ユニットコムのiiyamaブランドから、14,980円(税別)という低価格が魅力のAndroidタブレット「TC8RA5.0」が発売された。Android OSのバージョンは、ここ最近のアプリをしっかりと利用できる5.1.1、開発コード"Lollipop"を搭載しての登場だ。これだけ安価だと、勢いで気軽に購入してしまえる半面、性能や使い勝手に不足がないかどうかが気になるところ。今回はこの「TC8RA5.0」のスペックを確認しつつ、使い道について考えてみよう。

Android 5.1.1 Lollipopを搭載した8.0型タブレット「TC8RA5.0」

「TC8RA5.0」のパッケージを開けたところ

解像度WXGAのIPS液晶による見やすい画面

「TC8RA5.0」は、8.0型のWXGA(1280×800ドット)液晶を搭載したAndroidタブレットだ。本体寸法はW213×D129×H10mmと小型かつスリムで、かつ重量も約340gと比較的軽量。小さめのカバンにもスッと入れることができ、どこにでも気軽に持ち歩ける。液晶パネルにIPS方式を搭載しているため、豊かな色彩と広い視野角を実現できるのもうれしいところ。筐体は、光沢のある樹脂製でカラーはブラック。プライベートからビジネスまで、どのようなシーンでも使いやすい外観だが、汚れは少し目立ちやすい。14,800円(税別)という低価格で購入できるため、質感にはある程度の妥協が必要だろう。

マルチタッチパネルに対応した8.0型のIPS液晶を採用し、解像度は1280×800。16:10であるため、スリムで片手でも持ちやすい

背面にはIntelロゴが確認できる。素材はプラスチックとなり、カラーは光沢のあるブラック。指紋が目立ちやすいため、こまめに拭いてあげたい

iPad mini 2(右)を並べたところ。大きさや重さはほぼ同程度だが、画面比率が異なるぶん、TC8RA5.0のほうが縦に長い

必要最低限のインタフェースながら、microSDカードスロットを搭載

インタフェースは本体の上側、左側(裏から見て右側)に集中している。上側にはヘッドフォン端子とデータ/給電用microUSB、左側には電源ボタン、音量調節ボタン、microSDカードリーダー(SDHC対応)、内蔵マイクと、まさに必要最低限だ。内蔵ストレージの容量は8GBと決して多くはないため、microSDを利用してうまく補おう。

上側にはヘッドフォン端子とデータ/給電用microUSBを備えている。右上には200万画素の背面カメラも確認できる

左側には、電源ボタン、音量調節ボタン、microSDカードリーダー(SDHC対応)、内蔵マイクを搭載している

カメラは背面・前面それぞれに搭載されており、自分撮りにも対応している。ただし画素数は背面の200万画素に対し、前面は控えめの30万画素となっているので、チャットなどでの使い方が主となりそうだ。またステレオスピーカーを搭載しているため、動画や音楽、ゲームを迫力のある音響で楽しむことができる。同梱品は5V/2A出力の充電用USBアダプタおよびUSB to microUSBケーブルの2点のみとシンプルだ。

前面にもカメラを内蔵。画素は30万と控えめなので、しっかりと撮影したいときは背面カメラを利用しよう。またステレオスピーカーも確認できる

同梱品は2点のみ。5V/2A出力の充電用USBアダプタとUSB to microUSBケーブルというシンプルな構成だ