ。

除菌効果により掃除後の清潔さを保ち、抗菌効果で菌の繁殖を抑えてくれるため、掃除頻度を減らしたい方にも嬉しいアイテムです。

日常的なトイレ掃除がこれ一本でぐっと楽になるでしょう。

ライオン(LION) ルックプラス 泡ピタ トイレ洗浄スプレー

ルックプラス 泡ピタ トイレ洗浄スプレーは、ライオンから発売されている中性タイプのトイレクリーナーです。

最大の特徴はその「密着泡」で、レバーを引いてスプレーするとモコモコと泡状の洗浄剤が出て、便器のフチ裏など手が届きにくい場所にも泡が密着して汚れを浮かせてくれます。

フチ裏に吹き付けて60秒ほど待って水で流すだけで、1週間分程度の蓄積汚れならこすらず落とせるという手軽さです。

またこの泡ピタ一本で、便器の中から便座、床までトイレ掃除のすべてに対応できます。

便器内は泡を行き渡らせてからブラシで軽くこすって流し、便座や床にはスプレー後トイレットペーパーで拭き取ればOKです。

除菌・消臭効果はもちろん、抗菌作用で便座や床の菌の繁殖を抑える効果もあり、掃除後も清潔が長持ちします。

逆さにしても噴射できるボトル設計なのでフチ裏掃除がしやすく、爽やかなシトラス系などの香りで掃除後のトイレ空間も快適です。

「ブラシでゴシゴシせずにキレイにしたい」という方にぜひ試してみてほしい便利なクリーナーです。

トイレ掃除におすすめのグッズ

洗剤と併せて使うことでトイレ掃除をより便利にしてくれるグッズも紹介します。

適切な道具を使えば、掃除の手間が減り仕上がりも向上します。

トイレ掃除用ブラシ

トイレ掃除の必需品といえば専用のブラシです。

頑固な汚れをこすり落とすのにブラシは欠かせませんが、一口にブラシといってもいくつか種類があります。

ご家庭に合ったブラシを選びましょう。

トイレ掃除用ブラシの種類
  • 繰り返し使える一般的なブラシ:最もオーソドックスなナイロン製ブラシで、ハンドル付きのものが多いです。適度なコシのある毛先でフチ裏から排水口付近までしっかりこすれます。ケース付きタイプなら使用後に収納してニオイ漏れや見た目を気にせず保管できるのでおすすめです。また、ブラシの形状も様々で、先が細いものはフチ裏に届きやすく、先端が球状のものは便器の奥まで磨きやすいなど特徴があります。
  • シリコン製などソフトタイプのブラシ:近年増えているのが、柔らかい樹脂製のブラシです。水切れが良く汚れが付きにくいためお手入れが簡単で衛生的です。毛先がしなやかに曲がるので、フチ裏のカーブにもフィットして洗いやすい利点があります。ナイロンブラシに比べるとソフトな分こすり力はやや劣りますが、陶器を傷つけにくく飛び散りも少ないため、日常使いに適しています。
  • 使い捨てタイプのブラシ:ブラシ部分が使い捨てシートやパッドになっており、使用後はそのままゴミ箱に捨てたりトイレに流せたりするタイプです。代表的なものにスクラビングバブル 流せるトイレブラシなどがあり、使い終わったブラシを保管しなくてよいため常に清潔です。洗剤付きの使い捨てパッドを装着し、掃除後はボタン一つでパッドを排出して処分できるので手を汚さずに済みます。ただしコストは割高になるため、普段は通常のブラシを使い、気になる時だけ使い捨てタイプを使うといった併用も良いでしょう。

