提供:HUAWEI JAPAN

ファーウェイの新型SIMフリー端末「HUAWEI P9 / P9 lite」

ファーウェイから、SIMフリースマートフォンのフラグシップモデル「HUAWEI P9」およびミドルレンジモデル「HUAWEI P9 lite」が発表された。SIMフリー端末は低~中価帯の製品が多いが、この2機種は通信キャリアのハイエンドモデルと比較しても遜色ない高スペックを誇る。なかでも注目の機能は「HUAWEI P9」が備える、ライカ監修の1200万画素デュアルカメラだ。本稿では、ファーウェイが自信をもって世に送り出したこの2機種について紹介していこう。

ファーウェイから6月17日に発売されるAndroidスマートフォン「HUAWEI P9」と「HUAWEI P9 lite」

2.5D加工と美しいメタルボディが織りなす「HUAWEI P9」

「HUAWEI P9」は、5.2型のフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載したハイエンドスマートフォン。本体カラーはミスティックシルバー、チタニウムグレーの2色を用意しており、59,800円(税抜)で展開される。

本体カラーはミスティックシルバー、チタニウムグレーの2色で展開される

今回の端末は、 ミスティックシルバーとなり、白と銀を基調としたデザインだ。手にするとアルミ製フルメタルボディの高い質感を感じる。また本体重量は144gと素材のイメージとは裏腹に軽く、長時間通話をしていても疲労を感じることは少なそうだ。背面には、片手で持った際に、ちょうど人差し指が触れる位置に指紋センサーを搭載。ロック解除のみならず、さまざまな用途に使用できる。

白と銀を基調としたミスティックシルバー。フラットな形状で5.2インチというサイズながら片手でも持ちやすい

前面は奇をてらわないシンプルなデザイン。OSはAndroid 6.0を搭載している

背面には“LEICA”のロゴとダブルレンズカメラ、指紋センサーを備える

本体の厚さは6.95mm。2D加工によって表面から浮き上がるように配置されたGorillaガラスが印象的だ。独特の光りの反射が織りなすその造形は、非常に美しい。また、ケーブルの裏表どちらでも利用できるUSB Type-Cコネクタを搭載しているのも大きなトピックといえるだろう。

本体周囲のメタルフレームよりも浮き上がるように貼り付けられたGorillaガラス。下部にはUSB Type-Cコネクタを搭載

「HUAWEI P9」の最大の特徴は、背面に搭載された1200万画素のダブルレンズカメラだ。レンズ周辺に出っ張りなどは存在せず、フラットな形状そのままに机の上などに置ける。その横には、カメラの監修を担当したライカのロゴマークが配置されており、UIやシャッター音もライカテイストを踏襲。カメラ機能への強いこだわりが伺える。

カメラ機能の構成は、2つのレンズとレーザーフォーカス、デプスフォーカス、LEDフラッシュ。周囲は本体カラーであるホワイトで囲まれている

より日常的な使い勝手にフォーカスした「HUAWEI P9 lite」

「HUAWEI P9 lite」は、端末価格29,980円(税抜)で提供されるミドルレンジモデルだ。価格は大きく下がるものの、「HUAWEI P9」同様、5.2型のフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載したスマートフォンとなる。こちらの素材は樹脂製で、マット調の落ち着いたデザインがどんな服装にも合わせやすい。本体カラーはゴールド、ホワイト、ブラックの3色で展開する。

本体カラーは3色となり、ゴールド、ホワイト、ブラックが用意されている

今回の試用機はブラック。ビジネスシーンでも使いやすい、落ちついた色調だ

背面には、「HUAWEI P9」の特徴であったダブルレンズカメラではなく、一般的なシングルレンズカメラを搭載。カメラ周囲は、ロゴマークなどは配置されておらず、主張しすぎないシンプルなデザインだ。アウトカメラの解像度は、1300万画素と十分に高いクオリティで撮影可能。旧機種である「HUAWEI MateS」や「HUAWEI GR5」に搭載されているカメラ機能は、すべて利用できる。利便性を高める指紋センサーも搭載。使い勝手の良さは「HUAWEI P9」同様といえる。

液晶パネル面のデザインは「HUAWEI P9」と基本的に変わらず、ディスプレイが大部分を占める

「HUAWEI P9 lite」のボディ素材には、樹脂が採用されている

サイズ感は同様だが、手に持った際の質感はアルミ製の「HUAWEI P9」とは大きく異なる。樹脂を利用しているものの、本体重量は147gと「HUAWEI P9」よりもわずかに重い。贅沢な設計が行われた「HUAWEI P9」から、日常利用の際に必ずしも必要としない部分を削ることで、コストパフォーマンスを向上させた機種と言えそうだ。ファーウェイ端末の特徴を気軽に体験できる製品となるだろう。