こんにちは、作曲家の梅垣ルナです。私も晴れてこの10月にiPhoneユーザーになりました。今はあれこれアプリをインストールして楽しんでいるところです。

プロフィール:梅垣ルナ
作編曲家、キーボーディスト。4歳からエレクトーン、ピアノを学ぶ。学生時代より本格的に作曲活動を開始。ゲーム・ミュージックなどの映像作品を中心に、さまざまな楽曲を提供している。代表作に「チョロQ」シリーズ、「ロックマンゼロ」シリーズほか多数。また自身のリーダー・ユニット「Lu7」(エルユーセブン)ではイマジネイティブな楽曲とハートフルなキーボード・プレイを展開。2014年に4thアルバムをリリース予定。

日常生活においては、自分の演奏の記録や、息子の鍵盤ハーモニカの演奏や歌声をiPhoneで録音したりもするのですが、そろそろデフォルトのモノラルマイクでは、物足りなく感じてきていた今日この頃。演奏のUSTREAM配信などもしてたまに遊んでおりますが、もっと良い音で配信できないものかと考えていました。そんな折にすてきなアイテムを発見してしまいました。それはZOOMのiQ5

手の平サイズのかわいいヤツ

持ってみるとコンパクトな手の平サイズ。男性だったら手の平にすっぽり。女性でも手軽に、おくすることなく使えます。ワンセットで持ち歩くと、外出先でもどこでも使えて便利ですね。iPhoneへの脱着も簡単で、Lightningコネクタで本体にマイクを差し込むだけ。もちろんLightningコネクタが装備されているiPad、iPod Touchでも使えます。電源も本体から供給されるので電池いらず。これはいいね。

回転式マイクで動画も臨場感あるステレオサウンドで収録!

このマイクはくるっと回転させられるのですね、なるほど

このマイクは縦にも横にも回転できるので、iPhoneをどんな向きで使っても左右正しく録音することができるのがいいですね。ムービー撮影でiPhoneを横にした場合も、マイクを正しい方向に回転させることができます。マイクの真ん中の赤い点を対象物の中心に向ければいいので、目印として大変わかりやすいです。

ムービー撮影時のマイクの向き

机の上において通常のレコーダーとして使う場合のマイクの向き

早速、息子の鍵盤ハーモニカの演奏を録画してみるの巻

iOS標準搭載のカメラで動画を撮影してみましたが、自動的にiQ5を認識してくれるので、なんの設定もせずに動画をステレオ録音できるというのには驚きました。動画を録画するときには、iPhoneを横にして撮影する場合が多いと思いますが、そんなときにもマイクが回転してくれるので、左右正しい位置にマイクを向けられるのはいいですね。

そして肝心の音ですが、動画もステレオになるとがぜん、臨場感が出てきます。録音したものをイヤホンで聴くと、まるでその場にいるかのようなリアル感。

音がいい!

次に、愛用のフェンダーローズピアノスーツケースを弾きつつ録音テスト。

やっぱりステレオだと臨場感が違うなぁ。iPhone内蔵のマイクも悪くないですが、ステレオにすると音の広がりや奥行き感まで聴こえてくるので、とてもリアルな感じです。

ステレオの広がりを選ぶスイッチもついていて、90度と120度にセットできるんですね。120度にすると90度のときよりもさらに音がワイドに聴こえます。バンドでの広いステージ演奏、ブラスバンドや吹奏楽部などの大編成だったら、ぜひ120度で設定して録音してみたいですね。私も若かりし時代に吹奏楽部に所属しておりましたが、その頃からiQ5があったら絶対に使いまくってただろうなぁ……。

狭い部屋でのバンド練習やソロピアノや小編成のアンサンブル録音では、90度に設定すると音の細部まで収録できそうですね。子供のピアノレッスンを記録する場合も、120度にするとエアコンの音などの生活音も拾いやすくなるので、90度で録音するのがオススメです。ちなみに、この冬にホールで息子の音楽会があるので、120度の設定で録ってみるつもりです。臨場感あふれる音が録音できそうで楽しみ!