価格と機能性を両立した"ちょうどいい"モバイルノート
さて、PCの必要性を挙げてきたが、そうはいっても何かと物入りなこの季節、なるべく出費は抑えたいところである。
そこでおすすめしたいのが、手頃な価格で過不足なくやりたいことができるモバイルノートPC。中でもエイサーの「Aspire R11」と「Aspire ES11」は、価格が48,000円からと手を出しやすい。
この価格なので、ものすごく高スペック! というわけではないが、新入生や新社会人にとってはオーバースペックすぎず、"ちょうどいい"ポジションのPCである。
まず「Aspire R11」だが、こちらは360度回転するヒンジを持つ11.6型液晶タッチ操作対応のモバイルノート。最薄部が約20.9mmで重量1.5kgと、持ち運ぶのにも問題ないサイズ感だ。
ポイントは360度ディスプレイが回転することで、キーボードの後ろにくっつけるように回すと、タブレット端末のようにして使うこともできる。タイピングするときはPCスタイルで、閲覧するときはタブレットスタイルでと、時と場所によって使い分けられる柔軟さが魅力だ。ちなみにディスプレイはブルーライト軽減機能が搭載されている。
高速無線LAN規格にも対応しており、Wi-Fiでの通信もスピードを最大限生かすことができる。同価格帯のモデルだとこのあたりをケチっていることもあるが、「Aspire R11」は実用性に関わる部分は手を抜いていないため安心できる。
スマートフォンと異なる点と共通点
スマートフォンとの違いを感じられる部分としては、500GBのHDD(ストレージ)を搭載していることだろう。お手持ちのスマートフォンが256GBなら約2倍、128GBなら約4倍となる容量を備えているのは頼もしい。
逆に、タッチディスプレイを搭載しているため、スマートフォンの操作に慣れた人でも、タッチで直感的に操作できる。PCのディスプレイを触って反応がなかったとき、「壊れている」と言った若者もいたとかいないとかという話だが、「Aspire R11」ならスマートフォンライクに扱えるため、すんなりとPC操作に慣れることが可能だろう。
あと気になるとすればバッテリーの駆動時間だと思うが、これも最大9時間と十分。外で使うにしても9時間もてばたいていの作業は充電なしで終わるはずだ。
なお、OSは最新のWindows 10が最初から入っており、Microsoft Officeを搭載したモデルも、搭載せずリーズナブルなモデルも用意されている。カラバリも今回紹介したホワイトのほかに、ブルーも用意されているので好みに合わせて選べるのもありがたい。