名古屋に拠点を構える株式会社 長屋心が運営する新設の保育施設「なごころ保育園」。体育と知育、食育によって逆境力を高め、たくましく主体的に生き抜く力を持った子ども「負けんキッズ」を育むことができる保育園として広く注目を浴びている。

そこでは、保育園のすべてを見守るために、ユニットコム(パソコン工房・グッドウィル)が提案するネットワークカメラソリューションが導入されているという。どのように活用されているのか話を伺ってみよう。

  • なごころ保育園外観

新しい時代に合わせたニューコンセプトの保育園

なごころ保育園保育事業部 エリアマネージャー 中村しのぶ氏

2018年4月にグランドオープンしたなごころ保育園。近年の日本の環境に合わせて子育てに伴う家庭の負担を軽減するとともに、子どもたちの将来を見据えた保育環境を実現する施設として、あらゆる方面から大きな期待が寄せられている。

「当園は育児担当制を採用しており、子どもは保育士の愛情を感じながら成長していきます」と語るのは、なごころ保育園保育事業部 エリアマネージャーの中村しのぶ氏(以降、中村氏)だ。

幼児教育に精通した保育士による育児担当制を始め、6ヶ月~6歳まで各年齢に合わせた万全の保育体制を実現するための施設もなごころ保育園の特徴だ。

「幼い頃から英語への興味を持ち、苦手意識を無くすために外国人のスタッフも在籍しています。また、季節を感じられるような装飾がされたエリアや、今日の給食は何を食べたか素材の産地まで分かる配膳室など、設備についても気を使いました」と中村氏。

子どもたちはここで自由に遊び、学び、他の人との関りを自然に学んでいくのだ。その中で、「ネットワークカメラの導入は、この保育園の構想が出てきた段階から決めていました」と語る中村氏。

保育園の新設が具体化した段階で相談を受けたユニットコム(パソコン工房・グッドウィル)は施工会社とともに、カメラの種類や配置を最適化することで、コストパフォーマンスの高いカメラシステムの構築を実現した。

「これらのカメラには様々な意味がありますが、子どもと保護者、そして保育士、さらには保育園全体を文字通り"見守る"ための設備だと考えています」と中村氏はネットワークカメラ導入の真意を語る。

  • スマートカメラ設置の様子
  • スマートカメラ設置の様子
  • スマートカメラ設置の様子
  • スマートカメラ設置の様子

保護者に安心を届ける見守りカメラ

なごころ保育園が設置したカメラはいくつかの種類に分けられるが、そのひとつは園児の保護者に在園中の様子を見せるための、いわゆる「見守りカメラ」と呼ばれるものになる。

「見守りカメラは園児を預ける保護者の気持ちを考え、最初からサービスとして提供しようと考えていました」と中村氏。

ユニットコム(パソコン工房・グッドウィル)が提案するネットワークカメラソリューションに、NTTのクラウド型カメラモニタリングサービスを組み込むことで、見守りカメラの提供を実現している。

保護者がアクセス可能な時間帯は、仕事をしている環境でも融通が効く午後12時前後のお昼の時間帯としている。

「この時間帯の園児は食事をしているか、お昼寝をしています。その様子をなるべくよく見てもらえるようにカメラの配置なども考えています」と中村氏。

例えば、見守り用に設置されているカメラの高さを、大人が立った状態の目線の高さと合わせることで、距離感の少ない印象を与える工夫がなされている。

また、あえて死角を作ることで、おむつの取替といったプライバシーに関わる部分は配信しないように気遣うなど、カメラの設置に関して細部まで配慮されているのが特徴だ。

「これも要件に入れていたのですが、特定の端末でしか見守りカメラにアクセスできないようにしたかったのです。例えば、保護者が無意識に子どもの様子をほかの人にも見せようと、IDやパスワードをうっかり漏らしたとしても、ハードウェア認証でそれを許可しないといった仕様が望ましいと考えていました」と中村氏は語る。

近年、幼児のプライバシー問題が注目されることが多い中、利便性とセキュリティを両立させる取り組みがなされているのは、保育と現代社会の関りを深く思慮している同園ならではといえるだろう。

