提供:HUAWEI JAPAN

ファーウェイからSIMフリーの最新スマートフォン「HUAWEI Mate S」が12月4日に発売された。SIMフリー端末といえば低~中価格のラインナップが中心となっている。しかしこの「HUAWEI Mate S」は、ファーウェイ自らがフラグシップと銘打っただけあり、その市場想定価格は79,800円(税抜)。SIMフリー端末の中でもかなりのハイエンドモデルとして販売されているHUAWEI Mate Sだが、その価格に見合った実力を備えている。本稿で詳しく紹介していこう。

ファーウェイから12月4日に発売されたAndoridスマートフォン「HUAWEI Mate S」。SIMフリーでキャリアを問わず使用できる

SIMフリー端末の魅力をおさらいしよう

初めに、"SIMフリー"についておさらいしておこう。3GやLTEといったモバイル通信に対応した機器でモバイル回線を利用するには、「SIMカード」という加入者情報などが記録されたICカードが必要となる。そして通信キャリアから発売されている端末の中には、特定のSIMカードのみ動作するよう”SIMロック”が掛けられている場合があるのだ。このSIMロックが掛かっていない状態を“SIMフリー”と呼び、SIMロックが掛けられていない端末をSIMフリースマートフォンと呼ぶ。モバイル通信規格とSIMカードの形状が適合していれば、どんなSIMカードでも利用できるのが最大の魅力だ。

幅広い通信バンドに対応。国内の格安SIMで利用する場合のみならず、日本と海外を行き来するビジネスマンにはとくに心強い端末だ

SIMフリー端末を利用するメリットの1つは、今話題の格安SIMを簡単に利用することができること。通信費用を抑えつつ、2台目のモバイル端末が利用可能となる。また海外に旅行に出かけた際には、現地のSIMカードを手に入れることによって、現地価格でモバイル回線を利用できる。

「HUAWEI Mate S」はこういった利用も考慮し、新旧の多彩な通信方式に対応。FDD-LTE:Band1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28、TD-LTE:Band40、W-CDMA:Band1/2/45/6/8/19、GSM:850/900/1800/1900をサポートする。

この通信方式に対応するnano SIMカードを挿入することで日本国内での運用はもちろんのこと、特に海外出張が多いビジネスマンに有効なスマートフォンとなる。

メタルとガラスを融合させた高級感あふれる薄型ボディ

それでは「HUAWEI Mate S」のボディについて触れていこう。HUAWEI Mate Sは、フルHD(1920×1080ドット)の有機ELパネルを採用した5.5型スマートフォンだ。本体カラーはミスティークシャンパン、チタニウムグレー、ローズゴールドの3色を用意。今回お借りした試用機は、ミスティークシャンパンを採用したモデルとなり、有機EL画面の周囲はホワイトで囲まれている。全体に金属素材を多用した「フルメタルシェル」ボディながらも、重量は約156gに抑えられており、長時間使用しても疲れを感じにくいだろう。

本体カラーはミスティークシャンパン、チタニウムグレー、ローズゴールドの3色が展開される

試用機はミスティークシャンパンを採用。クリーム色のアンテナラインがアクセントになっている。背面にはカメラや指紋センサーなどが確認可能

ミスティークシャンパンでは、液晶画面の周囲はホワイトでデザインされている。防滴が施されており、生活上で生まれるある程度の水分であれば耐えることが可能

HUAWEI Mate Sに触れた時に感じる最大の特徴は、メタルフレームと第4世代Gorillaガラスを巧みに融合させることでわずか7.2mm、最薄部では2.65mmという薄さを実現している点だろう。背面が緩やかな曲面を描くラウンド形状となっているため、手に優しく馴染んでくれる。また画面のエッジを見てみると、ガラス面がサイドのメタルフレームから浮き上がるように取り付けられていることがわかる。この加工は2.5Dと呼ばれ、他の機種とは違う独特の光の反射が生まれている。

背面はメタルフレームが美しいアークを描いており、最厚部7.2mm、最薄部2.65mmを実現。手のひらに自然にフィットする

2.5D加工により、サイドを囲むメタルフレームよりも浮き上がるようにガラスが取り付けられている

HUAWEI Mate Sの薄さと質感の高さは、実際に手に持った時に体感できるだろう。ぜひ一度店頭などで触れてみてほしい