今年の年末年始は、カレンダーの関係から9連休になるという人もいる。そこで、長い休暇を使って自分のガジェット周りをアップグレードしてはいかがだろうか。 新しい機器を買わなくても、パーツ類を交換するだけで、今の環境を大幅に改善できる。新しい年にふさわしい、まっさらで快適な環境を構築しよう。


おすすめアイテム
アップグレード方法とおすすめアイテムをご紹介



その1:メモリ増設

少し古めのPCや安価な機種では、メモリ4GB程度が搭載されているケースが多く、これはWindowsが動作するのに最低限必要な容量となる。
Microsoft OfficeやGoogle Chromeのような後付けのアプリを起動すると、それぞれが単体で数GBメモリを確保しようとするため、挙動が遅くなりストレスを感じることが多い。
こういった悩みの解決には、物理的なメモリを大量に搭載するのが一番だ。メモリを増設するだけで、PCの挙動はかなり軽く感じられるようになる。いわば、CPUの本当の実力を体感できるようになるというわけだ。

シリコンパワーのメモリモジュールは全数出荷前に検品されており、その信頼性を裏付けるように、製品保証も永久保証をうたっているほど。デスクトップPC・ノートPC用の各規格のモジュールはもちろん、ゲーミングPC用にクロックアップされたモジュールも扱っていながら、手頃な値段に抑えられており、幅広いユーザーのニーズに応えてくれる。


左:デスクトップPC用、DDR4-2400モジュール「DDR4 288-PIN Unbuffered DIMM」(SP008GBLFU240B02)
右:ノートPC用、DDR4-2400モジュール「DDR4 260-PIN SO-DIMM」(SP008GBSFU240B02)


メモリモジュールには激安のノーブランド品から、サーバーなど信頼性を重視した環境で使う高耐久品までさまざまだが、実はPCの安定動作において最も重要なポイントとなるパーツなので、できるだけ信頼性の高いメーカーのしっかりした製品を選んでおこう。



▼メモリモジュールの種類と世代
デスクトップPCでよく使われている「DIMM」ノートPCやコンパクトPCで使われる「SO-DIMM」という2つの形状がある。さらにメモリの世代として「DDR3」や「DDR4」があり、メモリ自体の速度を表す表記として、「DDR4-2400」(メモリチップの速度)や「PC4-19200」(メモリモジュールの速度)といった種類がある。PC側がサポートする規格に合わせて選べば間違いないだろう。

複数のスロットがあるPCでは、できるだけ使用するメモリモジュールのメーカーや速度を統一したほうがいい。規格が同じでも、微妙なタイミングの差などで遅くなったり、エラーの原因になることもあるからだ。

メモリの増設は、PCのケースを開けてメモリスロットにメモリモジュールを挿せばよい。
メモリスロットはデスクトップPCの場合2~4つ、ノートPCの場合で1~2つ程度搭載しているケースが多い。現在どんなモジュールが挿さっているか、何GBまで増設できるのか、PCのスペック表などで事前に確認しておこう。




▼モジュール交換方法
PCの電源を切り、デスクトップPCならコンセントを抜く。ノートPCなら可能であればバッテリーを外す。
そしてケースを開け、メモリスロットにアクセスできるようにしたら、モジュールをスロットにしっかり挿そう。

注意:このとき、静電気が起きるとモジュールを壊してしまうことがあるので、事前にアースされた金属などに触って放電しておくこと。またモジュールはスロットの固定具がカチリというまでしっかり挿し切ろう。半端に挿さっていると認識しないなどのトラブルの原因となる。



その2:SSDに換装する


PCをアップグレードするにあたって、メモリ増設と並んで効果が感じられるのが「ストレージのSSD化」だ。
数年前まではHDDがパソコンの記憶装置として使われてきたが、最近ではパソコン自体の処理速度が全体的に上がっており、相対的に「遅い」機器になっていた。 SSDはフラッシュメモリを使った記憶装置で、物理的に回転するディスクにデータを磁気的に書き込んでいくHDDと異なり、純粋に電子的な処理だけで読み書きする。このため、HDDと比べると数倍~十数倍以上高速に読み書きできるほか、振動などにも強いという特性がある。システムやアプリの起動が目に見えて高速化するので、体感できるアップグレードとしておすすめだ。

シリコンパワーでは多彩な容量・形状のSSDをラインナップしている。古いPCからのアップグレード用として、高いコストパフォーマンスを求めるならば「Ace A55」が、最新のゲーミングPCやそれに匹敵するハイパフォーマンスPCの性能を極限まで引き出したいのであれば「P34A80」というように、デスクトップPCからノートPCまで、あらゆるPCのストレージのアップグレードに対応できる。


シリコンパワーの2.5インチSSD「Ace A55」(SP512GBSS3A55S25)


シリコンパワーのPCIe接続M.2 SSD「PCIe Gen3x4 P34A80」(SP001TBP34A80M28)

SSDはHDDと比べて容量が小さめで高価なのが弱点だったが、最近は500GB以上のSSDでも手頃な値段になりつつある。メモリをたっぷり増設し、起動ディスクをSSDに変えたPCは、ひと昔前のPCでもこんなに早く動くのか!! というほど快適に動作するはずだ。



▼SSDの種類
内蔵用SSDには、形状によって、大きく分けて2種類ある。1つが2.5インチタイプのSSDで、見た目は2.5インチのHDDに似ており、従来のSATAインターフェースを使って接続するので、HDDを抜いて代わりに挿せばいい。もう1つがM.2 SSDで、これはメモリモジュールに似たモジュールとして提供され、専用のスロットに挿すことになる(接続はSATAまたはPCIe)。


