時計としての機能に加え、電話の着信やメールの通知、歩数や心拍数の計測、気圧や天気の確認など、多彩な機能を利用できるスマートウォッチ。各社からさまざまな製品が発売されているが、そのなかでも現在注目を集めているのがファーウェイの「HUAWEI WATCH GT」だ。

腕時計型のコンパクトな本体に新開発のデュアルエンジン低消費電力システムを搭載し、最長30日間のロングバッテリーを実現しているのが大きな特徴。また、衛星測位の高速化や心拍計測の高精度化などにより、スポーツシーンでの実用性も向上している。ここでは、そのおもな機能や実際の使い勝手などを紹介していこう。

  • ファーウェイの「HUAWEI WATCH GT」

クラシカルで洗練されたデザインを採用

一口にスマートウォッチと言ってもさまざまなタイプがあるが、日常的なシーンで使うのに便利なのは、やはり定番の腕時計風デザインの製品だろう。ファーウェイの「HUAWEI WATCH GT」も、そのひとつ。直径46.5mmの円盤状のケースにダブルクラウンを搭載しており、パッと見はクロノグラフなどの機能を備えたクラシックな腕時計のよう。しかもベゼル部分にはセラミックやメタル(耐久性が高く金属アレルギーを起こしにくいステンレス316L)が使用されており、ブランドものの腕時計のような高級感のある仕上がりになっている。

  • ストラップは複数種類用意されている。今回試したものは、「Classic」という本革レザーモデルでより高級感が増している。またシリコンでスポーツシーンからプライベートシーンまで活躍しそうな「Sport」もラインナップされている

腕時計型のスマートウォッチは、ディスプレイやチップ、バッテリーなどをケース内に詰め込まなければならないため、どうしても厚く重くなりがちだが、本製品の場合は厚みが約10.6mm、重さが46gと、一般的なメンズ腕時計と変わらないサイズを実現している。つけ心地も普通の腕時計とほとんど同じで、長時間着用していても違和感はない。

  • 厚みは約10.6mm、重さが46gで、スマートウォッチとしては薄型軽量

ディスプレイは、1.39インチの高精細なAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)が採用されている。もちろんタッチ対応で、スワイプやタップなどのジェスチャーを使って軽快に操作できる。

  • ディスプレイは1.39インチのAMOLEDが採用されている。非常に高精細で、細かい文字も見やすかった

文字盤は設定画面で手軽に変更することが可能。日付や曜日、歩数などを表示してくれる「エネルギー」や、現在の気温や天気を表示する「天気」、心拍数をグラフ化して表示する「心拍数」、歩数やエクササイズ時間などの達成状況がわかりやすい「エクササイズ情報」など全部で11種類の文字盤が用意されているので、利用シーンやそのときの気分などに合わせて切り替えて使うと楽しそうだ。

  • ディスプレイは1.39インチのAMOLEDが採用されている。非常に高精細で、細かい文字も見やすかった