トイレ修理にかかる費用・料金相場
トイレトラブルにはつまりや水漏れなどさまざまなトラブルがありますが、その修理を業者に依頼した時にかかる修理費用の相場は以下になります。
| トラブル内容 | 費用相場 |
|---|---|
| トイレつまりの解消（軽度） | 4,000円～7,000円 |
| トイレつまりの解消（中度） | 10,000円～18,000円 |
| トイレつまりの解消（高度） | 10,000円～50,000円 |
| 配管つまりの解消（軽度） | 7,000円～15,000円 |
| 配管のつまり解消（高圧洗浄機） | 15,000円～38,000円 |
| 水漏れ修理（調整作業・パッキン交換） | 4,000円～15,000円 |
| 水漏れ修理（ウォシュレット修理） | 8,000円～16,000円 |
| 水漏れ修理（タンク内部部品交換※タンク脱着なし） | 6,000円～8,000円 |
| 水漏れ修理（タンク内部部品交換※タンク脱着あり） | 8,000円～12,000円 |
| 水漏れ修理（床下） | 20,000円～30,000円 |
| 給水管の修理・交換 | 5,000円前後 |
| シャワートイレ便器交換 | 4,000円～12,000円 |
| 洋式便器交換 | 25,000円～50,000円 |
| 水が流れない場合の修理（タンク脱着なし） | 6,000円～10,000円 |
| 水が流れない場合の修理（タンク脱着あり） | 11,000円～30,000円 |
上記はあくまでの相場ですので、実際にかかる修理料金はトラブルの状況や原因・対策、修理を依頼した業者で決められた作業代金によっても違います。
また、深夜料金や土日祝日の割増などの有無も業者によって違います。
詳細な料金は実際にトイレ修理業者に見積もりをお願いし、作成してもらった見積書を参考にしてください。
トイレ修理を自分でする場合の費用相場
軽度のトイレトラブルであれば自分で修理することができます。
その場合にかかる費用は基本的には「修理に使う道具代」と「修理に必要な部品代」くらいです。
例えば、トイレつまりに使う道具の相場は以下のようになります。
- ラバーカップ（すっぽん）：500円～3,000円
- ワイヤー式パイプクリーナー：1,000円～10,000円
- 真空式パイプクリーナー：1,000円～3,000円
良い道具を購入すると、業者に修理を依頼するよりも高額になってしまいますが、安い道具であれば、自分で修理する方がお得になります。
しかし、自分でトイレ修理を行う場合、トラブルの原因がどこにあるのか、そしてそれにふさわしい対処法は何なのかをしっかりと把握しなければ、修理をすることは難しいでしょう。
トイレ修理を自分で行なう方法
例えばトイレつまりを自分で修理する場合、以下のような道具を使うことで修理をすることができます。
- ラバーカップ（すっぽん）
- お湯
- 洗剤
- 重曹とクエン酸
- パイプユニッシュ
- ハンガー
- ペットボトル
- ビニール袋
- パイプクリーナー
基本的にはトイレットペーパーや排泄物が詰まっているような軽度のトイレつまりであれば上記の道具を使用してトラブルを解消することができます。
ただし、トイレの排水管の奥に紙おむつが詰まってしまう等の重度のトイレつまりの場合は上記の方法で解決するのは難しいため、トイレ修理業者に連絡するほうが良いでしょう。
上記の道具を使ったトイレ修理方法は下記ページでご説明していますので、参考にしてください。
賃貸物件のトイレ修理について
賃貸マンションやアパートのトイレ修理は基本的には自己判断で行なってはいけません。
そもそも賃貸物件のトイレは貸主の所有物となっており、貸主と借主どちらが修理費用を負担するのかは物件によって違います。
そのため、まずは契約書を確認し、修理費用は誰が負担するのか等を確認、その後大家さんや管理会社に連絡をし、修理したい旨を伝えましょう。
ただし、中には管理会社ではなく、借主（入居者）が修理費用を負担しなければならないケースがあり、例えばトイレを故意に壊してしまった等の場合です。
その判断も大家さんや管理会社がするため、まずは大家さんまたは管理会社に連絡をしましょう。
賃貸物件のトイレ修理についてはこちらの記事でご紹介していますので参考にしてください。
トイレ修理を行なってくれる業者とは
トイレ修理を行なってくれる業者には以下のような業者がいます。
- トイレメーカー
- リフォーム業者、工務店
- 水道業者
各業者の特徴をご紹介します。
トイレメーカー
トイレメーカーでは自社製品に関するトラブルに対応してくれます。
修理対応は24時間ではないため、時間帯によってはすぐに対応してくれない可能性はありますが、自社製品であるため深い知識を持ったスタッフが担当してくれます。
また修理パーツも純正の物を使ってくれるため、安心感があります。
しかし、メーカーに修理を依頼した場合は、修理対応を行わなかったとしても出張・点検費用がかかってしまいます。
リフォーム業者、工務店
リフォーム業者や工務店は、家の増築等で利用する人が多いため、トイレ修理で利用するというイメージがない人も多いと思いますが、トイレ修理を依頼することが出来ます。
メリットとしてはトイレの修理だけではなく、リフォームを考えている場合はさまざまな提案をしてくれます。
しかし、デメリットとしては軽度のトイレつまりの場合は稼働状況によっては断られてしまう可能性もあります。
水道業者
クラシアンやイースマイルなどの水道業者は緊急性の高いトイレトラブルに対しても24時間365日対応してくれ、さらに修理と交換、どちらでも対応できるため、トイレトラブルを必ず解決してくれます。
しかし、大きなデメリットとしては、トイレ修理においては悪徳業者によるぼったくり被害が多発しており、しっかりと業者を選ばないとそういった被害に遭ってしまう可能性があります。