ブラシはいずれのタイプでもトイレ専用にし、使った後は流水できれいに洗って乾燥させてから収納します。

定期的に買い替えて常に清潔な状態で使うことも大切です。

ちなみにトイレの掃除用ブラシに関してはこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。

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置き型・スタンプ型洗剤

置き型洗剤やスタンプ型洗剤は、トイレ掃除の合間に設置しておくだけで汚れの付着を抑えたり良い香りを保ったりしてくれる便利グッズです。

積極的に「掃除をする」わけではありませんが、日頃のお手入れを楽にする補助アイテムとしておすすめです。

置き型・スタンプ型洗剤の詳細
  • 置き型洗剤:タンクや便器内に設置するタイプの洗浄剤です。例えばタンクに入れる「ブルーレットおくだけ」は、水に溶け出す洗浄成分で流すたびに便器をコーティングし汚れを付きにくくしてくれます。洗浄剤の色で水がブルーやグリーンに着色されるので、効果が目に見えてわかりやすいのも利点です。また、便器のフチにかけるタイプのものもあり、洗剤成分と芳香成分が少しずつ溶け出して黒ずみの発生を抑えつつ爽やかな香りを広げてくれます。置き型洗剤は1個で数週間~1ヶ月程度効果が持続し、その間の掃除の手間を軽減してくれます。
  • スタンプ型洗剤:ジェル状の洗剤を便器内側に直接「スタンプ」して貼り付けるタイプです。スクラビングバブル トイレスタンプやブルーレットスタンピーなどが該当します。使い方は簡単で、専用ホルダーの先端からゼリー状の塊を押し出して便器内側にペタンと貼り付けます。貼り付いたジェルから洗浄・防汚成分が溶け出し、流すたびに汚れを落とし菌の繁殖を抑えてくれる仕組みです。1回のスタンプで約1週間程度効果が持続し、その後はジェルが自然に溶け切ってなくなるので、新しいジェルを追加します。ジェルにはフローラルやミントなど香り付きのものもあり、トイレ空間の消臭・芳香剤代わりにもなります。

これらの置き型・スタンプ型洗剤を併用することで、普段からトイレが汚れにくくなるため掃除の頻度や手間を減らすことが期待できます。

ただし完璧に汚れが付かなくなるわけではないので、定期的なブラシ掃除は必要です。

「少しでも掃除を楽にしたい」という方はぜひ活用してみてください。

トイレ掃除の基本手順

実際にトイレ掃除を行う際の基本的な手順を説明します。

初めての方でもこの手順に沿って進めれば効率よく掃除できます。

トイレ掃除の手順
  1. 準備・換気:掃除を始める前に、窓を開けるか換気扇を回して十分に換気しましょう。洗剤のニオイ対策と安全のためです。次にゴム手袋を着用し、必要に応じてエプロンやマスクをします。掃除に使う洗剤(酸性 or 塩素系 or 中性)やブラシ、雑巾やトイレットペーパー、ゴミ袋など必要な道具を手元に揃えておきます。また、床にトイレマットが敷いてある場合は汚さないようあらかじめ外に出しておきましょう。
  2. 洗剤の塗布:まず便器内の汚れに応じて洗剤をかけ置きします。黄ばみや尿石が気になる場合は酸性洗剤を、黒ずみやニオイが気になる場合は塩素系洗剤を選び、便器のフチ裏や水たまり部分に沿って洗剤を行き渡らせます。洗剤をかけたらすぐ流さずに数分放置し、汚れを浮かせて落としやすくします。その間に次のステップに取り掛かりましょう。
  3. 便器まわりの拭き掃除:洗剤を浸透させている間に、便器の外側を掃除します。中性洗剤をスプレーして便座(表裏)・便座のフタ・便器の縁・タンク・レバーなど手で触れる箇所を中心に雑巾やトイレットペーパーで丁寧に拭きましょう。尿の飛び散りやホコリが溜まりやすい便器の脚元や床、壁もこのタイミングで拭いておきます。汚れがひどい場合は使い捨ての除菌シートを使うと衛生的です。便座のヒンジ部分(留め具まわり)やウォシュレットのノズル周辺は汚れが残りやすいので、綿棒など細かい道具も併用しながら汚れを取り除きます。
  4. 便器内のブラシ洗浄:洗剤をなじませた便器内をトイレブラシでこすり洗いします。フチ裏の穴から出る水の通り道や、水面近くの輪ジミができやすい部分は念入りにブラシを当てましょう。事前に洗剤をかけてあることで、力を入れなくても汚れが落ちやすくなっています。奥の方や排水口付近もブラシを突っ込んで洗います。酸性洗剤を使用中の場合は塩素系洗剤と混ざらないよう、この段階で絶対に塩素系洗剤を追加で使わないでください。
  5. 洗剤のすすぎ:便器内をひと通り磨き終えたら、水を流して洗剤と汚れを洗い流します。ブラシも流水でしっかりすすぎ、ブラシスタンドに戻します。洗剤が便器外に飛び散ったり床に滴ったりしていないか確認し、見つけたらすぐ拭き取ってください。
  6. 仕上げ:最後にもう一度見回して、拭き残しや磨き残しがないか確認します。床に掃除用の洗剤が残っていると滑りやすく危険なので、必要に応じて水拭きしておきましょう。使い捨てシートやトイレットペーパーで拭き掃除した場合は、それらをゴミ袋に入れて密閉し処分します。ゴム手袋を脱いで手をよく洗い、これで一通りの掃除は完了です。

初めは時間がかかるかもしれませんが、慣れてくれば10~15分程度で終えられるようになります。

こまめに掃除していれば上記のステップのうち軽い拭き掃除だけで済む日もあり、日々の努力がトイレを美しく保つ秘訣です。

ちなみにトイレの掃除方法についての詳細はこちらの記事でも詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