園児と保育士を守る管理カメラ

このほか、今回のネットワークカメラソリューションでは園児と保育士を管理するためのカメラも用意されている。

「管理用のカメラに関しては、保育士の中でも反対する人はいました。確かに監視されているイメージがあるのでしょうが、これを取り付ける意味はそれとはまったく逆で、保育士を守るための設備なのです」と中村氏はいう。

  • 中村しのぶ氏

育ち盛りの園児たちは思いがけない行動をするケースがある。年齢的に大人の目を盗んで行動することに興味を持つため、育児担当制とはいえ、そのすべてを保育士が目を配り続けることは難しいのだ。

例えば同園のプレイルームで、フィットネスやボルダリングなどで遊ぶ様子なども管理用のカメラで録画されている。もちろん、見守りカメラで保護者へ配信する目的もあるが、事故や怪我が起こった際のフィードバックを得るという役目も持っているのだ。

「普段の映像からヒヤリ・ハットの抽出はもちろん、仮に園内でお子様に怪我があった際、原因究明が早期にでき、速やかに対策が可能です。保護者の安心と保育士の潔白を証明するためにも、やはり必要なシステムだと思います」と中村氏は語る。

園内の安全と職員の業務効率化を実現する防犯カメラ

防犯カメラに関しては、施設の周りと人が出入りできる部分に死角がない配置で敷設されている。

「防犯という観点では、人が居ないときの施設を監視できるかが課題でしたが、夜間も赤外線のおかげでかなり鮮明に映像が記録されています。今のところ何も起こっていませんが、これなら安心できます」と中村氏は夜間でも鮮明に記録される防犯カメラに満足げだ。

  • 夜間の映像

また、園内に敷設してあるカメラに映る映像のすべては職員室で一元的に確認することができる。

「職員はすべてのカメラのリアルタイム映像や防犯カメラの録画映像を大画面テレビで確認できます。何かあればすぐにチェックできますし、例えば屋上に置いてあるものがきちんと仕舞われているかなど、わざわざ現場へ行かなくても確認できるので便利です」と中村氏。

  • 職員はすべてのカメラのリアルタイム映像や防犯カメラの録画映像を大画面テレビで確認可能

運用性の高さに加え、安全管理面、また業務効率化など、様々な面でネットワークカメラがフル活用されているのだ。

様々な可能性を秘めた保育園とネットワークカメラのコラボレーション

なごころ保育園を見守り続けるユニットコム(パソコン工房・グッドウィル)のネットワークカメラソリューション。同園では、実に効果的な運用がなされている様子がうかがえる。

「これは実際に運用を始めてから分かったのですが、コミュニケーション促進という部分でも効果があるのです」と中村氏は笑顔で語る。

例えば、保育士を一生懸命探す子どもの様子を、保護者が仕事先から見ることによって、迎えに来た際にその話題を保育士に話す。こうした会話をきっかけにコミュニケーションが深まったことがあったのだという。

「ほかにもこうした例はいくつもあって、見守りカメラが子どもを預ける保護者と、それを預かる保育士の絆を深める役割を担えることも分かってきました」と中村氏。

見守りカメラに関しては、アクセス率が50%を超えている状況が続いているという。

「リテラシーの問題や、職種的に午後12時前後にアクセスできない等の理由がある方もいらっしゃいますが、基本的に多くの保護者に利用していただいていることが裏付けられるデータだと思っています」とサービスへの手ごたえを語る中村氏。

今回の見守りカメラの他にも、スマートフォンを活用した連絡帳配信システムや、登園、降園の手続きの負担を軽減するICカードの導入など、ICTの活用で保育園の業務改善や保護者の利便性向上を果たしているなごころ保育園。

  • スマートフォンを活用した連絡帳配信システム
  • 登園、降園の手続きの負担を軽減するICカード

「ICTを積極的に活用することで保護者と事務局の双方の負担が大きく減らせると考えています。ユニットコムさんには、今回は少ない期間の中でコストパフォーマンスの高いネットワークカメラシステムを導入してもらい、とても助かりました。今後もICTを活用することで効率化が図れるようなご提案をいただきたいですね」と中村氏は最後に笑顔で語ってくれた。

ユニットコムは、これからもなごころ保育園の取り組みをサポートしていく。

  • 決めカット

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