サテライトオフィスでは、ビジネスに役立つさまざまな機能を提供するために、新しい技術を利用したアプリケーション開発にチャレンジするプロジェクトチーム「サテライトオフィス・ラボ研究チーム」を設けている。その研究成果であるアプリケーション群を紹介しよう。

IoTがさらに盛んになり、ネットワークの5G化が進む中、手のひらサイズのLinux端末「Raspberry Pi」の存在感はより高まっていく。そんな時代へ向けて、サテライトオフィスが開発したのは、Withコロナ時代に役立つ2つのシステムだ。

空気のよどみを検知する「換気タイミングお知らせ機能 for Raspberry Pi」

1つめは、Raspberry Piに換気センサーを組み合わせることで、二酸化炭素濃度や総揮発性有機化合物の検知を可能にした「換気タイミングお知らせ機能 for Raspberry Pi」だ。仕組みはシンプルで、換気センサーが空気のよどみを検知し、設定したレベルを超えるとRaspberry Piから通知メールが送られる。

  • 室内の空気のよどみをセンサーが検知し、メール通知を行う

    室内の空気のよどみをセンサーが検知し、メール通知を行う

キットはコンパクトなので設置がしやすく、閾値はユーザー環境に合わせて設定できる。つまりオフィスだけではなく、テレワークを行う自宅などのワークスペースで活用が可能で、各環境に合わせた設定や数値確認をブラウザから簡単に行える。

  • 通知先や閾値の設定はブラウザから行える

    通知先や閾値の設定はブラウザから行える

部屋で冷暖房を使用していたり、仕事に熱中しているとつい換気を忘れてしまいがちだ。二酸化炭素濃度が高い環境では十分な集中力が発揮できないといわれており、さらにWithコロナ時代は感染防止策として頻繁な換気が求められる。「換気タイミングお知らせ機能 for Raspberry Pi」を活用すれば、換気のタイミングを自身で管理することなく、仕事に集中しながら適切な換気が行えるようになるはずだ。

簡易VPNで安全な社内アクセスを実現する「社内VPN環境構築 for Raspberry Pi」

2つ目のRaspberry Pi活用システムは、VPN環境構築だ。以前から働き方改革としてテレワークの活用が推進されており、コロナ禍の中で一気に利用者が増大した。しかし、セキュリティ面の不安はないだろうか。

特に、セキュリティリスクがある業務を除外することで、テレワークの安全性を確保していた企業は見直しが必要だ。社員全員が必要に応じていつでもテレワークができることが当たり前になった今、外部から社内システムへ安全にアクセスできるようにするためにもVPN環境を整えたいところだ。

そこでサテライトオフィスが提案するのが、オープンソースVPNソフトウェアとして多彩な実績を持つ「SoftEther VPN」とRaspberry Piを組み合わせた「社内VPN環境構築 for Raspberry Pi」だ。

社内にキットを設置し、管理者がユーザー登録を行うと、従業員は自宅・外出先から専用クライアントツールを利用して安全に社内システムへアクセスできるようになる。脅威への対策だけではなく、多彩な働き方を実現するために役立つツールとなるはずだ。

  • 管理者が登録したユーザーは専用クライアントを経由して安全にアクセスできる

    管理者が登録したユーザーは専用クライアントを経由して安全にアクセスできる

クラスタリング、カスケード接続、ブリッジ機能などさまざまな設定が可能だが、標準的な利用であれば基本的には細かな設定は必要なく、管理者はユーザー登録を行うだけで利用開始できるのも嬉しいポイントだ。

  • 設定画面はわかりやすく、標準的な利用ならば複雑な設定は不要

    設定画面はわかりやすく、標準的な利用ならば複雑な設定は不要

ランニングコストなし! リモートサポート付き5万円でシンプルスタート

サテライトオフィスでは、「換気タイミングお知らせ機能 for Raspberry Pi」と「社内VPN環境構築 for Raspberry Pi」を、それぞれ本体33,000円、リモートによるセットアップサポートを17,000円、計50,000円で提供している。設置後も1カ月のサポートサービスを含んでおり、ランニングコストは不要だ。

今後は、これまで以上にオフィスの換気や、外部からの安全なアクセス環境整備が求められる。Raspberry Piならばコンパクトな設置場所で済むうえ、電力もそれほど必要としない。今回紹介した2つのキットは設定もシンプルであるため、気軽に利用できるだろう。Withコロナに向け環境を整えるならば、ぜひ検討してみてほしい。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspace(旧称:G Suite)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。

サテライトオフィス

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