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トイレ掃除の際の注意点

トイレ掃除を安全かつ効果的に行うために、注意しておきたいポイントを押さえておきましょう。

トイレ掃除の際の注意点
  • 洗剤を混ぜない
  • 便器の材質にあった洗剤を使用する

洗剤を混ぜない

絶対に守っていただきたいのは、異なる種類の洗剤を決して混ぜないことです。

特に酸性洗剤と塩素系洗剤を混合すると有毒な塩素ガスが発生し、大変危険です。

これは同時に使わなくても、例えば酸性洗剤を流しきらないまま塩素系洗剤を後で投入した場合などにも起こり得ます。

少量でも吸い込むと呼吸困難や咳を引き起こし、最悪の場合命に関わる事故につながります。

また、塩素系洗剤とアルコール成分を含む製品の組み合わせも有害なガス発生の原因となることがあります。

トイレ用洗剤はそれぞれ単体で強力に作用するよう作られているので、「汚れを落とすために色々混ぜたほうが効く」ということは決してありません。

必ず一種類の洗剤を使い終わって十分に洗い流してから、必要に応じて別の種類を使うようにしましょう。

万が一、混ぜてしまって異臭がした際にはすぐに換気を最大にしてその場を離れ、安全が確保できるまで作業を中断してください。

便器の材質にあった洗剤を使用する

トイレの便器や便座は陶器・プラスチック・木製など素材の種類があります。それぞれ性質が異なるため、適した洗剤を選ぶことも重要です。

一般的な陶器製の便器であれば酸性洗剤を使用しても問題ありませんが、近年増えている樹脂製(プラスチック製)の便器には酸性洗剤や強いアルカリ性洗剤は使用できません。

プラスチックは酸やアルカリでひび割れや変色を起こす恐れがあるためです。

同様に、温水洗浄便座(ウォシュレット)のノズルや便座・フタなど多くは樹脂製ですので、基本的には中性洗剤での拭き掃除が推奨されます。

どうしても陶器部分の尿石を落とすために酸性洗剤を使う場合も、便座やタンクにかからないように注意し、使用後はすぐに水拭きしてください。

また、陶器であっても表面に特殊なコーティングが施されている製品(例:各メーカーの防汚コーティング便器)は、取扱説明書で指定された洗剤以外は使わないほうが安全です。

研磨剤入りのクレンザーも、陶器には有効ですがプラスチックや木製部分に使うと表面にキズを付けてしまうため避けましょう。

トイレ掃除をする際は、ご自宅のトイレの材質・仕上げに適した洗剤かどうかを確認し、心配な場合はまず目立たない部分で試すかメーカーに問い合わせると安心です。

トイレ掃除の頻度

トイレ掃除は軽い掃除であれば毎日、しっかり掃除は週に1回程度行うのがおすすめです。毎日と言っても数分で構いません。

例えば就寝前や朝一番に、便器内をブラシで軽くこすり、便座まわりをサッと拭く程度でも、汚れが蓄積しにくくなります。

少しの手間を習慣にするだけで、後々の掃除が格段に楽になります。

そして週に一度、今回紹介したような手順で丁寧に掃除すれば十分キレイな状態を保てるでしょう。

とはいえ、ご家庭の状況によっても適切な頻度は変わります。トイレの使用人数が多かったり、小さなお子さんがいたりする場合は、汚れやすいので週2~3回程度しっかり掃除すると安心です。

一人暮らしでほとんど家にいないような場合は、2週間に1回程度でもよいかもしれません。

ただし掃除の間隔があくほど汚れは落ちにくくなりますので、月に1回未満しか掃除しないような状況は避けましょう。

黒ずみや尿石が発生してからでは取り除くのが大変です。

また、置き型洗剤・スタンプ型洗剤を活用すれば掃除の頻度を減らせますが、それでも完全にノー掃除にはなりません。定期的なチェックと簡単な掃除は続けてください。

最後に、トイレは風水的にも「清潔にしておくと運気が上がる」といわれる場所です。いつもピカピカのトイレを維持できるよう、適切な頻度でお掃除してみてください。

まとめ

トイレ掃除は、汚れに合った洗剤選びと適切な道具、そして正しい手順を押さえれば決して難しくありません。

本記事では「酸性・塩素系・中性」の洗剤の使い分けから、おすすめの洗剤やグッズ、効率的な掃除の手順とコツ、注意すべきポイントや頻度の目安まで詳しく紹介しました。

初心者の方でも今日から実践できる内容ばかりだったと思います。まずは手に入りやすい洗剤や道具を揃えて、できる範囲で始めてみましょう。

こまめな掃除を続ければ、イヤな黄ばみや黒ずみと無縁のピカピカなトイレをキープできます。清潔なトイレは衛生的であるだけでなく、毎日使う場所がきれいだと気分も爽やかになりますよね。

ぜひ本記事の内容を参考に、快適なトイレ環境づくりに役立ててください。毎日の小さな積み重ねで、大きな効果が得られるはずです。

今日からあなたも、無理なく続けられるトイレ掃除を始めてみましょう。

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