クアッドコアCPU搭載で3万円台 - 11.6型モバイルノートPC「m-Book C シリーズ」

さて最後に本モデルのパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は「PCMark 8 v2.9.811」「3DMark v2.4.4264」「CINEBENCH R15」「CrystalDiskMark 6.0.0」でベンチマークを実施してみた。

PCMark 8 v2.9.811
Home Accelerated 3.0	2020
Creative Accelerated 3.0	1730
Work Accelerated 2.0	3338

3DMark v2.4.4264
Time Spy	非対応
Fire Strike	367

CINEBENCH R15
OepnGL	19.15 fps
CPU	212 cb
CPU(Single Core)	72 cb

CrystalDiskMark 6.0.0(SSD)
Q32T1 シーケンシャルリード	555.071 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト	479.264 MB/s
4K Q8T8 ランダムリード	308.478 MB/s
4K Q8T8 ランダムライト	326.359 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード	91.536 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト	104.961 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード	19.554 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト	58.945 MB/s

「m-Book C シリーズ」には全モデルに「Intel CeleronプロセッサーN4100(1.10/2.40GHz)」が搭載されている。このプロセッサーはGemini Lake世代の最新Celeronプロセッサーで、4コア4スレッド仕様。さすがにCore i5/i7プロセッサーには及ばないが、それでも総合ベンチマークPCMark 8で、Home Accelerated 3.0が2020、Creative Accelerated 3.0が1730、Work Accelerated 2.0が3338をマークしている。3Dゲームやクリエイティブ系アプリケーションは荷が重いが、ブラウジング、オフィスアプリケーション用途であれば十分なパフォーマンスを備えているといえる。

なお「m-Book C シリーズ」にはSSD搭載モデルとHDD搭載モデルが用意されており、今回は前者の「m-Book C100BN-S1」を試用した。「m-Book C シリーズ」に搭載可能なのはSerial ATAIII接続のSSDで、PCI Express x4接続のSSDには及ばないものの、OS、アプリケーションの起動、データの読み込みがHDDより高速だ。大容量データを常に持ち歩きたいなどの理由がなければ、SSD搭載モデルを購入することを強くオススメする。

バランスの取れたスペックを低価格で実現

今回試用した「m-Book C100BN-S1」は、Celeron N4100、4GBメモリ、120GB SSDとエントリー向けのモバイルノートPCとしてバランスがいい。あえてカスタマイズするならSSDを240GB【プラス5,800円(税別)】にアップグレードするといい。240GBのストレージ容量があれば、一般的な用途であれば当面困ることはないはずだ。

もちろん「m-Book C シリーズ」はハイスペック志向のモバイルノートPCではない。しかしバランスの取れたスペックを低価格で実現しており、エントリーユーザーにはもちろんのこと、中上級者のサブ機としても魅力的な選択肢といえる。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー	マウスコンピューター
型番	m-Book C100BN-S1
ディスプレイ	11.6型HDノングレア液晶(1366×768)
CPU	Intel Celeron N4100
メモリ	4GB PC4-19200 DDR4 SODIMM
SSD	120GB Serial ATAIII
チップセット	－
光学ドライブ	－
グラフィックス	Intel UHD グラフィックス 600
OS	Windows 10 Home 64ビット
LAN	ギガビット(10/100/1000)LAN×1、 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN
インタフェース	USB 3.0×1(左側面×1)、USB 2.0×2(右側面×2)
サイズ	W292.4×D206.5×H24.5～29.9mm(折り畳み時)
重量	約1.2kg
バッテリー駆動時間	約6.1時間
価格	44,800円(税別)～