2025年9月25日(木)~28日(日)の間、幕張メッセにて国内最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2025」が開催中だ。今年はオンライン出展の28社を含む1,136の企業・団体が出展。2024年を大きく上回り、史上最大規模での開催となっている。
BTOメーカーのマウスコンピューターも、ホール2(ブース番号:02-C06)にて出展。同社ブースでは、ゲストを招いたステージイベントをはじめ、「G TUNE」「NEXTGEAR」ブランドの最新モデルや、「iiyama G-MASTER」シリーズのゲーミング液晶を試遊できる体験ブースなど、多彩なコンテンツが用意されている。そのなかから本稿は、9月25日(ビジネスデイ)の15時30分から開催された「マウスコンピューター×大阪府eスポーツラウンドテーブル」の模様をレポートする。
大阪府がeスポーツに本腰
ラウンドテーブルには、マウスコンピューター 代表取締役社長の軣(とどろき)秀樹氏、大阪府庁 政策企画部の瀬川亮氏、そしてアンバサダーを務める高橋利幸氏(高橋名人)が登壇。マウスコンピューターが大阪eスポーツラウンドテーブル(以下OeGG)とともに進める取り組みなどについて紹介した。
その冒頭、大阪府庁の瀬川氏がOeGGの概要について説明した。OeGGはOsaka eSports Growth Guildの略で、大阪府内でeスポーツに積極的に取り組んでいる団体に開かれた場にしていく考え。相互に情報共有や意見交換し、大小様々なイベントと連携した取り組みを進められるような環境を整えていくという。瀬川氏は「OeGGを通じて、府内のeスポーツの取り組みに面的な広がりを生み出していければ。大阪府では民間企業の皆さん、学校関係の皆さんが大阪で少しでも活動しやすくなるよう、活動の幅が広がるように『役所として何ができるのか』を模索し続けていきます」と紹介する。
今回、そのOeGGにマウスコンピューターが参画することが決まった。 その背景について、軣社長は「私たちマウスコンピューターは大阪府内に、大阪ダイレクトショップ、G-Tune:Garageという2つの直営店を持っており、どちらもお客様との重要な接点となっています。数は少ないながらも、そうした全国の拠点を通じて地域の自治体と協力し、地方を盛り上げていきたい。大阪府の吉村洋文知事は『eスポーツといえば大阪といわれるようにしたい』とおっしゃったそうです。そこで私たちも『ゲーミングPCといえばマウスコンピューターのG TUNE』といわれるようになりたい。府内の若者たち、住民の皆さまにeスポーツを体験する機会を提供し、人材育成、地域振興にぜひ貢献したいという思いからOeGGの参画を決めました」と説明する。
「一般的に、ものづくりのメーカーが行政との連携に見出す価値というものは、単なる販売チャンネルの拡大に留まってしまうケースが多いと思います。でも私どもは、販売チャンネルの拡大だけが正解とは思っておりません。官民が協力して地域貢献に取り組む、これが企業価値につながっていくものと考えております。行政が取り組む教育、福祉分野、社会貢献、地域活性化、DX推進、技術支援、災害緊急対応など、様々な取り組みに対して協力していきたい。もちろんSTEAM教育、eスポーツの振興など、マウスコンピューターが得意とする分野でも力を発揮していきます」と軣社長は続けた。
テレビゲーム初期は8ビットの時代
ここで昨今のeスポーツの盛り上がりについて聞かれると、高橋名人は「日本でテレビゲームが出始めたのが1975年前後です。もう50年前のことになるんですね。その初期の頃は8ビットの時代でした。そんなに細かな動きはできないゲームがほとんどだった。この20年ぐらいでCPUの能力がグンと上がり、メモリも安くなって、素晴らしい作品がいっぱい出てきたんです。昔なら友だちの家に行かないと遊べなかった対戦ゲームも、もうオンラインで何処でも対戦できるようになりました。国内だけでなく、海外のプレイヤーと対戦することもあるでしょう。そんなときにマシンの調子が悪いと困ります。でもマウスコンピューターのサポート体制なら安心できますね」と笑顔をつくる。ただ、このあと軣社長にはサポートサービスのさらなる充実をお願いしていた。
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展示されていたゲーミングPC『G TUNE FZ-I9G90』。CPUにインテル Core Ultra 9 プロセッサー 285Kを積み、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 5090。メモリは64GB(32GB×2 / デュアルチャネル)、M.2 SSDは2TB(NVMe Gen4×4)
