▼ノートPCのHDDをSSDに交換してみよう

HDDとSSDが同じ接続規格だからといっても、パソコンの分解・組み立て作業になれていない人にとっては、HDDとSSDの交換はかなり難しいものと感じるのではないだろうか。そこで実際にノートPCのHDDをSSDに交換してみたので、その手順を紹介しよう。

今回交換したのは10年近く前のノートPCとなるが、すでにSATA接続となっており、基本的な作りについては今のPCとさほど大きくは変わらないため、現在のPCでも参考になるだろう。

▼換装手順

STEP1:まずはPCの電源をシャットダウン / バッテリーを外す
バッテリーが外せる場合はバッテリーも外してしまおう。



STEP2:HDDを外す

今回、使用した機種は、ハードディスクが本体脇のスロットから簡単に交換できる構造になっていた。

まずは本体を裏返し、4本のネジ(プラス)を外す。このとき、ドライバーは必ずネジ穴にぴったり合うサイズを使うように。

STEP3:ハードディスクを引き出す

ネジを外したらハードディスクを引き出す。今回の機種はBTO(※)が前提となっているためか、非常にHDDが交換しやすい構造になっていた。
※BTO:受注生産

STEP4:HDDカバーをはずす
HDDはカバーに2本のネジで固定されているので、これも外そう



STEP5:SSDを差し込む

HDDのコネクターがこちら。大きい端子がSATA端子、小さい端子が電源となっている。

今回の場合は本体側にスロットがあり、差し込むことでそのまま接続できたが、ノートPCによってはケーブルで接続するものもある。コネクターはL型になっているので、無理やり挿さず、方向をよく見て合わせよう
※PCの仕様をしっかりと確認しよう

▼今回使用した製品がこちら

今回換装に利用するのはシリコンパワーの「SATA III SOLID STATE DRIVE SLIM S55」。厚さ7mmの薄型SSDだ。今回は480GBモデルを搭載する。

高品質でありながらも費用耐効果に優れたモデルとして位置づけられており、低コストでPCをリニューアルすることが可能

▼10年前のノートPCでも互換性あり!


  • ご覧の通り、HDDとSSDのサイズは同じ。

  • SATAコネクターの形状も同じだ。規格としてはSLIM S55のほうが最新規格だが、きちんと互換性があるので安心してほしい


STEP6:HDDのフタに取り付ける
SLIM S55をネジでHDDのフタ部分に取り付ける
STEP7:差し込む



SLIM S55をスロットに差し込む
STEP8:ネジを留めて取り付け完了!
4本のネジでネジ留めして取り付け完了。

HDDもSSDも、2.5インチ規格に従っているので、ネジ位置などはまったく同じだ。

▼作業時間約30分!!

以上で換装は完了となる。交換作業自体にかかった時間は30分程度。あとはノートPCをインストールディスクから起動し、Windowsをインストールしなおせばいい。事前に外付けケースなどを使ってSSDを接続し、元のHDDの内容をコピーしておいてもいいだろう。 現在のPC環境をそのまま使用したい場合は、事前に用意した外付けケースなどを使ってSSDを接続し、無料のバックアップソフトウェアを使って元のHDDの内容をコピーする必要があるので注意しよう。

ノートPCの構造は機種によって大きく異なり、分解手順やHDDの搭載箇所などもバラバラなので、今回の行程はあくまで一例だ。もし自分で作業する場合は、分解するPCの構造についてインターネットなどでしっかり調べてから行って欲しい。
とはいえ、

・電源をしっかり切って作業すること
・コネクターやネジを力づくでこじ入れたりしないこと

以上の2点に気をつければ、誰でも簡単に交換できる。

SSDの効果は、元のHDDの速度や容量、接続する規格の速度などにも左右されるが、単純な起動時間の比較であれば数倍の高速化が期待できる。 まるで新品のPCに買い替えたような、パリっとした快適さを味わえるはずだ。

SSDはさまざまなメーカーから販売されているが、今回交換に使用したシリコンパワー製SSDSLIM S55は、SATA III 6Gb/s インターフェースを搭載し、数秒以内でPCやアプリケーションを起動させてくれる。
また、他のSSD製品はバラエティも豊富で、SATAに加えてM.2やmSATA、PCIe Gen3x2など、最新の接続規格もサポート。2.5インチ用のSSDでも、高コストパフォーマンスの普及モデルからゲーミングPC向けのハイエンド製品まで幅広く、容量も60GB~1TBまで豊富なラインナップなのもうれしい。

Ace A55

製品展開:1TB・512GB・256GB・128GB

Slim S55

製品展開: 960GB・480GB・240GB・120GB・60GB

また、シリコンパワーのSSDは、利用状況を確認できるツールも無料でダウンロードできるなど、メンテナンス面にも気が配られており、品質面にかける自信が伺える。

▼容量不足は外付けHDDでカバー

SSDの弱点として、比較的容量が小さいということは前述したとおり。今は500GB級のSSDも安価に手に入るようになっているが、写真を大量に撮ったり、動画撮影などを趣味にしている人にとっては不足かもしれない。特にノートPCの場合は搭載できるドライブ数に限界があるため、容量の問題は深刻だ。

そんな人にオススメしたいのが、外付けのポータブルHDDだ。ポータブルHDDをデータの保存場所としておけば本体のストレージには余裕が持たせられるし、万が一の破損や紛失が怖いモバイル環境では、データのバックアップ先としても有効だ。

▼持ち運びには耐衝撃モデルが最適! ポータブルHDDを選ぶなら、持ち運びの際に破損しにくい耐衝撃モデルがオススメ。シリコンパワーの「Armor」シリーズなら、米軍の落下試験規格MIL-STD-810G 516.6 手順Ⅳ(輸送落下試験)に準拠しており、過酷な条件での使用にも耐えられる。また、ケーブルを本体に巻きつけられるなど、持ち運ぶ際の利便性にも気を配られている点もうれしい。SSDとの組み合わせはもちろん、単にポータブルHDDを探している人にもオススメだ。

Armor A60

製品展開:5TB・4TB・3TB・ 2TB・1TB・500GB

【MIL規格準拠の耐衝撃性能に加え、防沫の防水・防塵性能も誇るポータブルハードディスク。USB 3.1(Gen1)対応(5Gbps)で速度性能も十分。野外などヘビーデューティーな環境で使う人にぴったり】

Armor A30

製品展開: 2TB・1TB

【MIL規格準拠の耐衝撃性能を持つハードディスク。防水性能は備えていないものの、その分リーズナブルで、1TBで実勢価格7,000円前後とお手軽な点もうれしい。とりあえず持ち歩きたいという人にはこちらがオススメ】

一見難しく感じられる換装作業も、しっかりとPCの構造を確認さえすれば、ものの30分でできてしまうほどシンプルなものになっている。 現在利用しているノートPCをより長く、快適に利用したいと考えている人がいれば、シリコンパワーのSSDにぜひ換装をしてみてはいかがだろうか?

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