その3:USBメモリにデータを保存する


PC間でメールなどに添付しきれないような大きなデータをやりとりしたり、ファイルの手頃な保存先として便利なのがUSBフラッシュメモリ(USBメモリ)だ。
汎用性も高く手軽な価格で買えるため、愛用している人も多いだろう。

しかし、最近はPC側のインターフェースが高速なUSB3.1 Gen1 (3.0)に対応しているほか、USB Type-Cしかサポートしていない機種も増えている。安価なUSBメモリに多いUSB 2.0対応製品では、容量・性能面で悩まされることも増えてきたのではないだろうか? この機会にUSBメモリも最新規格に対応したものに変えて、快適にファイルをやりとりできるようにしよう。

シリコンパワーではUSB3.1 Gen1 (3.0)に対応した、さまざまな形状の大容量USBメモリを数多くラインナップしている。スマートフォン対応製品も多く、あらゆる機器同士のデータをやりとりするための、さまざまなニーズに応えてくれるはずだ。


もっとも売れているスタンダードタイプ「Blaze B02」 (SP032GBUF3B02V1K)
容量は最大256GBまで用意されている




▼USB3.1 Gen1 (3.0)対応アイテム
USB 2.0の転送速度が480Mbpsだったのに対し、USB3.1 Gen1 (3.0)では約10倍以上の5Gbpsに達する。当然、大きなファイルも高速にコピーできるので、ファイルのやりとりもスムーズに行える。


64GB、128GBといった大容量のUSBメモリもかなり手頃な値段になっており、動画なども気軽に保存しておける。また、形状面でも自由度が高いのが魅力のひとつだ。ただのキャップ式タイプではなく、さまざまな素材や形状で、アクセサリー感覚で使えるものも多い。他人の持ち物と混同せずに済むだけでなく、ひそかに自分らしさを主張することもできる。



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もう一つ注目したいのが、スマートフォン対応だ。
micro USBやUSB Type-C、Lightningコネクターに対応した製品であれば、通信環境のない場所でも、PCとスマートフォン間でデータをやりとりできる。最近はスマートフォンでデータを持ち歩く人も増えているので、こうした製品にも注目してほしい。

 


その4:大容量SDカード
スマホもデジカメも快適に


最後に紹介するのがSDカードのアップグレードだ。SDカードは主にデジカメ、microSDカードはAndroidスマートフォンやゲーム機などのストレージとして採用されている。多くの人が機器の購入時などに対応するカードを一緒に買っていると思われるが、ついつい安くて低容量のカードにしてはいなかっただろうか。最近では、カメラの画素数も多く、アプリのサイズも肥大化する一方なため、カードの容量不足に悩まされている人も多いだろう。

シリコンパワーのmicroSDカードは、さまざまなスペックの製品をそろえているので、スマホやゲーム機のストレージはもちろん4K動画の撮影やドライブレコーダーなど使用環境に応じて最適な製品を見つけることができる。


シリコンパワーのSDカード「Elite SDHC/SDXC」(SP128GBSDXAU1V10)



シリコンパワーのmicroSDカード「Elite microSDHC/SDXC」(SP128GBSTXBU1V10SP)

最近は128GBの大容量なカードも3,000円を切るなど、かなり手頃な値段になっている。ここは思い切って128GBにアップグレードしてしまおう。



▼動画を撮影する
SDカードには容量の違いに加え、データ転送の最低速度によって「スピードクラス」というランク付けがなされている。フルHDで動画を撮りたい場合は「スピードクラス Class 10」または「UHSスピードクラス UHS-I U1」「ビデオスピードクラス V10」以上が、4K動画の撮影には「UHS−I U3」または「V30」以上に対応していることが目安になる。

▼写真を撮影する
デジタルカメラの連写性能にはスピードクラスではなく、「データの書き込み速度」が重要になる。書き込み速度が80MB/秒以上(概ねUHS-I U3に相当)あれば、高画素のデジタルカメラで高速連写した場合でも、すぐ次の撮影に移れるはずだ。

▼アプリデータを保存する
さらに、SDカードに保存したアプリの起動や動作に関する「アプリケーションパフォーマンスクラス」という規格もある。これはほかのスピードクラス規格と異なり、ランダムな読み書きとシーケンシャル(連続)な処理速度の規格で、「A1」「A2」の2段階にランク付けされている。大きなアプリも快適に動作するには「A1」クラス以上に認定されたカードを選ぶといい。

注意:ただし、ちょっと古いAndroid端末では、32GBまでのカードにしか対応していないこともある。Android 5以上に対応するスマートフォンならほとんどのケースで大丈夫だと思われるが、念のため、自分の機器が「SDXC」規格に対応していることを確認しておこう。



パワーアップしたPCで2020年も乗り切ろう


これまで紹介してきたアップグレードを施せば、パソコンも、スマートフォンなどの機器も、余裕をもって使えるようになるはずだ。
自分が使うメインパソコンとしての寿命を延命するためのアップグレードはもちろん、子どもなどにお下がりとして与えるときでも、軽くアップグレードしてから与えるというのがおすすめだ。最初に触れるパソコンの印象はその後のモチベーションにも大きく影響してくるので、できるだけ良いものにしてあげたいところ。

シリコンパワーのコストパフォーマンスが高い製品群なら、そんなニーズにもしっかりマッチしたアイテムが見つけられるはず。年末年始の休みを利用して、2020年も共に乗り切れるよう、愛機をしっかりアップグレードしてあげてほしい。

[PR]提供:シリコンパワージャパン株式会社