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ブースでは『NETGEAR HD-A7G70(ホワイト)』でローグライトACT「Morbid Metal」が試遊できる状態に。ディスプレイはリフレッシュレート180Hz入力・高速応答速度0.2ms(MPRT)対応の『G-MASTER GB2470HSU-W6』
大阪府では今年、大阪・関西万博のEXPOホールにて高校生のeスポーツ大会「STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2025」を開催した。ここでもマウスコンピューターは(出場選手の練習環境を含めて)機材を提供している。軣社長は「高校生がeスポーツを通じて活躍する場に、私たちの最高のゲーミングPCであるG TUNEを提供できました。最高のコンディションで挑めた大会になったことを大変うれしく思っております」と振り返る。
eスポーツが地域振興をリードする未来に
ここで話のテーマは、eスポーツと地域振興について。 高橋名人は「とある商店街のおもちゃ屋さんは、数年前からeスポーツ大会を開催しています。それを見ていると、大会の日には大変な盛り上がりになっているんですね。だからeスポーツと地域振興って、色んな場所で実現できるコンテンツなんだと思います。まだまだポテンシャルは十分に残されている。ちなみに1985年から開催していたTDK全国ファミコンキャラバンというイベントでも、夏休みになると大勢の親子が来てくれました。すべての年齢の人が同じゲームで熱くなれる、そんなところもゲームの魅力なんです」と話す。
大阪府の瀬川氏は、来春の取り組みについても紹介した。大阪府が主催する「Osaka GeN Scramble - eスポーツはGenderもGenerationも関係ない - 」(略してジェンスク)は、2026年1月31日と2月1日にグランフロント大阪でイベントを開催する。集客目標1万人の、大きなeスポーツ大会を目指すという。
もちろん同イベントでも、マウスコンピューターが機材の提供・サポートを行う。軣社長は「未来のゲーマーたちが、ゲームを通じて自分らしさを発見したり、仲間とのつながりを感じたりできたら良い。私たちは、そのための環境を用意していきます」と話し、大会の成功を祈念した。
デスクトップ
| モデル名 | G TUNE FZ-I7G80(左) | G TUNE DG-I7G70(右) |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265K | インテル Core i7 プロセッサー 14700F |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5080 | NVIDIA GeForce RTX 5070 |
| メモリ | 32GB(16GB×2 / デュアルチャネル) | 32GB(16GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 2TB(NVMe Gen4×4) | 2TB(NVMe Gen4×4) |
| モデル名 | G TUNE FZ-I9G90(左) | NEXTGEAR HD-A7G70(ホワイト)(右) |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 9 プロセッサー 285K | AMD Ryzen 7 9700X プロセッサ |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5090 | NVIDIA GeForce RTX 5070 |
| メモリ | 64GB(32GB×2 / デュアルチャネル) | 32GB(16GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 2TB(NVMe Gen5×4) | 1TB(NVMe Gen4×4) |
ノートPC
G TUNE P5-I7G60WT-C(ホワイト)
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
|---|---|
| CPU | インテル Core i7-13620H プロセッサー |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU |
| メモリ | 32GB(16GB×2 / デュアルチャネル) |
| M.2 SSD | 1TB(NVMe Gen4×4) |
液晶モニター
G-MASTER GB2470HSU-W6
| パネル種類 | IPS方式パネル(FAST IPS) ノングレア |
|---|---|
| サイズ | 対角:60.5cm (23.8型) 16:9 |
| 信号入力コネクタ(デジタル) | 可動範囲 上下150mm |
| ピボット機能(画面縦回転) | 左右回転90° |
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