いざ、PC版「新生FFXIV」を始めようとしても、PCは機種によってハードウェアの仕様が違うので、PCゲームを動作させるときにハードウェアの適合や相性の問題がどうしてもついてまわる。
なので、まずはスクウェア・エニックスが提供している「新生FFXIV」の動作要件をチェックして、自分の手持ちのPCがそれに適合しているかどうかをチェックしたい。「新生FFXIV」の公式サイトには「必要動作環境」と「奨励動作環境」が提示されているが、PC版ならではの次世代ゲームグラフィックスの表現を楽しむためには後者「奨励動作環境」の条件を満たす必要がある。
必要動作条件 | ||
OS | Windows® Vista 32/64bit, Windows® 7 32/64 bit, Windows® 8 32/64 bit | |
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CPU | インテル® Core™ 2 Duo 3GHz | |
メインメモリ | 2GB(64bitOSの場合は4GB推奨) | |
HDD/SSD空き容量 | 20GB | |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® 8800以上、ATI Radeon™ HD 4770以上 | |
画面解像度 | 1280x720 | |
インターネット | ブロードバンド接続 | |
サウンドカード | DirectSound® 対応サウンドカード(DirectX® 9.0c以上) | |
DirectX® | DirectX® 9.0c以上 |
推奨動作条件 | ||
OS | Windows® 7 64 bit | |
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CPU | インテル® Core™ i5 2.66GHz | |
メインメモリ | 4GB | |
HDD/SSD空き容量 | 20GB | |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® GTX 660以上、AMD Radeon™ HD 7950以上 | |
画面解像度 | 1920x1080 | |
インターネット | ブロードバンド接続 | |
サウンドカード | DirectSound® 対応サウンドカード(DirectX® 9.0c以上) | |
DirectX® | DirectX® 9.0c以上 |
「奨励動作環境」ではメインメモリは4GB以上と記されているが、8GBくらいは欲しい。4GBオーバーのメモリを活用するには64ビット版のWindowsも必要になってくる。実際、「奨励動作条件」ではWindows 7の64ビット版が奨励されている。グラフィックスカード(GPU)は、NVIDIA系ではGeForce GTX 660以上、AMD系ではRadeon HD7950以上と記されている。これはNVIDIA系、AMD系、両者ともにDirectX 11.1世代のものをが奨励されているということだ。
CPUは、Core i5 2.66GHzとある。一般的にPCゲームの場合、GPUのほうにコストを掛けたほうがグラフィックス表現は上質化するため、基本的にCPUはこの条件を満たしていればいいと思う。ハードディスク容量は、インストールに必要な容量なので特に触れる必要もないだろう。画面解像度は「1920×1080ドット」(フルHD)とあるが、最近はフルHD解像度の液晶ディスプレイも1万円台前半から買えるほど安価になってきているのでいまや厳しい条件ではあるまい。
インターネット回線はブロードバンド接続が要求されているが、こちらも、条件としては敷居の高いものではない。サウンドカードの「DirectSound対応サウンドカード(DirectX9.0c以上)」という条件も、マザーボードのオンボードサウンド機能でもこの条件を満たしているので特に気にする必要はないが、新生FFXIVは5.1サラウンドにも対応しているので、音響にこだわりがある人はぜひ5.1chでより臨場感のある環境でプレイすることをお勧めする。
さて、それぞれの要件について簡単に触れてきたが、実際にプレイしてみないとやはりわからない。そこで今回は、「新生FFXIV」の「奨励動作環境」に近いPCと、それを上回るPCを用意してパフォーマンスやプレイ感を調べてみることにした。入手の手間などを考えると、適当なパーツを寄せ集めた自作PCは現実的な選択肢ではない。今回は株式会社ProjectWhite(TSUKUMO)の協力で、同社が販売しているゲーミングPC「G-GEAR」シリーズから、「新生FFXIV」奨励スペックPCのエントリーモデル「GA7J-C51/E」と、これよりも上位モデルの「GA7J-G51/ZE」を選択した。オーダーメードなので仕様によって若干上下するが、それぞれ価格は10万円前後と15万円前後。これらのモデルは自分好みに簡単に構成を決められるので、「新生FFXIV」プレイ用にカスタマイズする場合でも、予算や強化したいパーツに応じてスペックを決められるのが大きな魅力となっている。
GA7J-C51/E 標準仕様 | ||
OS | Windows 8 64bit、Windows®7 Home Premium 64bit | |
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CPU | インテル® Core™ i7-4770(3.40GHz) | |
メインメモリ | 8GB | |
HDD | 1TB | |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® GTX 650Ti | |
LAN | 1000BASE-T | |
サウンド | HDオーディオ(オンボード) | |
DirectX® | DirectX® 11 |
GA7J-G51/ZE 標準仕様 | ||
OS | Windows 8 64bit、Windows®7 Home Premium 64bit | |
---|---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-4770K(3.40GHz) | |
メインメモリ | 8GB | |
SSD/HDD | 128GB/1TB | |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® GTX 770 | |
LAN | 1000BASE-T | |
サウンド | HDオーディオ(オンボード) | |
DirectX® | DirectX® 11 |
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