ニューノーマル(新しい生活様式)がビジネスの世界に浸透し、テレワークや在宅勤務が継続されるケースも増えてきた現在、持ち運び可能なビジネス向けノートPCのニーズは高まる一方。業務デバイスに求められる、処理能力や可搬性、堅牢性などを兼ね備えた製品を採用したい、と考える企業は少なくないはずだ。

そこで注目したいのが、マウスコンピューターのビジネス向けPCブランド「MousePro NB4」シリーズ。CPUに第11世代Intel Core i7を採用し、約20時間の長時間駆動に対応したモバイルノートPCで、働く場所を選ばない自由なワークスタイルの実現を強力にサポート。ニューノーマル時代のビジネススタンダードといえる製品に仕上がっている。

  • マグネシウム合金を採用したマットなブラックボディ。シンプルなデザインでビジネス向けの落ち着いたイメージを与える

MousePro NB4シリーズはスタンダードな構成のモデルだが、ビジネス向けに特化した製品コンセプトは随所に現れている。一通り試用した印象は、「快適なモバイルワークを実現するための性能を突き詰めたノートPC」。使い続けることで、より多くのメリットを実感できる製品だと感じた。

今回試用した「MousePro-NB420ZL」はLTE搭載モデルで、CPUに最新の第11世代Intel Core i7-1165G7を採用。メモリ16GB、NVMe対応 M.2 SSD 256GBと充実した基本スペックを備えている。CPUに統合された「Intel Iris Xe グラフィックス」は、内蔵グラフィックス機能としては非常に高いパフォーマンスを発揮。高速・大容量メモリを搭載し、動画変換などの処理を実行しても性能不足は感じられない。

最新CPUの効果はバッテリー駆動時間にも現れており、前述した通り約20時間の長時間駆動に対応。ユーティリティツール「Control Center 3.0」も標準でインストールされており、「静音」「省電力」「エンターテイメント」「パフォーマンス」のモードを切り替えることで、バッテリー消費とパフォーマンスのバランスを制御できる。またControl Center 3.0では、FANスピードのコントロールやキーボードバックライトの調整も可能だ。

  • マウスコンピューターのノートPCではおなじみの「Control Center 3.0」の「Power Modes」画面。4つのモードが用意されており、消費電力と処理能力のバランスを設定できる

14型の液晶ディスプレイを搭載したノートPCとしては、非常にコンパクトで薄型のボディを採用しているのも大きな特徴。約16.9mmの薄さは持ち運びの快適さに直結しており、約1.14kgの軽さと相まって可搬性は極めて高い。デスクからスッと持ち上げてカバンに入れるだけで、仕事環境を簡単に持ち出せるのは魅力的だ。また本機は、MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠する10項目の信頼性テストをクリアしており、精密機器を持ち運ぶ際に感じるストレスも大幅に軽減。これらの特徴が組み合わさって、ビジネスで重要な"フットワークの軽さ"を支援してくれる。

  • 実際に持ち運んでみると、モバイル用途で重要となる可搬性の高さが実感できる。薄型軽量でありながら、堅牢性も高いのは大きな魅力といえる