そのため、水道業者を選ぶためには複数の項目から業者同士を比較することが重要です。
トイレ修理業者を選ぶポイント
信頼できるトイレ修理業者を選ぶポイントとしては以下のような点を意識して選ぶと良いでしょう。
- 料金、費用はどうか
- 受付時間、駆け付け時間はどうか
- スタッフの対応はどうか
- 過去の事例、実績はどうか
- 保証、アフターサービスはどうか
料金、費用はどうか
トイレトラブルには修理にかかる費用の相場があり、その相場と比較してあまりにも安すぎる・高すぎる場合は悪質な業者である可能性があります。
相場よりも安すぎる場合は後から追加工事をされ高額請求されるケース、高すぎる場合は大幅に値引きをして施工してくれますがそれでも相場より高い値段でぼったくりをされるケースなどが考えられます。
そのため、なるべく相場に近い適切な料金で施工をしてくれる業者の方が安心です。
3社以上で相見積もりを取ると、安すぎる・高すぎる見積金額の業者は自然とわかるため、そのような比較方法で悪徳業者を回避することが出来ます。
受付時間、駆け付け時間はどうか
緊急性の高いトイレトラブルはいつ起こるか分からないため、24時間365日受付対応してくれる業者の方が安心できます。
夜間は対応してくれないから悪徳業者、というわけではなく、トイレつまりや水漏れなどはいち早く解決したいトラブルですので、スピーディーに対応してくれる業者の方が良いですよね。
ですので、公式サイトなどで受付時間を確認し、業者に連絡した際はどのくらいの時間で駆け付けてくれるのかを確認するのが良いでしょう。
スタッフの対応はどうか
信頼出来る業者はスタッフの対応も良いため、この部分はチェックしましょう。
例えば電話で連絡した際に対応してくれた受付スタッフや、実際に訪問してきたスタッフなどが疑問点に対してわかりやすく丁寧に解説してくれたら、信頼できる業者でしょう。
逆に高圧的な態度であったり、疑問に対する回答が曖昧でわかりにくい業者を信頼することは難しいです。
そのため、こうしたスタッフの対応もチェックしておきましょう。
過去の事例、実績はどうか
過去に行なってきたトイレ修理の事例や実績から、その業者が他の利用客からどれくらい信用されてきたのかを測ることができます。
例えば創業年数が長ければそれだけ多くの人に利用されてきたという証拠ですし、事例数が多ければそれだけ知識や経験が豊富なスタッフが在籍しているということにもなります。
そのため、依頼をする前にあらかじめ公式サイトなどを確認し、過去の事例数や実績数を確認しておきましょう。
保証、アフターサービスはどうか
トイレ修理業者はプロですが、人間ですので施工ミスなどがある場合もあり、そういった際に保証やアフターサービスがあると安心ですので、保証やアフターフォローがあればその内容を確認しておきましょう。
保証やアフターフォローの内容が以下のようなものであれば信頼できます。
- 修理後の追加料金が発生しない
- 低価格でアフターフォローを行なう
- ◯ヶ月以内に同様のトラブルが起こったら無料で修理する
保証やアフターフォローの内容は業者によって違うため、見積もり時に確認しておきましょう。
業者を選ぶポイントについてはこちらの記事でもっと詳しく紹介しています。
トイレ修理業者の中には悪質な業者が存在する
トイレ修理業者の中には悪質な業者が存在し、その被害は年々増加傾向にあります。
例えば、「390円から」という広告を見てトイレ修理を依頼したら55万円の請求を受けた事例や、内訳金額を知らずに工事が行われ、合計17万円の請求を受けた事例などがあります。
しかしこういった悪質な業者は、口コミ等で悪事がバレそうになると、屋号を変えて再び同じ様にぼったくりを繰り返すため、なかなか被害がなくなることはありません。
そのため、3社以上の業者で相見積もりを取り、作業前には必ず見積書を書面でもらうなど、出来る対策を取る必要があります。
トイレ修理における悪徳業者の被害はこちらの記事に詳しくまとめていますので読んでみてください。
トイレ修理より交換の方が良いケースとは
トイレを修理するより交換したほうが良いケースとして、「使用年数がトイレの寿命である10年を超えている」場合があげられます。
便器やタンク自体は陶器製のため、ヒビが入らなければ10年以上問題なく使用できますが、タンク内部の部品やウォシュレットなどはおよそ10年で寿命を迎え、不具合が起きやすくなってしまいます。
そういった状況の中で修理を行なっても、別の箇所に不具合が発生してしまうケースもあり、結果的に修理よりも交換の方がお得になる場合があります。
そのため、今のトイレを10年以上使っているようであれば、修理だけではなく交換も検討してみた方が良いでしょう。
まとめ
トイレ修理についてさまざまな情報をご紹介しましたが、費用や対処法などは実際に起きたトラブルや状況によって最適なものが変わってきます。
しかし、どんな状況でも共通して言えることは、自分での修理が難しいようならすぐに業者に依頼すること、そして依頼する業者はしっかりと選ぶことです。
トイレのみならず、水道・水まわり設備のトラブルを解消する上ではなるべく早く・費用も安いところに依頼しがちですが、しっかりと業者を選ばないと、最終的には損をしてしまう可能性もあります。
ですので、トイレ修理が必要になった時はこの記事を参考にして、損をせずにトイレトラブルを解決しましょう。
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※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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