快適なモバイルワーク性能を網羅した「MousePro NB4」シリーズ - 最新の第11世代Intel Core i7も採用

業務に使うデバイスという観点では、アウトプット・インプットの性能も重要なチェックポイントとなる。MousePro-NB420ZLは、14型のフルHD液晶ディスプレイを採用。ノングレアタイプのため映り込みも少なく、屋外での視認性もなかなかのもの。細かな文字もクッキリと表示され、長時間の利用でも目の疲れは感じられなかった。ちなみに、本機のディスプレイ設定では150%の表示スケールが推奨されているが、100%にして画面の情報量を増やしても快適に操作することができた。

14型のフルHD液晶は映り込みの少ないノングレアタイプ。液晶画面は180度の開閉が可能で、さまざまなビジネスシーンに対応する

インプットを担うキーボードとタッチパッドも、ビジネススタンダードな仕上がりといえる。キー配置はオーソドックスですぐに慣れることができ、キーピッチやストロークも必要十分。長時間入力でもストレスは感じられない。タッチパッドは昨今のモバイルノートPCとしては、大きいサイズとはいえないが、各種操作は問題なく行える。高精度タッチパッドが採用されており、Windows 10標準の3本指、4本指ジェスチャーに対応しているのもポイントだ。

キーボードは、長時間の入力でも疲れないキーピッチとストロークを採用。タッチパッドは指の滑りもよく、パネル押し込みによるクリックも軽快に行える

現代のビジネスにおいては、クラウドの活用などインターネットアクセスが不可欠といえるが、本機では高速で安定したWi-Fi 6に対応するほか、LTEモジュールも搭載。対応エリアなら最大450Mbps(下り速度)でデータ通信が行え、外出先でもオフィスや自宅と同じように業務を進められる。なお、本機のSIMスロットはMicro SIMサイズに対応したもので、最新のスマホのほとんどが採用しているnano SIMを使うには変換アダプタが必要となる。

SIMスロットは前面に搭載されている。Micro SIMサイズを差し込むだけでLTE通信が利用可能

ディスプレイ出力や本体充電にも対応したThunderbolt 4を搭載

ビジネス用途に必要な各種インタフェースも網羅されている。Thunderbolt 4(Type-C)端子は最大40Gbpsの高速データ転送が可能なほか、充電器やモバイルバッテリー(USB Power Delivery対応機器)からの充電にも対応。DisplayPort Alt Modeにも対応し、ディスプレイ出力端子としても利用できる。本機にはHDMI端子も搭載されており、2つのディスプレイを接続することが可能だ。

本体右側面には、電源ボタン、カードリーダー(micro SD)、ヘッドセット端子、USB 3.0端子(Type-A)を配置。オフィスでの利用に必要なセキュリティスロットも備えている
本体左側面には、Thunderbolt 4 端子、USB 3.1端子(Type-A)、HDMI端子、電源端子が用意されている。本体への充電は専用のACアダプタ経由とThunderbolt 4 端子経由のどちらからでも可能だ

Type-AのUSB端子(右側面がUSB 3.0、左側面がUSB 3.1)も両側面に用意されており、さまざまな周辺機器をスムーズに接続できる。カードリーダーはmicro SDスロットを搭載。また、ディスプレイ上部のカメラはWindows Helloの顔認証に対応しており、カメラに顔を向けるだけでサインインできる。もちろん、ビデオ会議用のWebカメラとしても利用可能だ。