まずは、「新生FFXIV」奨励スペックPCのエントリーモデル「GA7J-C51/E」から見ていくことにしたい。
CPUのCore i7は4コアの8スレッド対応で、「新生FFXIV」奨励スペックを大きく上回る性能がある。メモリも筆者が推奨した8GBを搭載。OSは64ビット版のWindows 7が選択されている。気になるのはGPU。「新生FFXIV」奨励スペックではGeForce GTX 660以上とあるのに対して、このマシンはGeForce GTX 650 Tiを搭載している。若干推奨スペックには及ばないのだが、どちらもGPU世代はDirectX11.1なので表現能力的には同じ。異なってくるのはシェーダープロセッサ(SP)の数だけとなっている。
まずは、定量的なパフォーマンス測定を行うべく、「新生FFXIV」公式ベンチマークをこのマシンで実行してみることにした。設定は、解像度を1920×1080ドット、グラフィックスクオリティを「最高品質」と「標準品質(デスクトップPC)」の2種類とした。
実行結果は、ご覧の通りで、「最高品質」で4934、「標準品質(デスクトップPC)」で11120となった。
なお、ベンチマークスコアとその評価の関係は以下の通り。GPUがGeForce GTX 650 Tiだったことは心配無用だったようで「最高品質」でも「快適」との診断が下された。
計測スコアとプレイの目安について | 【7000~】非常に快適 | 非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。 |
---|---|
【5000~6999】とても快適 | とても快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても、とても快適に動作すると思われます。 |
【3500~4999】快適 | 快適な動作が見込めます。グラフィック設定をより高品質にしても快適に動作すると思われます。 |
【2500~3499】やや快適 | 標準的な動作が見込めます。余裕があればグラフィック設定の調整をお勧めします。 |
【2000~2499】普通 | 標準的な動作が見込めます。 |
【1500~1999】設定変更を推奨 | ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はグラフィック設定の調整をお勧めいたします。 |
【1000~1499】設定変更が必要 | ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。グラフィック設定の調整が必要で、調整により改善される可能性があります。 |
【1000 未満】動作困難 | 動作に必要な性能を満たしていません。 |
「標準品質(デスクトップPC)」だと、フレームレートはほぼ60fpsがコンスタントに出ており(VSYNC=ON時)、50fps台にはほとんど落ち込まない。遙か遠方まで壮大な情景が広がる屋外シーンでも、無数のプレイヤーキャラクタたちが集う市場回廊でも、非常に画面の動きがスムーズなまま。続いて、「最高品質」に設定してプレイしてみたが、確かにグラフィックス表現が各段に上がる。フレームレートは「標準品質(デスクトップPC)」よりやや下がり、30~40fpsとなる。普段は40fpsくらいだが、前述したような描画オブジェクトが多くなると30fpsくらいになる。
ただ30fpsといえば、一般的なゲームでは、プレイに問題ないフレームレートではあるし、「新生FFXIV」はアクション系のシューティングゲームではないので、これでも十分にプレイできる。おそらく「標準品質(デスクトップPC)」のコンスタントな60fpsの超スムーズな味わいを知らず、最初からこの状態でプレイしていれば、これで不満が出ることもないだろう。
・「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」の実施・検証は編集部が独自に行っております。
©2010-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
※SQUARE ENIXおよびSQUARE ENIX ロゴ、ファイナルファンタジー/INALFANTASYは、日本およびその他の国における株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの商標または登録商標です。
※エオルゼア/EORZEAは、日本およびその他の国における株式会社スクウェア・エニックスの商標または登録商標です。