性能については、「PCMark 8 v2.10.901」「3DMark v2.4.4264」「CINEBENCH R15」「CrystalDiskMark 6.0.0」の4つのベンチマークでテストしてみた。

PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0 3698
Creative Accelerated 3.0 4679
Work Accelerated 2.0 4989
3DMark v2.4.4264
Time Spy 1201
Fire Strike 3315
CINEBENCH R15
OepnGL 91.37 fps
CPU 1040 cb
CPU(Single Core) 175 cb
CrystalDiskMark 6.0.0(SSD)
Q32T1 シーケンシャルリード 514.289 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト 484.191 MB/s
4K Q8T8 ランダムリード 261.572 MB/s
4K Q8T8 ランダムライト 329.582 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 221.072 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 212.566 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 25.265 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 70.530 MB/s

PCの総合性能を測れるPCMark 8では、最新である第8世代のCPUらしい高性能がうかがえる。その第8世代の中でも本製品が搭載している「Core i7-8750H」はメインストリームのハイエンドに位置するCPUであり、6コア/12スレッドと大幅に強化されている。従来、このクラスで採用されていた「Core i7-7700HQ」は4コア8スレッドなので、飛躍的に進化したことが分かるだろう。

一方、3D描画性能の指標になる3DMarkでは、ノートPCとしてはなかなかのパフォーマンスといった感じだ。CPU内蔵のグラフィックス機能を使うのではなく、「GeForce MX150」を搭載することで描画性能を向上させている。とはいえ、グラフィックスメモリが2GBしかないこともあり、3Dゲームをバリバリやるには少々荷が重い。むしろ、高性能なCPUを活かして動画や画像の編集などに使ってみたい。試しに「Digital Photo Professional 4」(キヤノンのRAW現像ソフト)を使って50個のRAWファイル(1ファイルあたりのサイズは25~28MBで、全部で1.39GB)を現像してみたところ、12分8秒で書き出しの処理を終えることができた。

  • キヤノンのRAW現像ソフト「Digital Photo Professional 4」を使っているところ。最新の高性能CPUはRAW現像や動画の圧縮作業においても高性能を発揮する

    キヤノンのRAW現像ソフト「Digital Photo Professional 4」を使っているところ。最新の高性能CPUはRAW現像や動画の圧縮作業においても高性能を発揮する

どんな用途にでも使えるコスパに優れたノートPC

15.6型サイズで重さは約2.3~2.4kgと、いざとなれば持ち運びもできるが、基本は据え置きで使いたい「m-Book Kシリーズ」。最新のインテル第8世代CPUの中でも上位に位置する「Intel Core i7-8750H」と外部グラフィックス「GeForce MX150」を組み合わせることで、どんな用途でもそつなくこなせるハイスペックなノートPCに仕上がっている。しかも、10万円前後からという価格帯は非常にうれしい。オフィス用途であれば、今回試用した「m-Book K690SN-M2S5」でも十分であるが、動画や画像編集をより快適に行いたいなら、16GBのメモリやストレージがSSD+HDDのハイブリッド構成である「m-Book K690XN-M2SH2」や「m-Book K690XN-M2SH5-C」も選択肢に加えてほしい。新型で高性能なノートPCを探している方は要チェックの製品だ。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 m-Book K690SN-M2S5
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア液晶(1,920×1,080)
CPU Intel Core i7-8750H
メモリ 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM
M.2 SSD 512GB Serial ATAIII
チップセット モバイル Intel HM370 チップセット
光学ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce MX150
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN×1、
IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.1 Type-A×1(左側面)、
USB 3.1 Type-C×1(左側面)、
USB 3.0×1(右側面)、USB 2.0×1(右側面)
サイズ W378×D267×H25.4~35.8mm(折り畳み時)
重量 約2.3kg
バッテリー駆動時間 約6.7時間
価格 109,800円(税別)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2018/6/21(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/m-Book-K

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