教材の豊富さで飽きっぽくても続けられる

もうひとつのポイントが教材の多さだ。筆者はかなり飽きっぽい性格なのだが、XDR-B20は教材のバラエティが豊富。このため「単語を覚えるのに飽きたから、英会話教材を聞こう」といった気分転換もできる。XDR-B20には「NHKラジオ ラジオ英会話」が入っているので、「英語を覚えるぞ!」という気合いが入らない日は、この英会話講座を聞き流していた。ラジオ英会話は、日常会話やビジネス英語を、日本語と英語を交ぜた内容で学べるようになっているうえ、難しい英語の言い回しや英単語などは、日本語で解説してくれる。さらに、画面にも解説が表示されるという親切設計だ。なんといっても、ほぼ全編がコメディタッチの会話で進むため、分からない部分があってもなんとなく楽しく聞ける点も嬉しい。

また「買い物」「トラブル」「海外出張」「接客」など、シチュエーション別の会話例を学習できる「デイビッド・セインのデイリースピーキング」も、「海外旅行に行ったら使うかもな……」という会話が多く勉強になった。

「デイビッド・セインのデイリースピーキング」は、さまざまなシチュエーションの会話を学べる

5つの項目から「自分の発音」の良し悪しがわかる発音判定機能。音声は記録されるので、ネイティブと自分の英語を聞き比べることもできる

「デイリースピーキング」で筆者が個人的に一番面白かったのは、発音の練習だ。ネイティブが話すお手本に続けてユーザーが発声するのだが、なんとユーザーの声を記録して、どれだけ「ネイティブっぽく」発音できたかを判定してくれる。具体的には「音読時間」「脱カタカナ英語度」「子音の強さ」など5項目の点数をもとに、総合評価が行われる。同じ文章を何度もトライすることもできるため、ゲームをしているようで面白い。内容が理解できなくても、相手が話すスピードとテンションを真似れば高得点が狙えるため、徐々になんとなく「ネイティブっぽい雰囲気のしゃべり方」が身につくのもよくできていると感じた。また、会話を真似るには、ネイティブの話し声に集中する必要があり、リスニング力も磨かれるように感じる。また、この発音判定は「デイビッド・セインのデイリースピーキング」以外に、「英会話スキットトレーニング」と「発音トレーニング」でも利用できる。

テスト対策、もちろん辞書としても

数週間XDR-B20を使ってみたが、とにかく多機能というのが一番の印象だ。筆者は単語力に問題があることを自覚していたため、ボキャブラリー系の教材を重点的に学習した。しかし、本製品に収録されている教材なら「聞き取りが苦手!」「カタカナ英語になる」という人も満足できるだろう。

また、個人的に英会話学習が一段落したら、手を付けたいと感じたのが英語力を測るテストへの対策だ。TOEIC(R) L&R Testは学生から社会人まで挑む人が多い英語力測定試験。ただし、前半約45分で100問のリスニング問題を解かなければならず、慣れないとかなり辛いテストでもある。XDR-B20には、このTOEIC(R) L&R Testのテストの模試問題や各問題の丁寧な解説コンテンツなどが収録されており、本番の雰囲気をつかむにもよいと感じた。このほか、TOEFL(R) Test対策の教材も収録されているので、海外留学などを考えている人にもオススメできそうだ。

テスト対策用教材も用意されている。模試問題には詳細な解説もあり、テストの予行演習だけでなく教材としても優秀だ

ちなみに、本製品は英会話学習だけでなく、英和、和英などの辞書としても使用可能。そのほかにも、説明しきれないほどのコンテンツが用意されている。移動中のちょっとした暇つぶしとしても使えるだろう。

英会話教材以外にも英和・和英辞典などコンテンツが豊富。電車移動中の時間つぶしにも最適だった

※TOEIC・TOEFLはエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。この製品はETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。

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