ハイエンドの極み! 高性能パーツを惜しげもなく投入

E5-2697v2は知ってのとおり、ワークステーションやサーバ向け製品でIvy Bridge-EPとしてラインナップしている。対応ソケットはLGA2011で、コア数は12、ハイパースレッディングに対応しているので24スレッドの並列処理が可能。動作クロックは2.70GHz、ターボブースト時は最大3.50GHzまで周波数がアップする。そのほか、L3キャッシュは30MB、メモリチャネルはクアッドチャネルまで対応し、最大TDPは130Wとなっている。現状でXEON E5シリーズではハイエンドモデルであり、シングルプロセッサのワークステーションとしても最上位にあたる仕様だ。

CPU周辺。メモリバンクは8スロット用意されている(※BTO標準構成では4GBが8枚使われる)。CPUクーラーはリテールが写っているが、本来はZALMAN製の静音タイプのクーラーが取り付けられる

マザーボードはASUS P9X79 W

NVIDIA GeForce GTX Titanが標準搭載される

また、こちらはBTOメニューオプションとなるが、自作PC市場で絶大な人気を誇る東芝製「HG5d」を採用したSSDも選択できる。SATA3.0、シーケンシャルリード530MB/s、ライトは490MB/s(256GB/512GBは500MB/s)の高速アクセススピードは現状で最速クラスといわれている。

現時点で最速となるSSDが選択可能

半導体・ストレージ事業による長年の実績で信頼の高い東芝ブランドのSSD。現時点で最速となるSSDが選べる(国内販売元:CFD販売)

これらのハイエンドパーツが収まる筐体は、防塵フィルターを採用したeX.computerオリジナル ATXミドルタワーケース。正直、飾り気は排除されているシンプルな外観だが、拡張性の高さは折り紙付きで、まさにワークステーション用という印象だ。ケースに搭載される電源ユニットはSeasonic製の850Wで、80PLUS GOLD認証を取得している製品。容量的にも適度で信頼性も高いことから、酷使されることが前提とされるマシンにふさわしいパーツチョイスといえるだろう。

高品質の大容量電源で連続稼働も安心