内蔵グラフィックスだけで意外とゲームもいける
性能面ではどうか。まず、Windows 7のWindowsエクスペリエンス インデックスだが、CPUのスコアが6.9と、エントリーモデルとはいえ申し分ない値を得ている。また、ゲーム用グラフィックスが6.5と、CPU内蔵グラフィックスを使用するPCとしては高い値になっている。Haswellで強化されたグラフィックス性能が発揮されていると考えられるが、専用のグラフィックスチップを持たないこのマシンでゲームを楽しむことはできるのだろうか。
いくつかの人気タイトルのベンチマークテストを試してみたところ、さすがに標準設定のままだと、動作はするもののカクカクとした描画速度にとどまった。しかし、設定を変更して負荷を軽減してやれば、1280×720程度の解像度であれば、十分実用的なレベルのスピードでプレイすることができそうだ。ゲーム用のマシンではないため、PCゲームをフルに楽しみたいというユーザーには向いていないものの、興味が出てきたのでちょっとゲームの世界をのぞいてみたいというくらいのニーズには対応できるし、ブラウザ上で遊ぶカジュアルなタイトルならまったく問題ない範囲といえるだろう。
3DMark Vantage Performanceプリセット | |
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3Dmarks | P3529 |
GPU SCORE | 2951 |
CPU SCORE | 8562 |
3DMark Vantage GPU SCORE | |
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1280×720 | 2955 |
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10 | |
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1280×720【最高品質(ノートPC)】 | 3325 |
1280×720【低品質(ノートPC)】 | 5129 |
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ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10。最高品質の設定(左)では標準的な動作(普通)が見込めるが、解像度を下げると"快適"な動作に。「低品質(ノートPC)」(右)に変更すると"快適"とお墨付き。実用的なレベルでの描画が可能に |
モンスターハンター フロンティア オンライン ベンチマーク 大討伐 | |
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1280×720 | 1855 |
ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 | |
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1280×720【描画設定1】 | 4868 |
1280×720【描画設定3】 | 586 |
拡張ポート類は標準的なものがそろっており、ディスプレイはHDMIとアナログRGBの2系統、有線LAN、SD/メモリースティック対応のカードリーダー、USB 2.0×2ポート、USB 3.0×2ポートなどを備えている。そのほか、あくまで参考情報だが底面のカバーは数本のネジを外すだけで開けることができ、DIMMスロットや2.5インチドライブベイへのアクセスも比較的容易だ。ユーザーによるパーツ交換はメーカー保証外となるが、知識のあるユーザーならある程度のカスタマイズを自己責任で行うことも可能な設計となっている。
eX.computer note N1500Jシリーズは、堅実な作りと実用十分な性能で6万円を切る価格帯を実現し、コストパフォーマンスの高い一台となっている。フルHDディスプレイでない点にだけ気をつけておけば、間違いなく納得できる性能を提供してくれることだろう。
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