フレッシュなエアを取り込みやすいPCケースを採用

PASSANT i7MZ8N76-FFXIV

PCゲームに没頭してしまうと、時間を忘れてプレイしてしまう。特にMMORPGは、寝食を忘れてゲームに熱中してしまい、気づいたら数時間経っていたなんてことはザラにある。それだけに、PCゲームを起動するマシンは、安定した動作が期待できる性能を確保したものにしたい。ここで紹介するフェイスの「PASSANT i7MZ8N76-FFXIV」は、まさにそんな長時間プレイを支えてくれるミドルタワーPCだ。

まず外観をチェックしてみよう。同機に採用されているPCケースは、CORSAIR社の「Carbide 300R」。このPCケースの特徴は、広々とした空間を確保し、多くのエアインテークを設けていることだ。ゲーミングPCにとっての最大の敵は“熱”。ゲームをストレスなく動作させるために高性能なCPU、強力なグラフィックボードを搭載しているため、どうしても発熱量はスタンダードな性能のPCよりも増える。しかも前述したように、ゲームの場合は長時間発熱することになるのだ。その点、同機で採用されているPCケースは、フロントパネルの半分以上がメッシュ、天面も大部分が排気口となっており、大量のエアが循環しやすい構造になっている。

なお、同機に標準で搭載されている冷却ファンは、前面の140mm、背面の120mmの計2基。このPCケースには、最大7基の冷却ファンが取り付けられるが、必要最小限の基数にとどめている。確かに多くの冷却ファンを取り付ければ強制的に排熱できるが、その分動作音も増す。せっかくゲームの世界に没頭しているのに、冷却ファンの動作音が気になっては興ざめだ。同機では、ユーザーに近い側となる全面の吸気ファンが140mmと大口径なので、低回転・低騒音で効率よくエアフローを生じさせられる。

フロントは半分以上がメッシュ構造で、フレッシュなエアを取り入れやすい。背面には120mmケースファンを装備。水冷ユニットに対応したパイプホールも確認できる

天面は大部分がメッシュになっており、ここに140mmファンを2基取り付け可能だ。左側面にもエアインテークを備え、拡張ボードの冷却に寄与している

底面にもエアインテークがある。ダストフィルターで保護されており、電源ユニットがホコリを吸入するのを防いでいる。前面の吸気ファンは140mmと大口径だ

PCケースは前後幅40cm以上を確保。フルサイズの拡張ボードでも収納できる。内蔵ベイは計4基あり、標準では3基の空きがある。フロント上部にオーディオ入出力、USB3.0×2基を搭載