LITTLEGEARシリーズは、デスクトップ型ゲーミングPCとしてはコンパクトな、W178×D395×H330mm(ハンドル部を含む)のマイクロタワーケースを採用したモデルになる。

小ささの中にも精悍さがやどるボディで、ひときわ目を引くのが、上部に取り付けられている取っ手の存在。これを持ってみればわかるが、PC本体をバランス良く持ち運べるように、考え抜かれた形状と位置を実現している。

  • 「LITTLEGEAR」シリーズは、なんといってもこのマイクロタワー型の小型筐体が魅力

    LITTLEGEARシリーズは、なんといってもこのマイクロタワー型の小型筐体が魅力

  • つかみやすい位置にあるハンドルがポイント
  • つかみやすい位置にあるハンドルがポイント
  • つかみやすい位置にあるハンドルがポイント

これによって、フルスペックのゲーミングPCが持ち歩きやすくなり、場所を選ばず本体を移動させられる。これにより、外出先でも自宅と同じ慣れた環境でみんなとチームプレイを磨いたり、練習に没頭できれば、腕前もメキメキ上がるというわけだ。ちなみに、試用機の重さは実測値で約2kg(ACアダプター一式を含め約2.4kg)だった。

このケースの特徴をもう少し説明すると、一般的に小型ケースは熱がこもりやすい印象があるが、「LITTLEGEAR」シリーズではその心配は不要。両側面と底面がメッシュ加工なので、多方向からエアを吸い込むことが可能となっている。

この考え抜かれたレイアウトにより、大型グラフィックスカードも底面近くに導入できるのだ。エアフローのいい位置に発熱量が多いパーツがあるため、排熱効率は申し分ない。

また、小型ケースでは電源がSFX規格になることも多いが、このシリーズでは通常のATX電源が搭載されている。もちろんG-Tuneブランドの流れを汲み、80Plus準拠の高品質な電源ユニットが採用されている点もポイントが高い。

つまり、小型でありながら、通常のゲーミングPCと同じスペック(同シリーズのハイエンドモデルでは、最新の大型グラフィックスカード、GeForce RTX 2080まで搭載可能)を収めているので、あとは思う存分、持ち運んだ先でプレイするだけだ。

  • フロントのポート類

    フロントのポート類

  • 背面

    背面

  • 本体右側面(パネルは外した状態)

    本体右側面(パネルは外した状態)

  • 内部カバーを外すと、電源ユニットとマザーボードなどが確認できるようになる

    内部カバーを外すと、ケーブルが黒で統一され、すっきりした印象。電源ユニットとマザーボードなども確認しやすい