HUAWEIのウォッチは、どのモデルもバッテリー持続時間に余裕があることが特徴です。スペック値によると、HUAWEI WATCH GT 5(41mm)なら通常使用で約7日間持続するとのこと。実際にどの程度持つのか検証してみました。

  • バッテリー消費量を実際に使用して検証

*デバイスのバッテリー消費量は、使用条件や使用する機能・頻度によって異なります。この検証以外の計測結果を保証するものではありません。

公式スペック値は「通常使用で約7日間」

検証の前に、HUAWEIが公式に提示しているスペック値を確認しておきましょう。今回は、HUAWEI WATCH GT 5(41mm)を使用します。スペック表によると、バッテリー持続時間は下記のとおりです。

  • 通常使用で約7日間
  • ヘビーユースで約5日間
  • 常時点灯機能使用時で約3日間
  • 公式サイトのスペック表。通知や通話、ワークアウト、音楽再生等の使用条件が明示されています。今回は41mmモデルを使用

常時表示オフなら、72時間使っても残量71%

はじめに、通知オン、心拍数・血中酸素・睡眠・皮膚温等の計測をオンにして、通常どおりに使用します。ワークアウト(ウォーキング)は期間中に1回。公式スペック表の「通常使用」の条件よりも、通知や通話は少なめで、Bluetooth通話・音楽再生は使用していません。

手首を下げている間は画面表示がオフになる「常時表示オフ」の設定です(デフォルト)。

充電が100%の状態でテストを開始し、およそ3時間ごとにバッテリー残量を記録。72時間使用しました(入浴時のみ外す)。結果は次のグラフのとおりです。

  • 4月23日0時に計測開始。72時間後の4月25日24時時点で、バッテリー残量は71%

72時間使用後のバッテリー残量は71%でした。1日あたりおよそ10%程度消費している計算です。

  • 常時表示オフなら、72時間使用でバッテリー残量71%

スペック値では「通常使用で約7日間」となっていましたが、これならプラス1〜2日程度は使用できそうです。

「常時点灯機能使用」はバッテリー持続時間が半分以下になるか?

次に、上記と同じ条件で、手首を下げている間も画面が表示される「常時表示オン」の設定で使用します。手首を下げている間の表示は暗く、電力消費が抑えられていますが、それでも表示オフよりは多く消費します。

  • 通常の文字盤表示と、常時表示(手首を下げている間)の文字盤表示

常時表示はWATCHの「設定」→「文字盤とホーム」から設定しますが、この際にバッテリー持続時間が短くなることを注意喚起する画面が表示されます。

  • [設定]を開き、[文字盤とホーム]をタップ。[常時表示]をオンにする際、この注意喚起画面が表示されます。チェックをタップするとオンになります

では、常時表示オフと比べて実際にどの程度短くなるのでしょうか。72時間使用してみました。

  • 4月29日0時に計測開始。5月2日24時の時点で、バッテリー残量は40%

72時間後のバッテリー残量は40%でした。1日あたりおよそ20%程度消費している計算です。ということは、「常時表示オフ」の場合の約2倍。設定の注意喚起画面で示された「バッテリー持続時間が半分以下になる可能性」は比較的正確な表現だと言えるでしょう。なお、バッテリー残量が20%を下回ると、常非表示をオフにすることを促す通知が表示されます。

  • 常時表示オンなら、72時間使用でバッテリー残量40%

公式スペック値では「常時点灯機能使用時で約3日間」となっていましたが、もう1日程度は使用できそうです。