スマートフォンでは撮影できないシーンをしっかり撮影
惜しくも次点となったのは、マーケティングの仕事に携わって1年目という北本さん。彼女も今までは「かさばるから」という理由で撮影はスマートフォンで行っていた。とはいえ、今回EX-ZR3000を使ったことで、北本さんもカメラの良さに気づかされたという。
「私は、少々近づき難い雰囲気を持つ場所やモノを撮影する『怪しい写真』が好きなんです。ただ、そういった場所は薄暗いことが多いので、スマートフォンだと撮影できないことがありました。でも、EX-ZR3000なら『怪しい雰囲気』が空気感ごと撮影できますね」とのこと。
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「怪しい写真」が好き、という北本さんの作成した記事。題材の切り口が面白く、リンクの使い方が上手だと講師からも好評だった |
「自撮り写真が苦手なので、せっかくのメイクアップ機能などが活用できなかったのが残念」と笑う北本さん |
また、北本さんはEX-ZR3000を持つようになり「夜の自動販売機」撮影にも目覚めたという。スマートフォンだとうまく撮影できなかった夜の自動販売機も、EX-ZR3000の夜景モードだと色鮮やかに撮影できたのだとか。「スマホと違って、カメラを持って歩いていると『私はこれが好きだったんだ』と気づくことがありました」とも話してくれた。
EX-ZR3000を持っていると、旅行中などは友人から撮影を頼まれることが多いともいう。
旅行に出かけて普通に撮影しても、EX-ZR3000で撮影した写真は臨場感があり、より喜ばれるそうだ。また、いろいろなモードで撮影できるので、「撮影」自体をイベントとして楽しめたとのこと。
今回の授業で受講終了という北本さんは、とにかくコースで学んだ内容を実践してみたいという。まずは趣味で集めた洋服をオークションなどでアピールし、反応を見てみるそうだ。
今後も企業とのコラボレーションが続々?
Webプロモーション&ライティングコースのメイン講師である伊藤氏によると、今回のコースは社会人数年目までの若い生徒で構成されていたという。このような世代にとって、Webというのは「あってあたりまえ」のツール。このため、自分の伝えたい情報や感情をどう広めるか、効果的にプロモーションするかということを考えることなく漫然と使用している人が多い。今はブログやSNSなど、個人がメディアを所有できる時代にもかかわらず、これらの武器を効果的に使用できないのは非常にもったいない。
今回は5カ月という短期間だったが、自分でブログを作り、アドバイスをもとに手直しをする過程で「どういった記事を公開したら、どういった反応が返ってくるのか」を知ることは、生徒たちの大きな成長になったと述べる。
また、Webプロモーションのような授業にとって重要なのは、ビジュアルの考え方、「すぐ記事にする」という即応性、継続した更新。とくに、ブログやSNSでのプロモーションでは、キービジュアルで読者の目を惹き、継続して記事をアップすることで特定の読者層をつかむことが重要だ。
特定の商品をプロモーションするならば、スマートフォンで手軽に撮影した写真ではなく、より商品の魅力を伝えられるカメラでの撮影が必須ともいえるだろう。とはいえ、スマートフォン撮影の手軽さになれている世代にとって(しかも近年のスマートフォンはカメラ機能も画質も大きく向上)、あまり面倒だとカメラを継続的に使わなくなる可能性がある。EX-ZR3000は、撮影やデータ転送などの手軽さと画質両面において、課題として非常に良いものだったと伊藤氏は語った。
今回は「実際に流通している製品をプロモーションする」という産学協同プロジェクトのため、カシオ計算機とのコラボレーションを行ったが、バンタンデザイン研究所はもともと「実践的」な授業がウリ。このため、すでに多くの業界とコラボ実績を持ち、一例として、しもきた商店街振興組合とタッグを組み、喫煙マナー向上プロジェクトを実施するという一風変わったプロジェクトも成功させている。
「Webプロモーション&ライティング」コースは、キャリアカレッジと呼ばれる社会人をメインターゲットとしたもの。Webプロモーションやライティングの技術を磨くのはもちろんだが、社会人として日が浅い生徒たちにとっては、「カシオ計算機」という自分の会社以外からの声を聴けたことも、今後の力になるのではないかとした(伊藤氏)。
カシオ計算機とのコラボレーション成功を受け、今後もさまざまな企業と協力していきたいというバンタンデザイン研究所。これからどのようなコースが開設されて、社会で活躍する生徒が生まれるのだろうか。
(マイナビニュース広告企画 : 提供 カシオ計算機)