SSD換装の効果を検証する

整理すると、今回はPS4の内蔵HDD(500GB)を、1TBのSamsung SSD 840 EVOに換装してみた。総容量は2倍に増え、空き容量も313GBから772GBへと2.5倍近くにアップ(図41)。数多くのゲームをインストールしても、容量に余裕があるのは精神的にもよい。また、アクセス性能も大きく向上しているので、ゲームの起動時間短縮など様々なレスポンスの向上も期待できる。

(図41)Samsung SSD 840 EVO 1TBに換装後、空き容量は772GBに増えている

そこで、「アサシンクリード4」、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」、「コール オブ デューティ ゴースト」という3本のゲームソフトを用意し、起動時間やゲームスタートにかかる時間を、SSD換装前とSSD換装後のそれぞれで計測し、比較してみた(計測は3回行い、平均を採用)。

結果は下図(グラフ)の通りで、「アサシンクリード4」のシングルプレイスタートにかかる時間は、SSD換装前が約27秒、SSD換装後は約20秒に短縮された。「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のキャラ選択後ゲームスタートにかかる時間は、SSD換装前が約22秒、SSD換装後は約13秒と大きく短縮。

SSDで気になる寿命は?

PS4では、ゲームプレイ中の静止画や動画をアップロードする機能を備えていることがウリの1つであり、ゲームプレイを常時録画し続けている(古いものから上書きされていくのでHDDが一杯になってしまうようなことはない)。

そのため、SSDの寿命が気になるという人もいるだろう。SSDには書き換え回数による寿命があり、データの書き込み量を抑制することがSSDを長く使うコツと言われているからだ。ただ現在のSSDは、コンシューマー用途で自然に寿命を迎えるケースはほとんどなく(それだけ耐久性が向上している)、たとえ寿命が近づいてきても、記録してあるデータは読み込める。

そこで、Samsung SSD 840 EVOへ換装してから毎日(5日間)、ゲームを2時間ほどプレイして、SSDへのトータル書き込み量がどれくらい増えたか調べてみた。

下の画面を見れば分かるように、5日間×2時間のプレイで、増えたSSDへのトータル書き込み量は、0.11TBであった。Samsung SSD 840 EVO 1TBの場合、トータル書き込み量での推定寿命は約640TBとされている(サムスン調べ)。プレイ時間で換算すれば、1時間で約0.01TBなので、64,000時間となる。仮に毎日5時間プレイしたとすると、35年は持つ計算だ。もちろん、これはあくまで概算だが、10年やそこらで寿命になってしまうことはない。ヘビーゲーマーでも、寿命を気にせずに安心してSamsung SSD 840 EVOに換装できるだろう。

換装直後、Samsung SSD 840 EVO 1TBのドライブ情報。トータル書き込みバイト数は、1.99TBとなっている

こちらが5日間ゲームをプレイした後のドライブ情報。トータル書き込みバイト数は、2.10TBとなっている

PS4の内蔵HDDをSamsung SSD 840 EVOに換装することで、ゲームソフトのスタートにかかる時間が短縮されるなど、快適になったと感じる場面は少なくない。SSDの寿命についても、上記で実験したようにまず心配いらずだ。より快適な環境でプレイしたいという人は、PS4の内蔵HDDをSSDに換装してみてはいかがだろうか(繰り返しになるが、あくまで自己責任で試すことをお願いしたい)。

(マイナビニュース広告企画)

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